言われっぱなしのされっぱなし
いったい私が何をしたのだ?
元旦那からのメール
いくら私の子供の父親だとしても、遠藤さんにとっては関係のない過去の男になる
そりゃどんな内容でも気分が悪い
私だってそれぐらいわかる
しかし遠藤さんはどうなのか?
私に出張だと嘘をつき元嫁の真由美の家に寝泊まりをする
子供との時間を大切にしたい
子供が泊まって欲しいとせがむ
そう言われて嘘をついて行っているわけではない
真由美に対して送っているメール内容で
『愛してるよ。』
この
『愛してるよ。』
の言葉を使っているメールを私は見たのだ
私はひしひしと、このメールの内容を思い出し今まで何も言わず心に秘め黙っていたものが爆発した
『あんたさ、自分の事棚に上げて何言ってるの?』
『はぁ?お前何ゆうてんねん?』
私はメールの内容を全て話した
人間凄いものでイヤな思い出は脳裏にちゃんとインプットされる
『西松屋で子供服買ったよ。何これ?
あんたにわざわざ言うこと?
ジャスコで今日はメロンとか野菜いっぱい買ったよ。何これ?
あんたに何の関係があるの?
パパのビール今日買ってるからね。何これ?
ビール買ってるからねって家に来るの前提やな?』
遠藤さんは黙ってタバコを吸っていた
私は黙り込んでいる遠藤さんをみてキレてしまった
続けて
『後はお前の返事メール内容。わかってるよな?真由美、愛してるよ。はぁ?
一緒に寝ようね。はぁ?何やねん。コレは。説明しろ!』
私は自分で信じられないほどの口調で遠藤さんをお前呼ばわりで呼び、まくし立てていた