2022年01月06日

「在宅医療と精神的ケア」

昨日、SG阪神いきかた研究会の勉強会を開催しました。

テーマは、「在宅医療と精神的ケア」
講師は、おかやま在宅クリニックの岡山容子院長。

死は「敗北」と考える医療人が多い中、
死は「安らかなゴール」と考えて僧侶資格まで取っちゃったお方。
在宅看取りの現場についてお聞かせいただきました。

内閣府の平成24年度「高齢者の健康に関する意識調査」によると
54%の方々が自宅で最期を迎えたい。
病院などで迎えたいのは27%。

しかし、現実は、74%の方が病院でお亡くなりなんだって。

じゃ、病院って何でしょう。
これは、病気を治すための箱。
本来、死ぬまでお世話になるところではないんです。

対して、在宅医療は、「身体の弱り」がある方のための医療。
治す医療というより、生活全体を支える医療なんですね。

でも、在宅医療による看取りのイメージは、
 ・家族に覚悟が必要?
 ・夜に何かあると救急搬送?
 ・何もしてもらえない?
 ・苦しんで死ぬ?

これらに対する、岡山院長の答えは、
はぁ?何で?・・・(^^;

ちゃんと知識を持って、
訪問看護などのチームを結成しておけば、
「患者さん」ではなく「お父さん」のまま大切な人の近くで旅立つことができる。

自分の死に方は、自分で決めておきたいですよね。


土地家屋調査士 大阪 和田清人
esouzoku at 11:54│Comments(0)相続専門FP 

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