・ブログの更新を停止します。 | アジアの真実

・ブログの更新を停止します。

タイトルの通り、ブログの更新を停止しようと考えています。2004年11月から6年以上にわたって続け、それなりの読者を抱えるようになっているブログの更新を停止しようと思うまでには相当な迷いもありましたが、大きく二つの理由により、この決断に至りました。以下に、その理由を記そうと思います。


 まず一つは、このブログを開設した当初の目的がある程度達成されていると考えたからです。何度か書いたことがありますが、このブログを開設した最も大きな目的の一つが、マスコミや教科書では伝えられない真実を多くの人に伝えることでした。そのようなことをしなければならないのは、所謂”既存マスコミ”による偏向報道や、自虐史観といったものがこの国に深く根をおろしていることに起因します。この国のガンと言っても過言ではありません。しかし現在も、これらの問題が解消されているかと言えばそうではありません。まだマスコミは度々偏向報道を続け、教科書には近隣諸国条項などという馬鹿げた項目も残っています。


 しかし、少なくとも2004年当初から、随分と状況は変わってきていると私は感じています。もちろん、すべてが改善されたわけではありません。どちらかと言えば、まだ解決には程遠いと言った方が良いかも知れません。しかし、国民の意識が当時と比べて、いろんな方面で少しずつ変わってきているのもまた事実です。

 一つ例にとってみれば、6年前の一般的な日本人が持つ、中国という国へ対するイメージはどうだったでしょうか。以前は、「平和的な隣国であり経済的に重要なパートナーである。何しろ戦時中は南京大虐殺など大変なことをしてしまったのだから、多少は向こうの無理を聞くのは当たり前。今後はアメリカよりも重要視しなければならない大事な国」 というイメージが日本中を覆っていました。中国へ対して悪いことを口にするなど、非国民同様であり、右翼的な頭のおかしい人という雰囲気すらありました。またマスコミでも、チベット問題など中国の裏の部分を報道することはタブーとされ、多くの国民が中国の真実を知らないまま、中国の言いなりに金を払い、頭を下げることが当たり前であると信じて疑わないという危機的状況にありました。

 しかし、今では日本人の多くが中国という国の真実を知り、その危険性と横暴さに危機感を抱くようになりました。チベット問題という単語もマスコミで当たり前のように聞くこととができるようになりました。これは以前と比べれば大変な進歩です。

 この進歩を作り出したのは、何もマスコミが改心した訳でもなく、教育が改善されたからでもなく、何よりネットの力が大きかったと私は確信しています。マスコミや学校教育が隠し、また偏向して伝えようとする真実を、ネットはいとも簡単に日本中、世界中に伝えます。しかもその情報は、何の組織にも属さない、何の権力も持たない一般人が発信できるのです。この簡易さと素早さという力はとても大きい。確かにマスコミの報道も学校教育も以前と比べれば少しは改善されてきているようですが、それらは自発的に改善したと言うよりも、ネットの発信力に押される形で自らの位置を受動的に修正していったと言う方が妥当でしょう。

 最近起きた尖閣問題は、ネットというメディアの影響力を示した典型であったと思います。ネットへの映像流出がなければ、あの事件はまったく違う形になっていたはずです。我々は政府により隠された真実を未だに知ることはなかったでしょう。

 2004年当時は数える程であった同種のブログやネット上のサイトは今では山のようにでき、新聞、テレビなどと言った既存マスコミに縛られない、ネットというメディアの力は今や確固たるものとなりました。この力は、もはや消えることはないでしょう。

 

 もう一つは、私的な理由になりますが、私の生活の中において、このブログを書く時間が厳しくなってきたことです。今まで私的な情報を書いたことはほとんどありませんでしたが、当然ながら私はこのブログで生計を立てているわけではありません。普段はこのブログとは全く関係のない仕事をしています。また、家族もいます。最近それらの環境の変化から、自由になる時間があまり多くなくなってきました。

 その反面、このブログの記事を一つ書くのには、かなりの時間を要します。古くからの読者の方であればご存じだと思いますが、このブログを書く上で、数値的資料や、歴史的事実を書くときにはその出展を必ず明記する等、思い込みや推測で物事を断定することは極力しないようにしてきました。そうしないとこのブログの意味がないからです。しかし、その為の調査時間などを合わせると、一つの記事を書くのに数日かかることもあります。

 最近、記事の更新が少ないと思われていた読者の方も多いと思いますが、以前は週に3回は最低更新していましたが、最近は週に1~2回程しか更新できなくなっており、それも無理をしてという状況でした。


 このブログを書くことがそれなりの収入に結びいたり、ブログではなくとも執筆活動などが生業となったりすればまた違ったのかもしれませんが、才能がなかったのか、残念ながらそうはなりませんでした。参考書籍の紹介で得られるamazonアソシエイトの収入も微々たるものですし、ブログの書籍化や単行本などの出版をきっかけに、将来的にはそちらの道へと考えていたこともありましたが、残念ながら出版社から声が掛かるなどということもなく、一時期は何度かあった雑誌やWeb上への原稿執筆依頼なども更新が減り、ランキングの順位が下がるとともになくなってしまいました。


 前述の通り、既存マスコミや学校教育が伝えない真実を伝える新たな情報発信力の一端になり、少しでも真実を広めたり、問題提起ができればとこのブログを始めたわけですが、一時期は1日数万人のユニークユーザーを抱え、ブログランキングでも長く上位に位置付けて頂き、このブログも情報発信力の一つの大きな力となったのではないかと自負もしておりましたが、ブログというネットメディアの特性上、更新が滞れば読者も離れるもので、最盛期はユニークユーザーで1日2万~3万人以上いた訪問者も、最近では多くても5000人程度となっていました。一方で、志を同じくするブログやHPは山のようにでき、その力や影響力は無視できないものとなり、実際に国民の意識も変わりはじめています。このブログを無理に続けなくとも、ネットというメディアの大きな流れが変わることはない。状況や考えは複雑ですが、無理矢理文章にするとすればこういった理由から、更新の停止を決意しました。

 

 ブログを開設した2004年当時よりも、ネットの力により真実が伝わり、国民の意識は変わってきたと書きました。しかし、日本という国も改善されたかと言えば残念ながらそうではなく、現在の日本を取り巻く内政、外交の状況は2004年時よりも大きく後退しているとも言えます。

 これから、この国は最大の危機を迎えます。多くの国民が、偏った情報や既存マスコミの報道に踊らされることなく、自分の力で真実を捉え、この国の進む道が修正されていくことを強く望みます。

 

 また、このブログは閉鎖するわけではありません。過去のアーカイブは全てこのまま公開とします。また、「更新の停止」と書きました。今までのような更新はしないつもりですが、何かどうしても書きたいことがあったらまた記事を書くかもしれません。

 また、新たにツイッターのアカウントを取りました。今後、ツイッターの方で違った形で情報発信をするかもしれません。少し休みたいのでいつ頃から始めるかわかりませんが、もしよろしければフォローをお願いいたします。

ツイッターアカウントは


lancer1_japan


です。では、これにて定例的な更新は終了とします。 最後に、古くから読んで頂いた方、最近から読み始めて頂いた方、いつもコメント頂いていた方、そうではない方も、皆さんの思いや感想などいただければとても嬉しいです。


それでは、とても長い間ありがとうございました。


lancer1


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