また一週間が経って、大河ドラマの日でした。他のイベントとか行楽とかないので、楽しみがテレビドラマくらい。

 

母と大河ドラマの話をしていたら、「主役が頼朝（大泉洋さん）みたいで、タイトルと違う」とか言い出すから、思わず「いやタイトルは『鎌倉殿の13人』だから、むしろタイトル通りだよ」って突っ込んでしまいました。というか、タイトル通りだったら、主役の義時（小栗旬さん）は13人のうちの1人で、「その他大勢」の扱いではないですか。

 

このあと、「鎌倉殿」は二代目、三代目も登場するから、タイトル通りなら、主役が交代していくようなドラマになってしまいますね。

 

↓相関図

 

昨日の放送（第25回）では頼朝の最期のときが描かれていて、いままで頼朝とかかわってきた人たち（のうちで生きてる人）が総出演という感じでした。登場人物が多すぎて、途中から見たらわけがわからないのではないですかねぇ。だから視聴率がイマイチなのかも。

 

歴史上の人物としては、壮絶な死、というわけではなく、なんとなく、地味にこの世を去った感じです。頼朝って、有名なわりに、何歳でどうやって亡くなったのかって、知りませんでした。ドラマでも曖昧で、よくわからない感じで、落馬したシーンで終わってしまって、次回はどうなるのかっていうところ。

 

SNSではいろんな憶測が飛び交っていて面白いです。最後に水を汲んで渡した義時（主人公）がその水に毒を入れたのではないか、とか（つまり主殺し）。そう考えたら、前のシーンで頼朝が餅を詰まらせて死にかけるシーンでも、餅を持って来たのが義時の父の時政（坂東彌十郎さん）、その餅を（大きめに）丸めたのが弟の時連（瀬戸康史さん）でした。背中をバンと叩いて助けたのが義時でしたが、なにか北条家の陰謀めいたものがあったんでしょうか。（たぶんない）

 

あと、前回から引き続き、登場人物の年齢がこんがらがっています。前回10歳くらいの設定で登場した、頼朝の息子の万寿改め頼家（金子大地さん）にはすでに息子が生まれていました。え、これは前回から何年後？って考えちゃった。番組サイトの略年譜で確認すると、1198年だそうで、1182年生まれの頼家は16歳くらいかな。早熟ですな。頼朝の死によって家督を相続したのは1199年、18歳のとき、と、Wikipedia情報。

 

そして1183年生まれの、義時の息子、金剛改め頼時（坂口健太郎さん）も大人の装束になっておりました。で、義母の比奈さん（堀田由真さん）を「母上」と呼んで怒られてた。前回、比奈さんが義時と一緒に暮らしていた時点では10歳の子どもだったはずなので、ドラマの設定上は比奈さんが（年齢は近くても）年上なはず。

 

ドラマの中での年齢設定と、実年齢がねじれているので、ちょっと確認してしまいました。坂口さんが30歳（1991年生まれ）、堀田さん、金子さん、そしてドラマの序盤から畠山重忠として出演している中川大志さんがほぼ同年齢で24、5歳（1996-8年生まれ）。

 

小栗旬さんは1982年生まれの39歳、義時の旧友、三浦義村として出演している山本耕治さんは1976年生まれの45歳。Wikipediaによると義時は1162年生まれ、畠山重忠は1164年生まれ、義村は1168年生まれ（？）ということのようなので、役柄上は小栗さん（義時）が一番年上ですが、この3人はほぼ同年代という感じで見ればいいのかな。

 

頼朝は1147年生まれで1199年、53歳で没。若いです。この時点で、義時は37歳くらいか。意外と、ドラマの中では実年齢に近いところを演じているのですね。

 

このドラマ、わざとだと思いますが、登場人物の年齢をあまり意識させずにストーリーが進んで行きます。親子関係、親戚関係、権力構造などはなんとなく分かるのだけど、年齢がよくわからない。いつのまにか子どもたちが増えているし、その子どもたちがいつのまにか成長しているし、さらに結婚して子どもがまた増えている…。

 

そのあたりは、さっぱりと触れずにどんどこストーリーが進んで行くところがまた、三谷脚本の面白いところかもしれません。

 

頼朝の死によって、御家人たちの権力闘争が激しくなっていくのが予想される今後の展開。ますますこんがらがってきそうですが、いままで実権を握っていたあの人やあの人が次々と滅ぼされていく史実を見ると、ドラマではどうなるのか、気になってしかたないです。

 

↓番組公式サイト

 

 

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date:2022/6/19

※写真は縮小しています。