サプリメントが危ない

 健康ブームでサプリメントが注目を集めています。サプリメントを飲むとなんだか健康に一歩近づいたような気がします。果たしてそうでしょうか。
 忙しい現代人、野菜をとる暇がありません、だから食物繊維、ビタミンをサプリメントから摂取します。また野菜も野菜で味が落ち栄養価も昔ほど高くないと言われています。何で昔ほどおいしい野菜がなく、栄養価も低くなってしっまったのでしょう。
 本来、田畑の栄養素は様々な微生物が有機物を分解して、植物の栄養素を作ります。植物は自分の葉っぱも自分の足下に落として来年の肥やしにしようとしています。有機物が土壌にいっぱいあれば、微生物は一生懸命分解し栄養豊かな土を作るのです。良い田畑とは、微生物がバランス良くたくさんいる田畑のことを言います。決して動物の排泄物や動植物の死骸を直接、植物の根っこが吸い取るわけではありません。必ず、微生物が分解しないと植物は根っこから栄養を吸収することはできないのです。
 土壌微生物の中には糸状菌というカビもいます。有機物があればこの糸状菌も活発に成長し土の中でネットを張ります。他の微生物は土の粒子の周りに膜を作りひっついて有機物をどんどん分解し、その膜に植物の栄養素であるミネラルをひっつけます。その膜はバイオフィルムといって保湿の効果があります。だから微生物のいっぱいいる土はしっとりしてふかふかなのです。雨が降っても糸状菌のネットがあり、バイオフィルムもあり栄養素もバクテリアも流れ出しません。土の臭いってカビの臭いだとは思いませんか、いい土はカビ、糸状菌の臭いなのです。
化学肥料とは、そこに生えている農産物がダイレクトに根から吸収できる栄養素です。その化学肥料を多用すると微生物の餌がこないことになります。有機物を分解していた微生物たちは食糧難に陥ります。微生物は食糧難に陥ると殻に閉じこもって活動をやめてしまいます。糸状菌のネットもバイオフィルムもなくなります。雨が降ると流れていっていなくなってしまいます。化学肥料ばっかり使っている、田畑には土壌微生物がいなくなり土は何の臭いもしなくなります。また乾燥するとかちかちになり、とても植物が生えそうな土ではありません。そこで化学肥料を使って農作物を育てても、人間が与えられる栄養素は限りがあります。植物に必要なミネラルは100種類以上とも言われ、またミネラルだけでなくアミノ酸なども必要なのです。土壌微生物は植物の栄養素を過不足なく作りだしますが、化学肥料ではそういう訳には行かず何かしらのミネラルが不足します。だから味が落ちたり、栄養素が足りなくなるのです。また植物自身も病気に対す抵抗力が落ち、さらに、微生物が居なくなった土壌には病原菌が入り込みやすくなるというおまけ付きです。世界中の畑でこのようなことが現実に起きているのです。
 田畑に散布するサプリメント、化学肥料には問題があることがわかりました。田畑で起こることは人のお腹の中でも起こります。
 世の中には数多くのサプリメントがあります。サプリメントは腸がダイレクトに吸収できる栄養素が多いようです。ビタミンでさえバクテリアは食物から作り出しているのです。にんじんを食べたら、腸壁がにんじんをダイレクトに吸い取る訳ではありません。腸内バクテリアや人の体が作り出す酵素などがにんじんを分解合成しビタミンB1、C、ベータカロチンを作り出しているのです。ビタミンをそのまま腸に送り込んだら、化学肥料と同じでビタミンを作り出すバクテリアたちが腸から逃げ出してしまいます。ますます腸内バクテリアのバランスが崩れてしまいます。バランスが崩れれば腸内で正常な発酵分解ができず十分な栄養を腸は吸収できません。抵抗力が落ちるのと同時に病原菌が入りやすい体になっていくのです。
 体の出す酵素による発酵、分解合成もありますが、腸内バクテリアが働かないと栄養が吸収できないため、酵素も出づらくなります。やはり腸内バクテリアのバランスを考えないとだめです。
本来私たちは野菜や肉を口でかみ砕いて、胃に送り消化して腸内バクテリアの餌を腸に送り、腸内バクテリアはその餌から人の栄養を作り出してもらって生きているのです。いきなり腸が吸収できるサプリメントは、その栄養素が足りなくて生死に関わるという人には必要かもしれませんが、健康な人がサプリメントを多用すると化学肥料を多用した田畑と同じように健康に支障を来すことになるでしょう。田畑で起こることは、体の中でも起こります。田畑で失敗した経験を生かせず、腸内でも同じ過ちを繰り返そうとしています。

腸内バクテリアはどこから来たか?

 お母さんの子宮の中は無菌状態です。生まれたときには赤ん坊の腸内には微生物はいません。それでは腸内微生物はどこから来たのでしょう。
それを私たちに教えてくれる一つの例があります。北海道などの牧場に牛がいます。牛たちは冬の間、干し草を食べ過ごしています。雪が解け、牧草が生えた牧草地に解き放たれると真っ先に青々とした牧草を食べるのではなく、なんと土を食べるのです。土壌微生物をまず体内に入れるのです。
 人も本来土から生えたものを食べ、土から生えたものを食べる動物を食べます。土から出てきた野菜には桁違いの微生物がついています。私たちの腸にも土壌微生物の中から必要なものが選ばれて住み着いているのです。だからウンチは土に戻るのです。
 人は、本来野菜などから腸内バクテリアを補給していたのではないでしょうか。しかし今の野菜は農薬が多量についていて補給どころか腸内で生きているバクテリアを殺しています。これでは、人が健康を保つことができません。実は農薬を散布した田畑では、とんでもないことが起きています。そして田畑で起こることは人にも起こるのです。

バクテリアと植物の関係を見てみましょう。土の中には様々なバクテリアがたくさんいます。バクテリアたちは何をしているのでしょう。彼らは動物の排泄するものや動植物の死骸を分解合成することでエネルギーを得ています。分解合成されたものは、ミネラルであったり、アミノ酸で植物の栄養となるものを作っています。そのミネラルやアミノ酸を植物の根が吸い取り、植物は生長し実をつけるのです。自然界では土の中にバクテリアがいないと殆どの植物は育たないのです。まるで土の中は植物にとって動物の腸のようです。動物は進化の過程で土壌バクテリアを体内のなかに持つことができたため植物と違い動き回ることができたと解釈した方がよいでしょう。

戦後、人口が爆発的に増加したので農産物の生産をあげなくてはなりませんでした。そこで化学肥料が登場します。土の中にはまだバクテリアもいて様々なミネラルを作り出しています。そこに植物の主要元素である窒素、リン酸、カリウムの化学肥料を散布しました当初は生産を大いにあげました。しかし本来は、枯れた葉っぱや死骸、排泄物から土壌バクテリアが窒素、リン酸、カリウムを作り出すのです。植物が直接吸収できる窒素、リン酸、カリウムを田畑に散布すると、土壌バクテリアの餌がこないことになります。餌がなくなると、バクテリアたちは殻に閉じこもり、雨で流れていってしまいます。田畑ではバクテリアが少なくなりバランスを崩します。すると野菜のうまみ成分に必要な亜鉛や銅などのミネラルが不足し味が落ち、そのほかのミネラルも不足するので栄養素も少なくなるのです。

バクテリアの少なくなった田畑では、もっととんでもないことが起こります。
前も書きましたが、人の口の話をします。口の中は湿り気があり、温度もあり、微生物が繁殖するには最適な環境で、実際に400〜500種類の菌が住み着いています。だから一般的には口は汚いところと言われます。果たしてそうでしょうか。
 その汚いと言われているところから、食べ物を食べる仕組みになっています。どの動物もそうです。ということはこの仕組みが、子孫を残し繁栄するのに必要だったということなのです。
 海の場合を見てみましょう。海水にはかなり多くの雑多な微生物が含まれています。ここに病原菌を入れるとたちどころに病原菌は殺されてしまいます。病原菌は非常に弱いのです。だからみんながみんな簡単に病気になることがないのです。
 おわかりになりましたか、なぜ口の中が菌が繁殖しやすくなっているか。そうです。口の中には雑多な菌がすんでいて、病原菌が入ってくると、そこで殺されてしまう第一関門の免疫システムなのです。
 手をすりむいたときに私たちは無意識に舐めるという行為をします。犬でも猫でも怪我をするとぺろぺろなめます。今の常識で言うと菌がいっぱいうじゃうじゃ居るわけですから、汚いことこの上ない話です。しかしこれも悪い菌がつかないように免疫システムを付着させていると考えると納得がいきます。人も犬も猫も動物は本能で行っているのです。
口は、食べるという行為のために、いろいろなものが入ってきます。そこにいろいろな菌をバランス良く飼っておけば、悪い菌を退治してくれるのです。
口と同じようにバクテリアが少なくバランスを崩した田畑では病原菌が入りやすくなるのです。そして人間が考え出した化学肥料だけでは様々な植物の必要とするミネラルが不足し、抵抗力がなくなります。化学肥料を使い続けると作物の病気が蔓延するようになります。そこで農薬の登場です。農薬は病原菌を殺しますが、そのほかのバクテリアも殺します。
畑に毎年トマトを植えていれば、トマトの大好きな病原菌がとりつきます。土壌バクテリアがバランスよく居れば病原菌は活躍できませんが、そこに農薬をまくと、トマトの病原菌はトマトという餌があるので24時間でおよそ1億匹になります。その中で突然変異が起こり、その農薬に耐えられる遺伝子を持つ耐性菌が出てくるのです。その次の日には、たった一匹の耐性の病原菌が1億になり、次の日にはその一匹一匹が1億になるのです。農薬をいくらまいてもトマトは病気になります。ただでさえミネラルが足りなくて抵抗力がなくなっているのですぐに病気になってしまいます。日本中の田畑でこういう問題が現実に起こっています。 現代の農業は消毒剤(農薬)を多用します。農薬を多用すると微生物が居なくなります。ところが微生物が居なくなったところには病原菌が簡単に入ってくることができます。病気にならないようにと農薬をまくと反対に病気になりやすくなっているのです。

人の場合も同じです。農薬の付いた野菜や保存料を食べ、腸内バクテリアにダメージを与えています。バランスを崩した腸内では悪い菌が繁殖しやすくなったり、食べたものがちゃんと発酵せず、腸が栄養を吸収できなくなり、病原菌に対して非常に弱い体になっているのです。特に日本人は保存料の接種が世界一なので病原菌に特に弱いと言われています。

臭いウンチは危険信号です。臭いウンチは腸内環境のバランスを崩している人です。バランスを崩していれば腸内で作り出される栄養が偏ったり少なかったりします。体中の細胞に栄養が行き届かないため各臓器の働きが鈍くなり、免疫も低下します。さらに腸内バクテリアがバランスを崩せば病原菌が入り込みやすくなるのです。
臭くないウンチの基準は、水洗のトイレであれば、次にすぐにトイレに入った人が殆ど気にならないほどの臭いです。

あなたのウンチ臭くないですか?

ふざけてこんな話をしているのではありません。最近の人は昔の人より確実に排泄物が臭くなっているのです。ウンチは元々臭いものだろうと思われるかもしれませんが、その臭さの度合いが違うのです。ある人はドブのような臭いだとか、またある人は非常に酸っぱい臭いだとか、またある人は薬品が混じったようないやな臭いであるとか様々です。
排泄物は食べたものを分解合成していたバクテリアや分解合成しきれなかった食べ物の残りかすで、排泄物の1/3から半分はバクテリアです。ですから排泄物は腸の発酵の状態を表しています。ちゃんと発酵していれば、ほんわかとしたウンチの香りですが、発酵がおかしいと悪臭になっていきます。これは簡単に見過ごせる問題ではありません。健康に関わる大事な問題なのです。臭いウンチをする人は、腸内環境のおかしい人、腸内のバクテリアのバランスに異常をきたしている人です。
腸内バクテリアのバランスを崩している人はどうなるか。
意外に知られていないのが腸内バクテリアの存在とその仕事です。
人の腸には腸壁にびっしりと100兆もの微生物が住み着いています。重さにして1Kg〜1.5Kgもいます。よく善玉菌と悪玉菌の話を聞きますが、善玉菌はよいことをして、悪玉菌は悪いことをするというイメージです。これだけの情報で考えると、悪玉菌を追い出して善玉菌だけにすればよいということになってしまいます。本当にそうでしょうか。
 なぜ腸にそれだけの数のバクテリアがいるのでしょう。食べたものは胃で消化して細かくし、腸内ではバクテリアが腸で吸収できる栄養素に分解合成しているのです。食べたものを腸が吸収できる栄養に変えてくれるバクテリアがいないと私たちは生きていけません。そこで善玉菌と悪玉菌を考えてみましょう。善玉菌の代表選手は腸内に多くいる乳酸菌です。悪玉菌の代表選手は大腸菌ウェルシュ菌です。菌は同じ種類が固まって仕事をしているわけではなく、様々な菌が協力して栄養素を作り出しています。その中で大腸菌は、ビタミンB類、ビタミンK2を作るのに必要な菌で、ウェルシュ菌は、肉などのタンパク質をアミノ酸に変えるのに必要な菌なのです。ウェルシュ菌一つを取り出して調べてみるとタンパク質を腐敗発酵させるので悪玉菌と呼ばれてしまいますが、そのほかの菌と協力してアミノ酸を作り出す重要な菌です。ウェルシュ菌がいなければ、タンパク質をアミノ酸に変えることができないのです。悪玉菌、善玉菌ではなく、様々な栄養素を作り出す様々な菌がバランス良くいることが大事なのです。悪玉菌、善玉菌と分けている理由は、大手メーカーが乳酸菌を売りたいがためです。乳酸菌だけが腸の中にいても人に必要な栄養素を作り出してはくれません。
バランス良く腸内バクテリアがいれば、いい発酵をして人に必要な栄養素を作り出します。腸内バクテリアのバランスが崩れていると変な発酵をして、ウンチが酸っぱい臭いやドブの臭いになるのです。つまり、臭いウンチは本来の発酵ではないので、必要な栄養素を作り出せていないという証拠です。腸で必要な栄養素を吸収できないとダイエットになるというような気軽な話ではありません。あらゆる細胞や臓器に栄養が行かないのですから、それぞれの臓器が仕事をしなくなるのです。肝臓が働かなければ、疲れやすくなったり、コレステロール中性脂肪がたまって血液がどろどろになったり、毒素が体から排出されなかったり、肝臓だけでも様々な問題が起こってきます。腎臓、膵臓、が働かなければ痛風や糖尿病になりやすくなるでしょう。さらに免疫細胞だってボランティアで働いているわけではありません栄養が必要です。通常健康な人でも体中で一日に4000ものガン細胞を作り出していると言われます。免疫細胞が働かなければ癌にもなりやすくなるでしょう。腸内バクテリアのバランスが崩れていると様々な病気になる危険性があるのです。つまり、ウンチ臭いイコール生存に関わる病気になりやすい体と言うことです。
最近増えてきている現代病といわれるものやアレルギーなどは腸内バクテリアのバランスを崩していることが原因です。腸内バクテリアのバランスを崩している原因は保存料です。保存料とは殺菌作用のある天然もしくは化学合成物質です。人の体には害を及ぼさないとして日本は世界一の使用量を誇ります。しかし腸内バクテリアには害を及ぼします。
臭いウンチをしている人は早急に改善しなければなりません。

バクちゃんを飲み始めて3年になる。

僕は小さいときから胃腸が弱く、すぐおなかを壊し、二十歳過ぎからは胃痛を起こすようになり、ストレスがたまると胃がすぐに痛くなった。さらにストレスがたまり生ものを食べると、食中毒のような症状(おなかが痛くなり、トイレに駆け込むと、痛さのあまり血の気が引いて、気が遠くなり、脂汗が吹き出し、吐き気がして、下痢、嘔吐)になった。今は全くない。時々冷えておなかが少し痛くなるぐらいで、嘘のようにおなかが痛くならない。また胃も痛くならない。どんなに苦況に絶たされても胃が痛くならないから、かえって悲壮感が出てないと言われた(善し悪しか)。
そう考えると胃腸が弱かったのは、小さいときから腸内細菌のバランスが崩れていたと言うことか。うちの鈴木君が、珊瑚学会に出席したときに、東大海洋研の先生からいただいた資料のなかに、珊瑚の表皮全体をバランス良く細菌が包み込んでいる。そのバランスを崩すと病気になると書かれた資料があった。田畑では、やはり土壌微生物がバランスを崩すと作物は病気になる。人間も腸内細菌のバランスを崩すとおかしくなるのだろう。
特に人は保存料や農薬付けの野菜お米を食べているのだから、無理矢理バランスを崩している。

常在菌の免疫システム

 なぜうんこが薬なるか考えてみた。病原菌などは一般的には弱い菌だそうだ。強ければみんな病気になってしまって生きていけない。どの生き物も簡単に病気にならないのは、病原菌は弱いという証拠だと思う。常在菌の中では、病原菌は生きていけないか、勢力を増やすことができないのであろう。常在菌は生き物を守っている。
 口を考えてみる、どの動物も口は湿り気があり温度も保たれている。菌が繁殖するにはもってこいの場所だ。実際に4〜500種類もの菌がいるといわれている。今の常識では汚い場所、しかしどの動物もその場所から食べ物を入れるようにできているのはなぜか。
 野生の動物、飼い犬でも猫でも怪我をするとそこをなめる、人でも指先を切ったりするとなめる。これは本能だろう。今の常識で考えれば、一番汚い場所でなめるのはおかしい。
 口の中には様々な菌がいる。そこに悪さをする菌が入ってきてもその菌だけが勢力を伸ばすことができない。あるいは殺される、口のシステムは常在菌を使った、すばらしい免疫システムなのだろう。傷口を舐めるという行為はその常時菌免疫システムを傷口に付加する行為だと思う。動物は本能で知っているのだ。
 うんこは半分近くが腸内細菌だとするとバランスのとれた腸内から出てくるうんこは常在菌免疫システムだと考えられる。だから痔が治ってしまったんだ。
(田や畑では土壌が常在免疫システム。海や川では、海水や水が免疫システムの役割を果たしているようだ。)

薬は対症療法、原因を取り除かなければ

 以前は痛くなると薬屋さんで座薬を買い、おしりに詰めた。すぐに痛みが止まるわけではなく、一週間ぐらいで腫れや痛みが治まる。しかし肛門を触ってみると、奥の方に堅いしこりがあり、それが痛い。35年間よいと思われるものを試し続けてきたが、そのしこり(痔瘻)はとれず、ことあるごとにいたくなり、最近は出血するようになっていた。しかしバクちゃんを飲んで痛みや腫れ、出血が止まって、おしりが軽くなって、肛門を触ってみるとしこりがなくなっている。どんなに押しても痛くない。ありゃ本当に治っちゃった。でも35年も膨らんでいたからふくらみはとれない。それに無理に気張ったり、永ーく座っていると、そのふくらみが鬱血して痛くなることがあるが、出てきちゃったふくらみを元に戻しておけば、すぐ元通り。長い時間のうんちは禁物、うんちはしたくなったら一瞬にして出し、まだ出そうだと思っても、出たくなったらまたすればいいという感覚でいれば問題ない。だいたい昔からうんちが長かった、それが痔になったきっかけだろう。

みんなが痔になる理由

 開発者曰く、「実は人も保存料、農薬、化学物質をいっぱい食べているから牛と同じように腸内最近のバランスを崩している。保存料の使用量は世界一だからね。最近、痔の人が増えているでしょ。」
 青天の霹靂、棚からぼた餅、濡れ手に粟、おぼれる者わらをもつかむ、なんと僕は痔だ。それも最近は出血がひどい。うんちをすると1日おきに出血する。それも気張ると水鉄砲みたいにちゅーっとでている。ズボンが真っ赤に染まったこともある。痔の出血多量で死ぬかもしれないと思っていた。手術も考えたが、再発する人が多いと聞き、ためらっていた。そんな痔を35年もやっている。てっきり冷たいコンクリの上に座っていたため痔になったと思っていた。それが原因の痔を35年も大事にとっておいたと思っていた。謎が解けた、僕のうんちは臭い!腐ったうんちなのだ。腐ったうんちが35年も通り続けているのだ、治りっこない。
 「人もそれを飲めば治りますか?」と聞いた。「もちろん治る。」とのこと。おからを発酵させたものを少しいただいて、早速飲んでみた。ちょっと発酵の臭いだが味はない。すると次の日からうんちが臭くなくなってきた。うんちもスルッとでて、少ししかでないなと思い見てみると、結構いっぱいでてる。3日目には黄色っぽくなって浮いている。全然臭くない(ほんわかとしたうんちの香り)おならがよくでる(臭くない)。驚いたことにうんちをすれば、するほどお尻が軽くなっていく。今まではうんちするのがいやだったのに、うんちするとおしりがいつも「どーん」と重たくなっていったのに、うんちが薬のようだ。拭くのがもったいないようなそんな感じさえする。出血もない。