ジャスミンのひっそり暮らし

50代脱サラ在宅フリーランス。ほどほどに働き、ほどほどに節約し、ゆるく暮らしています。

つかの間の息抜き

ここしばらく、仕事で忙しい日々が続いています。

実は先週末が誕生日だったのですが、土日ともに仕事をしていました。

今週木曜日に大きめの仕事をひとつ納品したら、ちょっとゆっくりできる予定だったのですが、ありがたいことに同じ取引先から再々追加の発注をいただいたので、今週末も仕事になりそうです。

しんどかったら断ればいいんですが、この会社はけっこう高値で発注してくれるので、「断るのはもったいない」と思ってしまいます。また、フリーランスの仕事には受注の波があるので、「稼げるときに稼いでおかないと」という心理も働き、断るのは(心理的に)簡単じゃありません。

 

わんこそば状態の仕事を納期までに仕上げるべく根を詰めて働くと、夜にはもうグッタリ。自炊するのが面倒になって、夕飯がコンビニ飯になったり。ついついアルコールを飲んで発散したり。良くないですね。

 

疲れがたまっていたのでしょう、今日は午前中から頭の回転がイマイチで仕事の進みも悪かったので、午後は思い切ってお休みにして、図書館まで行ってきました。

 

一昨日は冬並みの寒さだったのに、今日は急に気温が上がって、冬用の上着をはおってテクテク歩いているとちょっと汗ばむくらいでした。

近所のお宅の植え込みからは沈丁花の香りが漂い、そのそばでは、早咲きの桜が見頃になっていたり。そうかと思うと、図書館の近所では遅咲きの梅が満開だったり。2時間程度のお散歩ですが、春を満喫しました。

 

家の中で仕事をしているうちに、気がついたら春が終わってた…なんてことにならないよう、もう少し仕事のペースを抑えたいなぁ。

と言いつつ、高値の仕事が来たら、また受けちゃうんだろうけど。

その月の生活に必要な額を稼ぎ終わったら、あとは働かずに遊んで暮らすぐらいの度胸があればいいんですが、うーん、そこまで悟りを開けません。

条件のいい仕事を見ると目に$マークが出ちゃう。煩悩まみれです(笑)

そんなわけで、まだしばらくの間、仕事と生活のペース配分に悩む日が続きそうです。

 

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いちごの思い出

小さい頃、いちごが大好きでした。

うちの家には、子どもが自分の誕生日に、好きな食べ物を親にリクエストできる制度があったんですが、ほぼ毎回いちごを頼んでいたような気がします。

でも、リクエストして買ってもらった食べ物は兄弟全員で分けるので、自分が口にできる量はしれたものです。

そんな私の子どもの頃の夢は、いちご1パックを全部ひとりで食べること。当時から食いしん坊だったんですね(笑)。

 

大学に入ってひとり暮らしを始めたときに「今こそ長年の夢をかなえる時がキタ━(・∀・)━!!!!」と思いました。

昔は果物が今よりだいぶ安くて、小ぶりのいちごなら貧乏学生にも買えたのです。だからスーパーで買ってきて、1パック全部ひとりで食べてみました。

 

で、実際に食べてみてどうだったかというと、最初はすごくおいしかったんだけど、食べ進んでお腹がいっぱいになるほどに、なんだか物足りなく感じて。

「家族で分けて食べるほうがいいな」と思いました。

 

私は独立心旺盛なタイプで、18歳でひとり暮らしを始めたときにもホームシックなど一切なく、自由な生活を満喫していました。

だから、自分がそんなおセンチな感情を持つなんて意外でしたが、まあ、かわいいところもあったってことですかね(笑)。

 

甘酸っぱいいちごは、私にとって、幸せな子ども時代につながる味なのかもしれません。

 

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フリーランスのふるさと納税

昨日やっと確定申告を終えました。

初のe-Taxで勝手が分からなかったのと、スマホの小さい画面でポチポチと入力するのがしんどくて、2時間以上かかってしまいました。めっちゃ疲れた……

とりあえず終わって良かったけど、来年になったらまた手順を忘れて、同じ所でつまずいていそうです。

 

ところで、去年は自分の収入でふるさと納税がどれくらい使えるのかよく分からず、おっかなびっくりで少しだけ寄付したんですが、個人事業主向けに控除上限目安を算出できるサイトを見つけました。

ふるさと納税の控除上限額(限度額)がわかるシミュレーション&早見表 | ふるさと納税サイト「さとふる」

 

前年分の確定申告書に記入した3つの金額を「詳細シミュレーション」に入力するだけで、ふるさと納税をした時の控除上限額を計算できるようになっています。

このサイトによると、もう少し寄付しても大丈夫だったみたい。よし、今の買い置きがなくなったらお米をもらおうと心に決めました。

さあ、バリバリ働いてバリバリ納税するぞ〜!そしてお米をゲットだ!(笑)

 

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『持たない幸福論』を読んで

phaさんの『持たない幸福論』を読みました。

「働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない」というサブタイトルに惹かれて、図書館で借りてきたものです。

こういう隠居系節約生活者の著作を読むときには、書店で購入するのではなく図書館で借りる方が、著者の生き方に敬意を払ってるような気がするんですよね。というのは、買わないことに対する都合のいい言い訳でしょうか(笑)

 

社会と自分の関係 『持たない幸福論』から

私が本書の中で面白いと思ったのは、「第一章 働きたくない」の中の「社会と自分の関係」。以下にその内容をかいつまんで説明します。

人間は自分一人だけでは自分の行為に意味を与えるのが難しくて、ある程度他人から認めてもらわないと、むなしさを感じやすい。けれども、周囲の人や社会から求められる通りにひたすら働き続けると、「あれ?そもそも自分は何をしたかったんだっけ?」と、これまたむなしくなってしまいがち。

周りの人や社会が求めるものと、自分のやりたいことが食い違って悩みが生まれたときに、うまくバランスを取る方法として、著者は以下の四象限に整理して考えることを提案しています。

 

 

  1. 仕事もうまくいっているし、自分自身も充実している(社会肯定・自分肯定)
  2. やらなければいけない仕事はたくさんあるが、うまくこなせなくてつらい(社会肯定・自分否定)
  3. 自分はもうだめだ、仕事も何もかもどうでもいい(社会否定・自分否定)
  4. 引きこもって自分の好きなことをしているだけで楽しい(社会否定・自分肯定)

軽い不調で(1)から(2)の状態に入っただけなら、すぐに(1)に戻ることもあるけれど、深みにはまって抜け出せなくなったときには、一旦(3) (4)を経るほうが良い。

調子の悪いときに社会復帰を焦って、(2)から(1)へと無理に戻ろうとするのがあまり良くないのは、(2)の苦しみの時期が長いほど、(1)に戻れずに(3)に入った時のどん底状態は深く長くなってしまうから。

(2)に入ったときにジタバタせず、自然なサイクルに任せておけば、(3) (4)と心が変化して、そのうちまた(1)に戻ってくる。だから、(2)に入ったと思ったら無駄に抵抗せずすぐに逃げ出して、(3)を一瞬で終わらせて、できるだけ早く(4)に行くのが全体の起伏を少なくするコツ。つまり、こまめにガス抜きをするのが良い。

というのがphaさんの主張です。

 

感想とガス抜きサイクルの実例

なるほどな〜。上記の分類は、私の実感にも合っています。

  1. 会社員として仕事をバリバリこなす(社会肯定・自分肯定)
  2. プレッシャーきつい。残業しんどい。やる気でない(社会肯定・自分否定)
  3. もう会社なんか辞めちゃえ(社会否定・自分否定)
  4. 失業給付を受けつつ数か月ぶらぶら(社会否定・自分肯定)

…と、数年前に大きな波を経験しました。

 

その後、自分の好きな勉強などをして過ごすうちにエネルギーが復活してきたので、フリーランスとして起業しました。そして…

  1. フリーランスの仕事楽しい。新規取引先も開拓して順調に進む(社会肯定・自分肯定)
  2. 仕事がたくさん来すぎて土日も働く。しんどい。私いったい何やってるの?(社会肯定・自分否定)
  3. 仕事の受注量を減らす(社会否定・自分否定)
  4. 仕事に関係のない本を読んだり、ブログを書いたりするのが楽しい(社会否定・自分肯定) ←いまココ

…という状態です。

でも今回は(2)の状態で頑張りすぎず、すぐに(3)へ逃避したのが良かったのでしょう。前回よりもずいぶんと波は小さかったと思います。

今は機嫌良く(4)をやってるので、またそのうち(1)に戻るのかもしれません。

 

こんなふうに仕事量を柔軟に調節できるのも、フリーランスのメリットですね。まあ、仕事量を減らせば、その分きっちり収入も減るので、厳しいと言えば厳しいんですが。

でも個人的には、会社の中で働いていると、自分のコントロール範囲外の要素が多すぎるので、息苦しい状態が続きやすいのかなという気がします。

 

phaさんは、行き詰まらないようにするためのコツとして、旅をして日常生活を軽くリセットすることを挙げておられます。人間の精神は周囲の物理的空間に影響されるので、移動して空間を変えると、自分が普段過ごしている日常の世界を客観的に見直しやすいんだそうです。

確かにそういう面はあるでしょうね。

ただ、仕事量を減らして絶賛節約中の身には、旅に出るのはハードルが高いのも事実(笑)。

せめて、午後はお出かけをして、外の空気を吸って気分転換しようかと思います。

 

 

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子どもの遊ぶ姿を眺めてエネルギーをもらう

午前中に散歩すると、近所の公園で幼稚園くらいの小さな子どもが先生といっしょに運動しているのを見かけることがあります。

今日は2グループに分かれて、各グループから1名ずつ順番に、ちょっと離れたところに立っている棒まで走って行って、折り返して戻ってきたら次の子にバトンタッチ。そして次の子も同じように棒まで走って帰ってくるというリレーのような競技をしていました。

見ていると、走っている途中で、1人の子どもが転んでしまいました。

先生は「○○ちゃん、頑張れ〜!」とスタート地点で応援しているんだけど、その子はなかなか立ち上がらなくて。どうなるのかなと思っていたら、同じグループの子が1人、転んだ子のところまで助けに行って、手を貸して立ち上がらせて一緒に戻ってきました。

かわいいわ〜。思わず頬を緩めて見入ってしまいます。

 

でも考えてみると、小さな子どもを見て「どの子もかわいい」と思うようになったのは、ここ数年のことのような気がします。

若い頃は、かわいい子(容姿が優れているとか、性格がよいとか)はかわいいけど、かわいくない子はかわいくない、と思っていました。

でも今は幼いというだけで、無条件にかわいいと思うようになりました。まあ、自分が実際に小さな子どもの相手をする立場だったら、「このくっそガキ、にくたらし〜!」と思う場面も多々あるんだと思いますが(笑)

 

今でもそういう催しがあるのかどうか分かりませんが、昔は地域の老人会とかで、敬老の日にどっかの会館に高齢者を集めて、近所の幼稚園児がお遊戯を披露する会なんてのがあったものです。

そういうのを見ると、「おじいちゃん、おばあちゃんだって、自分の孫の運動会や発表会は見たいだろうけど、他人の孫のお遊戯を見ても別に楽しくなかろうに…… 別のイベントにしたほうがいいのでは?」と思っていました。

でも今なら分かります。というか、リアルに想像できます。

小さな子どもが大勢でステージに立って、音楽に合わせてお遊戯する姿を見るのは、きっとめっちゃ楽しいに違いない。私がおばあちゃんになったら、ぜひそういうイベントに招待されたいです(笑)

そこまでおばあちゃんになる前でも、朝の通学時間に道路に立って、小学生が安全に通学できるように見守るボランティアとか、リタイアしたらやりたいなぁと思ったりします。暑い季節、寒い季節は大変そうだけど、堂々と小学生に「おはよう。行ってらっしゃい」と声をかけられるのは楽しそう。

 

こんなふうに感じ方が変わったのは、年を取ったせいでしょうね。

自分自身が若いときには「若さ」に価値を見いだせないものですが、年を取ってくると、若々しいエネルギーをまぶしく尊く感じるようになってきます。

特に小さな子どものはしゃぐ様子は、春の野原いっぱいに咲く花にも似て、生命力があふれるよう。見ているだけでも、そのエネルギーが伝わってきて、こちらの寿命まで延びそうです。

 

というわけで、散歩中に子どもを見かけるといつも「おお、眼福、眼福」と思ってしばらく立ち止まって見学させてもらってます。そして、エネルギーのお裾分けをいただいています。

 

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株価の値下がりに思うこと

最近、S&P500やオルカンが下がってますね。

私が本格的に(と言っても、大した額じゃありませんが)投資信託を始めたのは23年の春です。それ以前にも、勤めていた会社の確定拠出年金で積み立てはしていましたが、積み立ての配分を決めた後は、ほぼほったらかしというスタイルでした。確定拠出年金以外で、証券会社の口座で投資信託を購入したのは、この時が最初です。運良くちょうど値上がりを始める前だったので、この2年で順調に資産が増えました(繰り返しますが、大した額じゃありません)。

ただ、現在まで一直線の右肩上がりだったわけではなくて、23年の10月頃や24年の8月頃には、一時的に株価が下がったことがありました。でも、私はあまり頻繁に証券口座の資産残高をチェックしていなかったので、Xで「損切り」などのワードが流れてきても、「下がってるのか…」と頭の片隅で思ったまま放置していました。

決してこのような無関心な態度が良いとは思わないのですが、下げたときに焦って手放さなかったおかげで、結果的に資産が増えたことは事実です。

 

ところで、数カ月前から生活費の見直しを始めました。住宅ローンを繰り越し返済したり、格安SIMに乗り換えたり、不要な固定費を削減したりするうちに、増やすほうにも欲が出てきたのか、以前よりも頻繁に証券口座の資産残高をチェックするようになってきました。

そしたらやはり、残高が減っていると気になりますね。

そうか。以前に下げたときにみんなが騒いでいたのは、こんな気持ちだったのね…と遅ればせながら理解しました(遅すぎ!笑)。

 

でも、今売っても損をするだけなので、そのまま持ち続ける気持ちに変わりはありません。資産運用の成績が最も良いのは、既に死んでいる人や持っていることを忘れている人と聞いたことがありますが、実際そのとおりなんでしょうね。

とは言っても、本当に忘れていたり無関心だったりすると、何かとんでもないことが起こっていても気付かなかったり、せっかく資産が増えても使う機会がなかったりするかもしれません。

ちゃんと動向は把握しつつも短期的な値動きには一喜一憂しない、そんなちょうど良いバランスを身に付けたいものです。

そのためには、株に投資する割合を増やしすぎないのも大切だと思います。もし全資産の大半を株で持っていたら、短期的な値動きに一喜一憂しないことは格段に難しくなりそうですから。

特に私のような小心者は、自分にとっての適正リスク範囲を超えるほど欲張らないことが、心穏やかな日々を過ごすためにも大事なのかなと思います。

 

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高級なお皿でカレーを食す

画家の福井安紀さんが『職業は専業画家』の中で、「駆け出しで生活が苦しかった頃、食費節約のためにカレーをよく食べた。その時にも、カトラリーだけは奮発して良いものを買って使っていた。美しいカトラリーで食べると、つつましい食事でも豊かな気持ちになれる」というような意味のことを述べておられた。

たしかに同じものを食べるのでも、適当な紙皿や割り箸を使うより、器やお箸にも気を配ったほうがおいしく感じられるだろう。

 

今日のお昼にカレーを作った時にこの話を思い出したんだけど、うちには高級カトラリーはないので、高級なお皿を使ってみることにした。

ずいぶん前に友人の結婚式の引き出物でもらったロイヤル・コペンハーゲンのお皿。たぶん今うちにある食器の中で一番高いんじゃないかな?

 

ちなみにカレーの具材は、玉ねぎ、にんじん、レンズ豆。肉なしの正真正銘節約カレーだ。いや、本当のところは、節約のために肉抜きなんじゃなくて、元々肉が好きじゃないだけなんだけど。

 

で、高級なお皿で節約カレーを食して豊かな気持ちになれたかというと……ん〜、よく分かりませんでした。普通においしかったです(笑)。

たぶん私はカレーを「貧しいメニュー」と認識していないので、お皿で高級感を底上げする必要がないのかも。ニトリのお皿で食べても、たぶん同じようにおいしい気がする。

 

でもせっかくのロイヤル・コペンハーゲンだし、華やかでかわいいお皿だから、これからはしまい込まず、もっと頻繁に食卓に登場させようかな。

 

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