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3か月前から続く胃の不調でお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。
ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。
3か月前から続く胃の不調に悩んでいます。
症状が始まってから食事を十分に取ることができず、日常生活にも支障が出ています。
内科や消化器科のクリニックでは機能性ディスペプシアと診断を受けました。処方された薬の服用を続けていますが、なかなか改善することができません。
仕事中もみぞおち周辺の不快感が気になって集中力が落ちてしまっています。食事をする気にならず家族との時間も減ってしまいました。この状況を改善したいと思い、鍼灸治療について興味を持ちました。
胃の不調の原因について、ストレスや食生活の乱れなど心当たりはあるのですが、何か他にも要因があるのではないかと心配しています。
また、自宅で痛みを和らげる方法があれば教えていただきたいです。温かいタオルを腹部に当てるなどの対処法を試してみましたが、一時的な効果しかありませんでした。
会社の同僚に鍼灸治療が胃腸の問題に効果的だと聞いたのですが、私の症状に対しても有効なのでしょうか。治療を受けることで、現在の症状の改善や痛みの軽減が期待できるのかどうか、ぜひお聞きしたいです。
ご質問ありがとうございます。私が回答させていただきます。
当院では、機能性ディスペプシアの症状でお困りの方が多く来院されています。
長引く胃の不調で食欲不振やみぞおちの不快感が続くと、日常生活にも影響が出てしまいますよね。
今回は、そんな胃の不調に対する当院での治療方針と、自宅でできるセルフケアの方法についてお伝えさせていただきます。
まず、機能性ディスペプシア(FD)についてご説明します。
機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどのさまざまな症状が慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどのような異常がみつからない病気です。
生命にかかわる病気ではありませんが、つらい症状により、患者さんの生活の質を大きく低下させてしまう病気です。
ストレスや食生活の乱れが主な原因とされていますが、明確な原因が特定しにくいことも特徴です。
鍼灸治療は、古くからさまざまな身体の不調に対して用いられてきました。
特に、胃腸の不調に対する効果も期待されています。鍼灸によって自律神経のバランスを整え、胃の働きを正常化することが可能とされています。
また多くの機能性ディスペプシアの人に共通しているのは「みぞおち周辺とその裏の背中」が張っていることです。胃の周囲を取り囲むお腹と背中の筋肉が過緊張すると、胃を圧迫させるのでその結果、胃の働きを悪くし異常をきたします。
多くの機能性ディスペプシアの治療においてその「みぞおち周辺とその裏の背中」の筋緊張を解消することは欠かせません。
当院では、お腹や背中の張りを解消させるときに、主に手足にあるツボに鍼を入れていきます。直接お腹に鍼を打つことはしないので、恐怖心も少なく施術を受けることができます。
やさしい鍼刺激は,リラックス効果が期待でき自律神経が安定的に働くことへの効果があることも知られています。
多くの機能性ディスペプシアにおいて鍼治療は効果的に働きます。他の治療では得ることができないピンポイントな筋緊張の緩和、リラックス効果、血流改善効果が期待できます。
鍼灸治療は胃の働きに関わる血流をピンポイントで改善できる、機能性ディスペプシアにとって最も理想的なアプローチが可能な治療法です。
自宅でできるセルフケアとして、以下の方法を試してみてください。
まず、温かいタオルを腹部に当てる方法です。これは、胃の血流を促進し、緊張を和らげる効果があります。ただし、一時的な効果にとどまることが多いです。
次に、リラックスできる環境を作ることが大切です。ストレスは胃の不調を悪化させる要因となるため、リラクゼーション法や趣味の時間を持つなど、ストレス解消に努めましょう。
機能性ディスペプシアに対する施術方針はこちらのページが参考になります。
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。