ロジウラブックス営業雑感

ロジウラブックス営業雑感

北海道から鹿児島に移住して10年経ちました。
薩摩川内市の複合商業施設Soko Kakaka(ソーコカカカ)に古本とタロット占いの『ロジウラブックス』をオープンします。


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『毎日1エピソードで現実創造:78日間トランサーフィン実践マニュアル 解説』4

意識のフォーカスが現実を動かす

重要性の手放し

こんにちは。
今日もここに来てくださって、本当にありがとうございます。

これまで私たちは、「現実は鏡であること」や、「執着がエネルギーのバランスを崩すこと」を学んできました。
今日のテーマは、トランサーフィンでとてもよく出てくるキーワード、
**「重要性(インポータンス)」**についてです。

もしかしたら「それって大事なことなんじゃないの?」と思うかもしれません。
でも、大切にしすぎることで、かえって現実が動かなくなることがあるのです。

今回は、「意識のフォーカス」と「重要性」という2つの視点から、現実をやさしく変えていく方法をお伝えしていきますね。


フォーカスがエネルギーを動かす

まず、あなたが普段「何に意識を向けているか」を、ちょっと思い返してみてください。

● 心配ごと?
● なかなか叶わない願い?
● 周りからの評価や視線?
● それとも、日々の小さな感謝や幸せ?

私たちの意識のフォーカスは、いつも“エネルギー”とセットで動いています。
つまり、意識を向けたものにエネルギーが注がれ、それが現実を創るという仕組みです。

たとえば「お金がない、足りない」と思いながら毎日を過ごしていると、
“お金が足りない現実”にエネルギーを注ぎ続けてしまうんですね。


「重要すぎる」ものほど、現実化しづらくなる

ここで登場するのが「重要性(インポータンス)」という考え方です。

トランサーフィンでは、「重要性が高すぎると現実が動かなくなる」と言われています。

たとえば、「絶対にこの試験に合格しないと人生終わりだ」と思ってしまうと、
その“重さ”が過剰なエネルギーを生み出し、バランス力が働いて現実が逆方向に動きやすくなるのです。

「大切にしすぎる」「絶対に必要」「これしかない」——
そんな思考や感情は、いわば現実の流れをブロックしてしまう壁になります。


手放すことで、流れが戻ってくる

では、どうしたらいいのでしょう?

それは、「重要性」をそっと手放すことです。

たとえば、「この夢が叶ったらうれしい。でも、叶わなくても私は大丈夫」
そんな風に、軽やかな心の余白をつくってあげることが、現実を動かす第一歩になります。

すると、現実はするすると“あなたが自然体でいられる波”に戻ってくるんです。


「大事にしない」ことは、「あきらめる」ことではない

ここでひとつ、誤解しないでほしいことがあります。

「重要性を手放す」=「どうでもいいと思う」ではないんです。
本当は叶えたいこと、心から望んでいることでも、それを**“ありのまま”に見つめることができる状態**になる、ということ。

たとえば、花を育てているときに、「早く咲いて!」と毎日引っ張っていたら、根っこが傷んでしまいますよね。

でも、日当たりと水を与えながら「きっと咲いてくれる」と信じてそっと見守る。
それと同じで、執着ではなく、信頼のまなざしが必要なのです。


今日の意識ポイント

それでは今日も、あなたの意識を少し整えるための
やさしい言葉をご紹介しますね。

私は、意識をやさしく整えて、現実の流れに身をまかせます。
すべては最善のタイミングでやってきます。

この言葉を心の中でそっと唱えて、今の自分に必要な「ゆるし」と「手放し」を感じてみてください。


意識は未来へのハンドル

あなたの意識がどこを向いているか。
それはまるで、未来へのハンドルのようなものです。

強く握りすぎると、車はうまく進まなくなってしまいます。
でも、力を抜いて、心の声を信じながら進んでいくと、
自然と風に乗るように、現実もあなたに優しく寄り添いはじめてくれますよ。

 

 

『毎日1エピソードで現実創造:78日間トランサーフィン実践マニュアル 解説』3

バランス力の罠から抜け出せ

過剰ポテンシャルと調整力の正体

こんにちは。
いつもありがとうございます。

これまでは、「現実は選ぶもの」であり、「外の世界は内側の鏡である」ということをお伝えしてきました。
少しずつ、あなたの中の何かが柔らかくなってきたでしょうか?

今日は、トランサーフィンを理解するうえで避けて通れない「過剰ポテンシャル」と「バランス力」についてお話します。
ちょっと聞きなれない言葉かもしれませんが、ゆっくりやさしく説明しますので、安心してくださいね。


「強く願えば叶う」は本当?

私たちは、子どものころから「夢は強く願えば叶う」と教えられてきました。
でも現実には、一生懸命に願っているのに、どうしても叶わないことってありますよね。

それは、あなたの願いが間違っているわけではなく、願いの“重さ”がエネルギーのバランスを崩してしまっている可能性があるのです。

トランサーフィンでは、この状態を「過剰ポテンシャル」と呼びます。


過剰ポテンシャルってなに?

過剰ポテンシャルとは、ある対象に対して「過剰な意味づけ」や「強すぎる執着」が生まれたときに発生するエネルギーです。

たとえば、
「この仕事に絶対に受からなきゃダメ」
「この人に好かれないと生きていけない」
「お金がないと私は不幸になる」

そんな風に、何かを「必要以上に重要視」したとき、エネルギーのバランスが崩れます。

すると宇宙(あるいは現実のシステム)は、そのバランスを取り戻そうとして、
調整力が働きます。これを**「バランス力」**と呼びます。


調整力が「邪魔をする」理由

調整力は、物理でいう「重りが傾いたときに、逆側に引き戻そうとする力」のようなものです。

たとえば、「恋人が欲しい、欲しい、絶対に欲しい…!」と強く執着していると、現実はなぜか遠ざかるように動く。
大事にしたい人ほど、すれ違ってしまう。
そんな経験はありませんか?

それは、「過剰なエネルギーのバランスを整えるため」に、現実がその願いを“遠ざける”ように働くからなのです。

皮肉なようですが、これがトランサーフィンでいう“自然な調整”なのです。


「願う」のではなく「選ぶ」

じゃあどうしたらいいの?というと、答えはとてもシンプル。

その現実を“特別扱い”せず、静かに「選ぶ」だけ。

大切なのは、「それがあったら嬉しいな」「あったらいいな」と思いながら、それがなくても私は幸せだと感じられる心の余裕を持つこと。

それが、過剰ポテンシャルを手放すいちばんの近道です。


「軽さ」が、願いを叶えるカギ

本当に現実を変えていく人たちには、どこか“軽やかさ”があります。

「手に入れても入れなくてもいい。私は私のままでOK」
「きっと手に入るって、どこかで信じている」
そんな風に、どこかで“ゆるしている人”が多いんです。

過剰に力んでいないからこそ、宇宙の調整力も働かず、スルスルと願いが現実に流れてきやすくなるんですね。


今日の意識ポイント

今日のテーマを、心にやさしく落とし込むためにこんなアファメーションを用意しました。

私は大切なことを、そっと選びます。
それがなくても私は満たされています。

この言葉を、自分自身に語りかけてあげてください。
そして、少しだけ肩の力を抜いて、深呼吸してみましょう。

現実はあなたの“気楽さ”に反応して、優しく変わっていきますよ。

 

 

 

『毎日1エピソードで現実創造:78日間トランサーフィン実践マニュアル 解説』2

外側の世界は鏡だった?リアリティ創造の法則

こんにちは。
今日もこのブログを訪れてくださって、ありがとうございます。

昨日は、トランサーフィンの基本となる「現実は選ぶもの」という考え方をお伝えしました。
少しだけ、その感覚に慣れてきたでしょうか?
今日は、そこからもう一歩進んで、「外側の世界は鏡」という、トランサーフィンでとても大切な法則についてお話ししますね。


自分の“内側”が、現実に映し出されている?

たとえば、朝起きて「なんだか今日はうまくいきそう」と感じていたら、偶然にも好きな音楽が流れてきたり、やさしい言葉をかけてもらったりすることってありませんか?

逆に、「なんでこんなにイライラするの…」と感じながら過ごしている日は、電車が遅れたり、人とぶつかってしまったり、嫌な一言を聞いてしまったり…。

実はこれ、偶然ではないんです。

トランサーフィンでは、**「外の世界はあなたの内面を映し出す“鏡”のようなもの」**だと考えます。

あなたがどんなエネルギー、どんな波動で生きているかによって、その“状態”にぴったりな現実が、鏡のように返ってくるのです。


鏡の前で笑えば、鏡の中のあなたも笑ってくれる

これはとてもシンプルな法則です。

鏡の前に立って、にっこり笑えば、鏡の中のあなたも笑ってくれます。
でも、鏡に先に笑わせようとしても、どうしても無理ですよね。

現実も同じです。

「現実が良くなったら、私も幸せになれるのに」
そう思ってしまうこと、ありますよね。
でもトランサーフィンでは、それは“順番が逆”なんです。

まずは自分の内側を整えて、先に“なりたい状態”になる。
そうすると、外側の現実がそれに共鳴し、自然と変わってくるのです。


先に「なる」、だから現実が変わる

たとえば、あなたが「私は安心して暮らしたい」と願っているとします。
でも心の中が「不安」でいっぱいだとしたら、現実はその不安に反応して、不安な出来事を映し出します。

逆に、まだ現実が完璧でなくても、「私はもうすでに守られている。私は安心していていい」と感じることができたなら、その“安心感”が、やがて鏡に映るように現実として広がっていくのです。

外側を変えようと頑張るより、内側を変える方が、ずっと現実が変わりやすい。

それが、トランサーフィンの「鏡の法則」なのです。


現実に先に期待しすぎない、でも希望は持っていい

ここでひとつ、大切なポイントがあります。

それは、「内側を整えたのに、すぐ現実が変わらない…」と落ち込まないこと。

鏡の中の映像も、光の角度や距離によって“少し時間差”があるように、
現実も“エネルギーが届いて映し出されるまで”にタイムラグがあるんです。

だから、焦らなくて大丈夫。
少しだけ、静かに待つ心も一緒に持っていてくださいね。


今日の意識ポイント

今日は最後に、あなたの毎日がほんの少しやさしく変わっていくための「意識ポイント」をひとつ。

私は、内側の状態を整えることで、現実を穏やかに創っていきます。

そう心に言ってみてください。
すると、今まで“無意識に振り回されていた現実”が、少しずつ、あなたの内側に寄り添い始めてくれます。


明日は…

明日は、トランサーフィンでよく出てくる「過剰ポテンシャル」や「バランス力」の話をしていきます。
「願いが強すぎると、叶わなくなる?」という、ちょっと意外なお話です。

また一緒に、現実をやさしく変えていく旅を続けていきましょうね。

 

 

 

 

 

『毎日1エピソードで現実創造:78日間トランサーフィン実践マニュアル 解説』1

トランサーフィンとは何か?

現実はコントロールするものではなく「選ぶ」もの

こんにちは。
このブログにたどり着いてくださって、ありがとうございます。
今日は、これから一緒に進めていく78日間のトランサーフィンの旅に向けて、まず大切な“土台”をお話しさせてくださいね。

「トランサーフィンって何?サーフィンの仲間?」って思われたかもしれません。
いえいえ、これは波乗りではなく、人生という“現実”を軽やかに乗りこなす方法のことなんです。


「現実はあなたの思い通りにならない」と信じていませんか?

多くの人が、「人生は努力して、頑張って、なんとかコントロールするもの」と教えられてきました。
目標を立てて、計画を練って、競争に勝って、ようやく夢が叶う…。
そんな風に思っていたら、少し息が詰まってしまいますよね。

でも、トランサーフィンの世界では、それはまったく逆の考え方なんです。

このメソッドが教えてくれるのは、

「現実は戦うものでも、コントロールするものでもなく、“選ぶ”もの」

という新しい視点。

どういうことか、少しずつ見ていきましょう。


この世界には“無限の可能性”が同時に存在している

トランサーフィンの大前提は、「この世界には無数の“現実のパターン”が存在している」という考え方です。

たとえば、「成功している自分」「今と変わらない自分」「失敗して落ち込んでいる自分」…
どのバージョンの“あなた”も、すでに可能性として存在している。
そして、あなたがどんな思考・感情・エネルギーで日々を過ごすかによって、
その中のどの“現実ライン”を歩むかが決まるんです。

つまり、未来は白紙ではなく、選ぶことができる“ルート”の中から選択するゲームのようなもの。


「選ぶ」という感覚は、がんばることとはちがいます

この“選ぶ”という感覚、最初はちょっと不思議に感じるかもしれません。

でも、たとえばカフェでメニューを見るとき。
あなたは「コーヒーにしようかな、それとも紅茶にしようかな」って、自然に選んでいますよね?
そのとき、どちらかを「コントロールしよう」とはしていないはずです。

人生の現実も、ほんとうは同じように**“軽やかに選んでいい”もの**なんです。


自分の人生を“他人任せ”にしないために

もし今、あなたが望まない現実の中にいるとしたら、
それは「無意識のうちに、そのラインを選んでしまっている」状態かもしれません。

でも大丈夫。
このブログでは、78日間をかけて、あなたが意識的に「望む現実」を選び取っていく方法を一緒に学んでいきます。

それは努力や根性ではなく、
もっとやさしくて、心地よくて、でも確実にあなたの世界を変えていく“意識の使い方”です。


現実創造の旅のはじまりに

最後に、今日のキーワードをひとつだけ覚えてください。

「私は現実を選ぶことができる」

これが、トランサーフィンのはじまりであり、すべての土台となる考え方です。

これからの78日間、あなたの内側と対話しながら、
ゆっくり、でも着実に、新しい現実へと波乗りしていきましょう。

明日は、トランサーフィンで何度も出てくる「現実の鏡」についてお話ししますね。
どうぞ、お楽しみに。

 

 

 

 

 

最終話:俺の人生、どこで間違えた? いや、間違ってなかった

「俺の人生、どこで間違えたんだろうな」

以前、ふとした拍子に口にした言葉だ。
酒を飲みながら、誰に言うでもなく漏らしたつぶやき。
あのときの俺は、すべてを失った気がしていた。

仕事も、金も、信用も、そして……大切な人も。
何をしてもうまくいかず、自分を責めることでしか前に進めなかった。
何もかもが間違っていたように思えて、それでもどこをやり直せば正解だったのか、わからなかった。

だけど今なら、はっきり言える。

「間違ってなかった」

そう、俺の人生は、決して“間違い”の連続なんかじゃなかった。


失敗して、傷ついて、倒れて。
何度も立ち止まって、そのたびに自分を情けなく思った。
でも、あの時の痛みがなければ、今の俺にはたどり着けなかった。

閉店寸前の占い屋で、それでもカードを信じ続けていた自分。

一度は愛した人に背を向けられ、実家の親にさえ小言を言われ、
孤独に泣いた夜もあった。

でも、あの不思議な男との出会いがあった。
「人生を再編集しろ」
そう告げられた瞬間から、俺の中で何かが変わりはじめた。

そして、タフティメソッドに出会い、“意識のスクリーン”を切り替えるという、たったひとつの選択が、俺のすべてを変えていった。

「どうせ変わらない」と思っていた現実は、自分の内側を変えることで、いくらでも動かせるんだということを知った。

それは、魔法でも夢物語でもない。
俺がこの手で体験した、確かな“現実”だった。


今、俺は新しい道を歩いている。

「料理」と「占い」という、一見ちぐはぐなものを、自分なりの形で融合させて、全国を巡る“体験型レストラン”の準備をしている。

今度は俺が、誰かの“人生の転機”になる番だ。

タロットカード一枚で、「今日のおすすめ料理」が決まる。

だけどその一皿が、お客さんの心を温める“きっかけ”になる。

「料理ってすごいですね。気持ちが軽くなりました」

「このスープ、なんか泣きそうになりました」

そんな言葉をもらうたび、俺は思う。

あの頃の俺は、決して無駄じゃなかった。
どんな遠回りも、必要な道だった。


57歳にして、やっと“自分の人生”を取り戻した。
遅すぎたかもしれないが、早すぎるってこともなかった。

もしも誰かに「やり直せるとしたら、何歳から?」と聞かれたら、
俺はこう答える。

「別に、やり直してねぇよ。俺はずっと、俺の人生を生きてた」

ただ、途中で眠ってただけだ。
目を覚まし、自分で選び、自分で立って、自分で進みはじめた。

その瞬間から、人生は“正解”になった。


この人生に、失敗も、正解も、間違いもない。
あるのは、選択と決断だけだ。

そして俺は、選んだ。

「俺はこう生きる」と。

それだけでいい。
誰に認められなくてもいい。
比べなくていい。

ただ、自分の人生を、自分の手で創り続けていく。


今夜も、カードを一枚だけ引いた。
旅立ち前の、儀式のようなものだ。

──【星(The Star)】

希望。
信頼。
未来への導き。

俺の人生に、またひとつ星が灯った。

ありがとう。
過去の俺。
今まで支えてくれた人たち。
そして、これから出会うすべての人へ。

俺の物語は、ここで一度“完結”する。
けれど、人生はまだまだ続く。

そしてその先を、俺は自分で創っていく。

これからもずっと、**「俺はこう生きる」**という旗を掲げて。


最終話までお読みいただき、
本当にありがとうございます。
どんな人生も、“自分の選択”から変えられる。
それを伝えたくて、この物語を書きました。

これからも、あなたの物語が、
あなた自身の手で素晴らしいものになりますように。