『毎日1エピソードで現実創造:78日間トランサーフィン実践マニュアル 解説』4
意識のフォーカスが現実を動かす
重要性の手放し
こんにちは。
今日もここに来てくださって、本当にありがとうございます。
これまで私たちは、「現実は鏡であること」や、「執着がエネルギーのバランスを崩すこと」を学んできました。
今日のテーマは、トランサーフィンでとてもよく出てくるキーワード、
**「重要性(インポータンス)」**についてです。
もしかしたら「それって大事なことなんじゃないの?」と思うかもしれません。
でも、大切にしすぎることで、かえって現実が動かなくなることがあるのです。
今回は、「意識のフォーカス」と「重要性」という2つの視点から、現実をやさしく変えていく方法をお伝えしていきますね。
フォーカスがエネルギーを動かす
まず、あなたが普段「何に意識を向けているか」を、ちょっと思い返してみてください。
● 心配ごと?
● なかなか叶わない願い?
● 周りからの評価や視線?
● それとも、日々の小さな感謝や幸せ?
私たちの意識のフォーカスは、いつも“エネルギー”とセットで動いています。
つまり、意識を向けたものにエネルギーが注がれ、それが現実を創るという仕組みです。
たとえば「お金がない、足りない」と思いながら毎日を過ごしていると、
“お金が足りない現実”にエネルギーを注ぎ続けてしまうんですね。
「重要すぎる」ものほど、現実化しづらくなる
ここで登場するのが「重要性(インポータンス)」という考え方です。
トランサーフィンでは、「重要性が高すぎると現実が動かなくなる」と言われています。
たとえば、「絶対にこの試験に合格しないと人生終わりだ」と思ってしまうと、
その“重さ”が過剰なエネルギーを生み出し、バランス力が働いて現実が逆方向に動きやすくなるのです。
「大切にしすぎる」「絶対に必要」「これしかない」——
そんな思考や感情は、いわば現実の流れをブロックしてしまう壁になります。
手放すことで、流れが戻ってくる
では、どうしたらいいのでしょう?
それは、「重要性」をそっと手放すことです。
たとえば、「この夢が叶ったらうれしい。でも、叶わなくても私は大丈夫」
そんな風に、軽やかな心の余白をつくってあげることが、現実を動かす第一歩になります。
すると、現実はするすると“あなたが自然体でいられる波”に戻ってくるんです。
「大事にしない」ことは、「あきらめる」ことではない
ここでひとつ、誤解しないでほしいことがあります。
「重要性を手放す」=「どうでもいいと思う」ではないんです。
本当は叶えたいこと、心から望んでいることでも、それを**“ありのまま”に見つめることができる状態**になる、ということ。
たとえば、花を育てているときに、「早く咲いて!」と毎日引っ張っていたら、根っこが傷んでしまいますよね。
でも、日当たりと水を与えながら「きっと咲いてくれる」と信じてそっと見守る。
それと同じで、執着ではなく、信頼のまなざしが必要なのです。
今日の意識ポイント
それでは今日も、あなたの意識を少し整えるための
やさしい言葉をご紹介しますね。
私は、意識をやさしく整えて、現実の流れに身をまかせます。
すべては最善のタイミングでやってきます。
この言葉を心の中でそっと唱えて、今の自分に必要な「ゆるし」と「手放し」を感じてみてください。
意識は未来へのハンドル
あなたの意識がどこを向いているか。
それはまるで、未来へのハンドルのようなものです。
強く握りすぎると、車はうまく進まなくなってしまいます。
でも、力を抜いて、心の声を信じながら進んでいくと、
自然と風に乗るように、現実もあなたに優しく寄り添いはじめてくれますよ。