本試験まで158日 合格は準備が9割 | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

本試験まで158日 合格は準備が9割

「合計56点アップ道場」

「合計56点アップ道場」は今月1日から申し込み受付がスタートしています。



あなたの参加を待っています!



昨日は「憲法8点アップ道場」の収録をしました。

判例編は、判例チェックシートと一問一答問題集を使うのですが、判例チェックシートに掲載されている判例は、昨年より三つ増えて85に、一問一答問題集は、昨年より19問増えて120問になっています。


条文編は、条文穴埋めと一問一答(こちらは98問)で構成されています。


どちらも問題は定期的に繰り返し解いてほしいですし、判例チェックシートは、判例集として本試験まで活用してください。


「合計56点アップ道場」は、受けた後にそのレジュメをどれだけ使い込めるかが、ポイントです。



 TODAY'S
 
準備不足だったという思い出


私が行政書士試験を受けたのは2000年です。


当時私は上野にあった大検予備校の講師でした。

現代文、古文、漢文、日本史、世界史、英語、数Iなどなど、先生があまりいなかったのもあり、色々教えていました。

後にその学校が経営難になるのですが、それがなければ今でも大検予備校の講師だったかもしれません。なんか楽しかったんですよね。


行政書士試験対策講座を通信教材としてその予備校の運営会社が販売しており、そのビデオテープの箱を見て資格の存在を知りました。


行政書士がどういう資格なのさえよくわかっておらず、受かったら行政書士試験講師になりたいと考えていたわけでもなく、シンプルに自己啓発目的で受けた試験だったのです。


しかも2000年度から新しい試験制度になっていたのですが、そんなことも全く知らずに受けました。


こういった事前のリサーチはやはり重要です。


知っているかどうかでだいぶ差が付きますね。


2000年当時は、まだインターネットで調べるという習慣がなかったのも大きかったかもしれません。パソコンは持ってなかったし、携帯はphsでした(アステルって会社のでしたね)


で、試験会場は、日本大学文理学部でした。桜上水だったかな?


13時スタートのところ、11時30分すぎには会場に着いていました。

途中のコンビニであんまんと肉まんを買って、それをもぐもぐ食べた記憶があります。


試験会場では、監督官のワキガが凄かったことと(笑)、窓を開けていたのですが入ってくる風が強かったことを覚えています。



問題の並びが、2000年度から大きく変わっていました。

実は1999年度までは、一般教養(現在の「一般知識」です。2005年度まで「一般教養」と呼ばれていました)からはじまり、法令科目はそのあと出てきていました。


ところが2000年度から、法令科目のあと一般教養科目、と順番が逆転していたのです。


これは動揺しました。


しかも一般教養は、1999年度までと傾向がガラッと変わっていました。


「ドント式」と「介護保険」「公開鍵暗号方式」がだされたのも忘れられません。


「ドント式」は今でも講義の中で使う事例がこのときの本試験問題をベースにしています。


「公開鍵暗号方式」なんて、それがデータを送るための技術であることは知りませんでしたので、頭の片隅では家の鍵のイメージがうかんでいました。




できるだろうとやや甘く見ていた法令科目も苦戦が続きます。


付け焼き刃の学習で、行政手続き法と行政不服審査法の区別も怪しかったのもあったかもしれません。


仕方なくわかりそうな問題を探すために、何度も問題冊子のページをめくり、行ったり来たりしながら解答していきました。


いまの試験でも、このやり方は有効だと思っています。


終わったあと、出来たという感覚は全くありませんでした。


むしろ「これは落ちたかも」なんて思った記憶があります。


そんな2000年10月の想い出でした(当時は10月実施だったのです)。


おまけ


どんな試験でもそうですが、試験が始まったあとできることはあまりありません。

目の前の問題に集中して、正解を積み上げていくしかないですから。


だから、試験は準備がとても重要です。


よく「最高の準備」をしましょう、という話をするのも、私自身の色々な反省を踏まえたものなんですね。


合格は準備が9割です。


日々忙しいのはわかります。

テレワークをやめ出社しなければならないという人も少なくないのでしょう。

「勉強時間が取れなくて」という嘆きの声をよく耳にします。

小さいお子さんがいらっしゃる場合は、なおさらです。 


だからこそ、準備が重要です。


空いた時間でなにをするかをあらかじめ考えておくことで、その空いた時間を無駄にせずにすむ、というのも、準備ができていればこそですね、


忙しいから勉強できない、ではない。


忙しいなりに、どう勉強するかを考えるのが大切なのです。