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カテゴリ:つれづれ
まあ正直,試合途中まではスワローズが押し切ると思っていた。それは村上のホームランで確信に変わった。あとは,高津が詰めを誤らなかったらそのまま胴上げだったに違いなかった。
結論から言えば,詰めを誤ったと思う。石山の三連投が疑問手と思っていたら案の定である。だから,ヒギンスの大乱調で追いついても,試合の流れを劇的に変えるには至らなかった。本当に,短期決戦ではほんの些細なことが流れを変えてしまうのである。もちろん,まだスワローズが有利だし,勝ち抜ける確率が99パーセントから90パーセントくらいに下がったくらいだろうと思うが,短期決戦ではその数パーセントが悪魔の数字なのである。 なんといっても,第6戦以降がほっともっとフィールド神戸というのがミソである。11月下旬の屋外のナイトゲームというだけでも寒そうなのだが,ほっともっとフィールド神戸,要はグリーンスタジアム神戸なのだが,山を切り開いたところにあるうえに切り通しの風が強くて,早い話が非常に寒くなることは間違いない。特にスワローズの奥川,高橋奎二は大事に大事に使われているだけに,極寒のほっともっとでドームと同じパフォーマンスが出せるか,微妙だ。 話を戻すと,昨日までが中嶋の疑問手でバファローズが波に乗れなかったところ,今日は高津の疑問手でバファローズを生き帰らせたといって過言ではあるまい。そういう意味では,接戦接戦で面白い試合はしているけれども,勝負の醍醐味という点ではちょっとという気がするのだ。指揮官の勝負手に選手が踊って最高のパフォーマンスを出して,という感じではない。だから,ここまでは私はあまりこのシリーズの内容を評価できないのだ。ただ,今日のAJには素直に脱帽であるが。 明日からの展望について付け加えると,バファローズはようやく攻撃の形ができたし,太田というラッキーボーイも出た。一方のスワローズ,相変わらずこれしかないとばかりにぶれずに野球やっているのだが,昨日までうまくいっていた形にはめてしっぺ返しを食らったのは不安材料だろう。でも,スワローズが勝つにはこれしかないだろう。バファローズが勝つには,まあもっと点を取らねばなるまい。特に序盤の攻撃がまだまだだ。 そういう意味では,このシリーズの試合,こういうストロングポイントを見せて勝ったという説得力に欠けるといっていい。だから,見世物として面白いかもしれないけれども好ゲームとはいいたくないのだ。第6戦になって変わるのか,それともこれまでの延長になるのかは,分からない。 ナカジマイリュージョン炸裂にはまだまだ。 BlogPeopleSIGMA People (後記) 弊ブログのオフ会兼忘年会,題して「歳末のバカ騒ぎ2021」について,興味のある方はこちら(PC・スマホ向け)またはこちら(上記で繋がらなかった方)まで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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