脱走猫のこと | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

毎日ブログ書いて

今日はみなさまのブログが読めそう

とか思っていると・・ 電話がかかってくる

毎日、毎晩のように

 

猫が逃げ出してどこそこにいるんだけど興奮してフーシャー!言って怖いから捕まえて欲しいとか

猫が慣れないので慣らして欲しいとか

のらさんの飼い方についてとか

人々が突発的になんだかんだと言って来るので自分の時間が・・ 持てない

 

そして《こだこん》の子供のうちの体が小さいほうのふたりがいなくなってしまった

今夜はそのふたりの仔猫探しに出る

 

 

 

このふたりね

 

 

 

 

 

そんな話の中で

今週はまじょねこ軍団のことを書こうと思っていたのだけれど

今日は預かりさんの家から脱走した猫のことを

みなさまにも心配をいただいておりましたので

 

 

脱走したのは向かって右の子

 

 

先月の終りくらいだったか・・  忙しすげて時系列もわからなくなってます

預かりさん宅から脱走した《みーちゃん》が潜んでいたのは近くの建材販売会社の資材置き場

それがわかったので翌日魔女はそこに捕獲器を置かせてもらった

それから10日程が経ち

 

一昨夜、猫を預かっていた方から電話があって

声を震わせて語られた

 

Sさん 「魔女さん、逃げ出した《ちーちゃん》、死んじゃった・・」

 

魔女 「え・・ どこで!」

 

Sさん 「うちの横のマンションに入る道の道路脇で車に跳ねられて」

 

魔女 「そんな・・」

 

Sさん 「もう環境衛生局が持って行っちゃったって・・」

 

 

跳ねられた猫さん・・ 可哀想

痛かったろう

苦しかったろう

怖かっただろう

 

ほんとうに、ほんとうに・・ 可哀想

 

 

詳しく話を聞かせてもらう

 

道路脇に車に跳ねられた小さめの猫さんの無残な姿があったのを近所の人が発見してどうしたらいいかわからず自治会長さんに報告

自治会長さんが環境衛生局に連絡して引き取ってもらったとのこと

 

そのことを耳にした預かりさんが事故で亡くなったの猫さんの特徴を訊ねたところ、脱走した《みーちゃん》に似ていた

毎日ご飯を取り換えながら置いていた捕獲器には結局入らず

亡くなった猫さんが横たわっていた道路脇は建築資材置き場の前の道であり

 

それで預かりさんは自分を責め、眠れない悲しみの日々を送っていた

魔女にこのことを報告し、借りていた捕獲器を返さねばと電話をしてきたという

なかなか私にそのことをに切り出せなかったのだと声を震わす

 

自分はなんてことをしてしまったのだ

自分のせいで《みーちゃん》を死なせてしまった

然も、あんな亡くなり方をしてしまったこと、可哀想で、もう・・可哀想で

自身を責める日々を送り

 

あんな死に方ではとてもじゃないが浮かばれまいと

霊媒師? と預かりさんは仰ったと思うけど・・ (とにかくあの世と連絡が取れる人ってことらしい)

その人にあの世の《みーちゃん》を見て貰ったら

 

「《みーちゃん》は今は痛みもなく、あなたの肩のところで安らかに眠っているのが見えます」 と透視してくれたとのこと

 

預かりさん、涙ながらの言葉が止まらない

 

 

やっと話が途切れたところで

 

魔女 「眠れない日々をどのくらい送っていたの?」

 

Sさん 「7月最後の日からずっと・・」

 

魔女 「私、何度も《みーちゃん》を見てるんですけど」

 

Sさん 「それまで?」

 

魔女 「その後も」

 

Sさん 「ええーー!!」

 

魔女 「私だけじゃない、私が《みーちゃん》の写真を付けて連絡しておいた猫ボラさんも、例の会社の資材置き場にいる《みーちゃん》を見つけてこちらに写メ送ってくれましたよ」

 

Sさん 「いつ・・」

 

魔女 「8月3日です」

 

※ この時魔女は猫ボラさんからの報告を受けてSさんの携帯に電話をしている

   しかしSさん、電話に出ず、夜も遅めだったので再度は掛けなかった

    その後Sさんから折り返しはなく時は過ぎて

   今回そのことを告げたら、Sさん携帯には疎いとのこと・・

 

 

Sさん 「見間違いでは?」

 

魔女 「私は《みーちゃん》に会っているし、猫を見間違えることなんて絶対にありません  その猫ボラさんも人の顔は覚えないけど猫の顔なら絶対に間違えことのない優秀な方です」

 

Sさん 「・・《み、みーちゃん》は生きてるってこと?  でも、霊媒師さんは《みーちゃん》は天国で安らかにしてるって・・」

 

魔女 「天国で安らかにしてるはずの《ちーちゃん》、昨夜と一昨夜は見てないけど、少なくともその前までは資材置き場にいましたが」

 

Sさん 「ほんとですか!!」

 

魔女 「事故に遭った子は誠に可哀想でなりません  だけど《みーちゃん》ではない」

 

Sさん 「あぁ・・」

 

魔女 「《みーちゃん》は女の子ですし、まず遠くにはいかない、 たぶん今も資材置き場にいます   私や猫ボラさんがよく見かけた場所を教えますからそこに捕獲器を置いてみてください」

 

Sさん 「わかりました!」

 

 

その夜、預かりさんは魔女が言った場所に返すつもりでいた捕獲器を仕掛けた

 

そして翌朝

《みーちゃん》が捕獲器に入っていたとの報告が歓喜の声と共にもたらされた

 

預かりさん、心配し過ぎて心がおかしくなったみたい

なので里親募集のこのふたりの姉妹を自分の家族にするそうです

 

災い転じて・・ ってことだね

 

 

 

ところで霊媒師さん

《みーちゃん》ではなく

ほんとうに亡くなった子に天国での安らぎを祈祷してやってくれませんかね

 

 

交通事故で亡くなった子のご冥福を心から祈ります 

 

痛かったね

ごめんなさいね・・