Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

消える紋章

2007-06-11 | cigarettes
 口にくわえ火を着けようとした時、違和感を覚えた。何かが違う…と見てみればそこには赤い、以前は無かった"DUNHILL"という文字が目に入った。

 そこにあったのはRoyal Warrant、英国王室御用達の紋章だったはずである。紋章が消えている…さてはパッケージに変更があったのだなと、以前のパッケージと見比べてみた。しかしボックス自体には何ら変更は見られない。そこに明記してある成分表示も全く同じ。

 その後、運良く紋章入りの物を手に入れる機会があり 、利きcigaretteをしてみた。一瞬、紋章入りの方が若干強いような気もしたが、きっとそれは私の思い込みだろう。味わいには明確な差が見られず、どうやらデザインだけの変更だと思われる。紋章を外し、代わりにDUNHILLと入れただけ。

 もう王室にはcigarette吸う人はいないということだろうか?いや、たとえ王室に納品しなくなっても紋章を外す必要は無いと聞いたことがある。もしそれが本当なら敢えてこんなデザイン変更をする必要はないはずだ。だとしたらいったい何の為に?

 この赤い文字を見ていると、DUNHILLはブランドイメージを変えようとしているような気がしてならない。英国王室御用達の老舗、これが今や足かせになっているのではないかと思うのだ。また、tobacco事業から撤退したいという噂も絶えない。まあそれはそうだろう。世界のマーケットや情勢を考えた場合tobacco事業が爆発的に伸びる可能性は極めて低い…残念だが。

 高いだけの親父ブランド…生き残るにはそんな古いイメージを変える必要がある。パッケージから紋章が消える…その日はもうすぐなのかもしれない。

押してくだされ→煙草blogランキング