こんばんは。大矢です。(暴言注意)
子育てや発達・学校教育・勉強・いじめ等でのお悩みはございませんか?現役の小学校教師が忖度も建前もなく、本音でその問題に向き合います。何気ないことから、学級担任には言いにくいことまでお気軽にどうぞ。メッセージまたは最下部のフォームより24時間受け付けています。
6年生が修学旅行のために連日遅くまで話し合っている。席は近くなので会話が聞こえてくるのだが、話の内容がバカバカしい。
どうやら服装のことをどう伝えようか迷っているらしいのだ。確かにこの時期の日光はだいぶ寒い。冬に近い格好が良いだろう。常識で分かる。
それでもなぜ綿密に話し込んでいるのか?
それは保護者から質問の嵐に遭うからだ。
「フリースがいいんですか?」
「セーターはあった方が良いでしょうか?」
「うちの子は長ズボン嫌いなんですよ?」
くだらないよな?
しおりに持ち物だけ書いておけば済む、という訳にはいかないのである。
修学旅行はたかが1泊2日に過ぎない。とりあえず家で考えても、事足りる日数だろう。
何でもかんでも不安を学校へ押し付けるんじゃない。家庭で少しは考えろ。子どもと一緒に考えろ。家庭はそんなに時間が惜しいのか?
考えればわかるであろう質問のために、とんでもない時間と労力がかかっているんだ。
これも守りの教育。言われる前に先手を打っておきましょう。っていうアレのせい。だから教師は何事にも武装することになってしまう。
それと、小遣いのことも話していたな・・財布の管理をどうするか。
「お風呂入っているとき、財布はどうしましょう?パワハラ校長に預かってもらましょうか?」
「金庫が部屋の中にないかな?」
盗まれるのが前提(笑)
6年の担任に頭が下がる。金の管理なんて自分でしてくれよ。何か起こるのが嫌なら持ってこなければいいじゃないか。こういうことも教員たちは考えている。
いかにトラブルが起こらないように、起こった時にも指導した証拠を残せるようにしている。
これって何にも教育的ではない。親にも子どもにも、思考停止させているだけ。
どこまでも学校で引き受けるのは勘弁してほしい。修学旅行なんて廃止だ廃止。学校が責任抱えて100名以上の児童を連れていく時代ではないって。
昨日の夜9時にもひとり親が学校へ来て、文句を言っていったらしい。担任不在だったが、職員室に明かりが点いていたから入ってきてしまったのだ。終わってる。