ウ、ウマ～な生活

中山競馬場で行われたホープフルS(2歳・牡牝・GI・芝2000m)は、好位でレースを進めた川田将雅騎手騎乗の1番人気ダノンザキッド(牡2、栗東・安田隆行厩舎)が、直線に入って抜け出し、内で脚を伸ばした3番人気オーソクレース(牡2、美浦・久保田貴士厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分2秒8(良)。

△ダノンザキッドが、３連勝で、クラシックにつながる２歳G1勝利。正直、４角競馬は向いていないように思っていましたが、上り最速で勝利。ここまでは、今年の無敗の３冠馬、コントレイルと同じ歩みですが、さて。来年の皐月賞でぶっつけでいくのでしょうか・・？！

まぁ、暮れのこのレースを使ったら、かなりの反動があるので、２年前のサートゥルナーリア、コントレイル同様、ぶっつけが正解だと思うのですが、血統的には、叩いた方がよさそうなのと、ジャスタウェイ産駒は、ヴェロックスのイメージがあるので、本番勝ち切れないイメージもあります。鞍上の川田騎手もそのヴェロックスの主戦でしたし、怪しいなぁ・・。ただ、その川田騎手は、先日の朝日杯でもグレナディアガーズで勝っていますから、どちらに乗るのか・・？

奇しくも、２年前、M・デムーロ騎手が同じ立場になり、アドマイヤマーズを選択し（いや、ルメールにサートゥルナーリアを強奪された？！）皐月賞は負けたんですが、NHKマイルは勝ちはしました。

来年、こちらに、ルメール騎手が乗るようならば、こちらがクラシック本命候補ということかもしれませんね・・。

２着に◎オーソクレース。そのルメール騎手が今回、選択した馬です、今回は、スッと、ゲートは出て、出負けはしませんでした。荒れた内枠で、力のいる馬場で頑張りました。良くなるのは、先かもしれませんが、良血馬だけに、クラシックでも期待したいところですが、前述のように、ルメール騎手が来年、どの馬に乗ってくるかで、また、話は変わってくるかなぁ・・。

３着に、ヨーホーレイク。豊マジックかなぁ・・。０，２秒差以上の勝ちがないことで消したのですが、最後はいい脚で突っ込んできました。上手いなぁ・・。ただ、兄弟がこのレースで馬券になっていたので、買おうかと思ったのですが、あまりに人気だったの旨味を考えたら、消してしまいました。

その兄弟も、３歳春以降は、力を発揮できませんでしたし、やはり、早熟血統なのだと思います、皐月賞まで走れるかどうか・・。クラシックで人気したら、消したい馬です。

４着☆タイトルホルダー。重賞２着ながら、人気がありませんでしたが、それなりに走ったと思います。新種牡馬ドゥラメンテ産駒だけに、まだ、つかめない部分は多いですが、良血馬だけに、クラシックでも、活躍する可能性はあります。まだまだ、産駒はたくさんいますし、この馬以外でも、クラシックに出走してきそうでたのしみです。

▲アドマイヤザーゲも、同じく、ドゥラメンテ産駒。こちらは、兄にダービー馬ロジユニヴァースを持つ良血馬。皐月賞大敗からダービーを制したように、今回の大敗も、いっぺんの可能性もありますから、まだまだ見限れません。いったんは、ルメールが乗った馬ですしね。トライアルで見直してもいいかも。

そして、ランドオブリバティ。まだ幼い２歳馬とは言え、G1であの逸走は驚きました。騎乗していた三浦騎手も負傷してしまい、残念。G1初勝利の道は、難しいですね・・。騎手は乗り替わりになるだろうけど、この馬が来年のクラシックに乗ってくるのか？気になるところです。

「虎の巻」には、データというものがあまりなかったので、気になったところを挙げておきます。

・前走、５着以下は消し。

・新馬勝ちでも十分通用するが、１８００ｍ以上のレースで勝った馬のみ。

・Ｇ１が行われるコースでの勝ち鞍が必要。特に東京、阪神、中山、京都、中京コースでの勝ち鞍は必須。（小回りの２０００ｍの４角競馬を経験した馬は、有利）

・マイルを連続で使って、重賞勝ちしていない馬が、ここに参戦してきたら、疑ってみる。

・特に坂のあるコースで勝った馬が強い。

・マイルまでの勝ち鞍なら、Ｇ２クラスでの勝ちが必要。

・血統的には、ステイ、ハーツ、ハービンジャー、キングマンボ系など、有馬記念で強い血統。スピードより、スタミナ、パワーが問われる。

・上り最速の馬が有利。前目で、速い上りが使える馬が有利。

・有馬記念とは違い、内枠より、５～７枠くらいが有利。

・外国人騎手は買い

・連対率の高い馬が有利。

・やはり、キャリアの浅い馬たちなので、調教が動いている馬を素直に信じるほうがいい。

・３か月以上の休み明けは、マイナス。

これで、来年は、バッチリか？！