ソフトウェア企業のMicroStrategyとその共同創業者であるマイケル・セイラーは、現在ではビットコインと密接に結びついた存在となっています。本記事では、MicroStrategyとビットコインの関係について詳しく解説します。
MicroStrategyとは?
MicroStrategyは元々、企業向けのビジネスインテリジェンスソフトウェアを開発する企業として設立されました。このソフトウェアは、企業がデータを簡単に分析し、意思決定を改善することを目的としています。
同社は1989年にマイケル・セイラーによって設立され、1998年にNASDAQに上場しました。しかし、2000年には米国証券取引委員会(SEC)から、ソフトウェアおよび情報サービスの売上高や利益を過大計上したと指摘され、セイラーを含む経営陣3名が和解に応じることとなりました。
その後、MicroStrategyの株価は長年低迷していましたが、2020年のビットコイン購入発表をきっかけに大きく上昇し始めました。
MicroStrategyのビットコイン財務戦略
2020年、MicroStrategyは財務資産としてビットコインを採用するという画期的な決定を下しました。セイラーは、インフレによる米ドルなどの法定通貨の価値低下を懸念し、2億5000万ドル(約375億円)分のビットコインを購入しました。
「この投資は、ビットコインが世界で最も広く受け入れられている暗号資産であり、価値を保存する手段として信頼できるものであるという我々の信念を反映しています」とセイラーは述べました。
以降、MicroStrategyはコンバーチブル・ノート(転換社債)の発行を通じて資金を調達し、さらに多くのビットコインを購入する戦略を採用しました。この戦略は、MARA(Marathon Digital Holdings)やRiot Platformsといった他の上場企業にも影響を与えました。
2023年12月、セイラーはCNBCのインタビューでこの戦略を「マンハッタン不動産の発展になぞらえることができる」と説明しました。「マンハッタンの不動産価値が上昇するたびに、さらなる開発のために新たな資金が調達されるのと同じです」と述べています。
現在、MicroStrategyは自らを「世界初で最大のビットコイン財務企業」と位置づけています
マイケル・セイラーとビットコイン
現在、マイケル・セイラーはビットコインの熱烈な支持者として知られています。しかし、彼が最初からビットコインに肯定的だったわけではありません。
2013年には「#Bitcoin の寿命は短い。オンラインギャンブルと同じ運命をたどるのは時間の問題だ」とTwitterに投稿していました。
しかしその後、彼の考えは180度変わり、ビットコインを最良の長期資産として位置づけ、価格が高騰しても継続的に購入する方針を打ち出しました。
セイラーは、今後21年間でビットコインの価格が1300万ドル(約19億5000万円)に達すると予測し、ビットコインが世界の総資本の大部分を占めるようになると考えています。
MicroStrategyのビットコイン戦略への批判
MicroStrategyの積極的なビットコイン購入戦略には批判の声もあります。
2024年11月、Robinhood傘下のSherwood Mediaは、MSTRの時価総額が保有するビットコインの3倍に達していることを指摘し、価格下落時の強制売却リスクを警告しました。
また、2024年11月には、かつてビットコイン強気派だったCitron ResearchがMSTRの空売り(株価下落を見込んだ取引)を発表しました。Citronは「MSTRは過熱しており、ビットコイン投資の手段として必須ではなくなった」と述べています。
さらに、MSTRの株価が大幅に下落した場合、MicroStrategyは40億ドル以上の転換社債を返済するためにビットコインを売却せざるを得なくなり、それがさらなる価格下落を招く可能性があると指摘されています。
MicroStrategyの未来
MicroStrategyのビットコイン戦略は他の企業にも影響を与えており、日本のMetaplanetやカナダのMatador Technologiesも同様の戦略を採用しています。
MicroStrategyは今後もビットコインの購入を継続する姿勢を示しており、2024年10月には、さらに420億ドル(約6兆3000億円)を調達し、ビットコインを追加購入する計画を発表しました。
2025年1月には、Class A普通株式の発行数を30倍に増やす決議を可決し、当初の計画を大幅に上回るビットコインを取得できるようにしました。
現在、MicroStrategyは480億ドル(約7兆2000億円)以上のビットコインを保有しており、これまでの投資で177億ドル(約2兆6550億円)の利益を上げています(SaylorTrackerのデータによる)。
また、セイラーはMicroStrategyを「ビットコイン銀行」として成長させ、時価総額1兆ドル(約150兆円)の企業にするという野望を持っています。2024年10月には、ビットコインを担保とした資本市場向けの金融商品を開発する計画を明らかにしました。
さらに、他の大企業にもビットコインの採用を呼びかけており、2024年12月にはMicrosoftの取締役会に対して「ビットコインを導入すれば5兆ドル(約750兆円)の価値を生み出せる」と提案しましたが、現時点では否決されています。
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