四柱推命・紫微斗数ブログー東京ひなた日和

四柱推命や紫微斗数の占い鑑定をしている綾野結麻のブログ。占いを通して運命の不思議不思議を探求しています。

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お母さんがガンになった大運

先日対面鑑定に見えたお客様の四柱推命の命式です。

時日月年
丁壬己癸
未申未丑

大運  1 庚申 
   11 辛酉 
   21 壬戌 
   31 癸亥 
   41 甲子 
   51 乙丑


夏の未月の生まれの日干が壬の命式です。
夏の壬で地支には燥土があり、夏の熱さで水が干上がることを恐れるタイプの命式、

干上がってはいけない日干に水を送る日支の申金が水を生み出す水源となっています。
この命式で大切な用神です。

大運をざっと見た時にこの用神の申金が攻撃を受ける31歳からの後半の亥の大運が気になりました。

何かこの時に良くない出来事がありませんか?と尋ねたら、最初は「う~ん・・・」という感じだったのですが、
更に「仕事で何かあったとか、ご家族に何かあったとかありませんでしたか?」と聞くと、ハッ!としたように「そういえばこの時期に母が乳ガンになりました。」

とのことでした。

水源で用神の申金は印星で家族で言うとお母さんに当たります。
日支の位置は自分の生活環境や夫婦の部屋。
また自分を生じている申金は自分のお仕事運の用神でもあります。


だから自分の仕事か家族に何かあったか?と尋ねたのです。
そして日支にある申金が攻撃を受けてお母さんが重い病気に罹った時期でした。

そりゃあ人間生きていれば良くない事や嫌な事の一つや二つは当たり前にあるだろう、たまたま当たっただけでは?

と言う人もいるでしょうが、ガンになったという言葉を聞けば寝ていれば治ってしまう単なる風邪とはレベルが違う生死が頭をよぎるくらいの重篤な疾患です。

更に治療費もたくさんかかります。

用神で印星の申金が攻撃を受けた大運の流れがこのような事象を招きました。

鑑定の後でお客様から頂いた言葉です。

癌を患った母が、私の盾になってくれていたというお話には大変衝撃を受けました。
近年、気持ちのすれ違いの多い私たち親子なのですが、母に感謝の気持ちで一杯となりました。

発せられる言葉や目に見える事だけでない、それを超えたものを信じようと思いました。
想像力は大事ですね。


「順番の問題でいつかお母さんは自分よりも先にあちらの世界に行っていなくなってしまう時が来る。
その時に今度またこの申が傷を受ける運気がくれば、もうお母さんはいないから今度は自分に来るからね。
予期しない突然の災いが降りかかってきても対処できるように備えないとね。」

という話しをしました。
印星のお母さんがいなければ攻撃の刃は矛先を収めて通り過ぎてくれるというわけではなく、それに代わるものに向かいます。

だから、ただやみくもに恐れおののいているだけではなく、しっかり対策をして大難を小難にしましょうねということです。

このお客様は母方のご家族方に乳ガンを患った方がお母さん以外にもいらっしゃるそうで、そのため自分もいつかそうなるのではという恐れを持っていらしたようでした。

命式を見れば己土が壬を濁し己土濁壬でこの己土は根がありけっこう強いので、これが嫌な感じです。

己が嫌ならば木で剋せば良い。

木は植物、野菜に果物、海藻類。

血の中に溜まるドロドロベトベトのガンのもとになるものをきれいにお掃除してくれるもの。

 

そしてそれ以外にもガンのもとになる良くないものがおっぱいに溜まりにくくなる薬膳の食養生や生活養生の乳ガン予防策をたくさんお伝えしました。

これらはアンチエイジングや更年期障害対策にもつながることなので、毎日楽しみながらご家族みんなでガン予防ができると思います。

お仕事に、そして家族の健康を守るお母さん業に頑張って下さいね!