コミュニティカフェの作り方　by　みみお＠はぴくす

１月９日、最終日となってしまった六本木ヒルズ・森美術館　　の「時間の終わり」展に行ってきました。



　（サイン入りのチラシです。理由は、後編にて）











当日券：１５００円（大人）
前売券：１２００円（大人）

ということで、ファミリーマートにて前売券（当日だけど）を購入していきましたが、これが大成功！

行ってみるとビックリ！切符売り場が長蛇の列。




まずは、静かで大きな空間に白いオブジェの柱が２列。
作品は、裏にありました。

後で、ビデオを見ていたら、ご本人が「まずは、ミニマルアートとしての空間を楽しんでもらい、奥まで歩いてくるっと振り返ったら、写真展だった。という１度で２回楽しめる」仕組みになっていたのです。

作品は、今まで見たことがなかった「数学的形体」シリーズ。
曲線美が華麗なオブジェに、きれいに光が当たって、まるで絵のような写真です。






「数学的形体」シリーズに続いて、これまで馴染みのなかった「機械」シリーズゾーンを抜けると、次は代表作のひとつでもある「ジオラマ」シリーズ。






こんなに大きな作品を間近で見たのは、おそらく初めてだったと思います。
「肖像写真」シリーズもそうだと思いますが、これらの作品は、偽物（剥製だったり、蝋人形だったり）を、リアルに撮ることで、あたかも本物を見ているような仕掛けになっています。

マナティは、まるで海中にいるかのようですし、
白熊とアザラシなどは、雪上のアザラシの血まで点々と再現されており、
本物以上にリアルさが伝わってきます。




「海景」シリーズは、ぽっかりとした大きな暗い空間に、作品と同じ大きさの四角いスポットライト（こんなのあるんですね！）が当たっていて、暗闇にうっすらと浮かび上がっています。





ここでは、能の舞台が設定され、イベントとして能が舞われた事もあったようです。




次の「劇場」シリーズは、杉本博司氏の代表作。何度か見たことはありましたが、これほど多くの作品を見たのは初めてでした。





このシリーズは、「映画を丸々一本写真で撮影したらどうなるか？」という発想の基、劇場内部を長時間露光（シャッターを開きっぱなし=わずかな光を長い時間かけて写真に焼き付ける）した、不思議な感覚でとてもきれいな、幻想的な作品群です。

欧米の劇場って、内装がすごく凝っているんですよね。
そんな、暗くなってしまうと見えなくなってしまうものが、銀幕から反射してくる光に浮かび上がって見えるてくるのです。

また、ドライブインシアターのシリーズは、星の軌跡がきれいな円弧を描いたり、点滅する飛行機のランプが飛び飛びの点のようにとらえられ、時間の流れを実によく表現していました。



（長くなってしまったので、後編へ続きます。）


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