#フォロー・ミー(2020年) | 勝手に映画紹介!?

#フォロー・ミー(2020年)


#フォロー・ミー [DVD]


WOWOWのスリラー特集でエアチェックしておいた「#フォロー・ミー」を鑑賞…アメリカの人気動画配信者と撮影スタッフが、ネットを介して知り合ったロシア人の金持ちに招待され、モスクで“脱出ゲーム”の実況中継をすることになったが…いざ撮影が始まると“どエライ目”に遭うという感じの内容。これといったスターが出てるわけではないが、どこかで顔や名前を見たことがある役者がそれなりに出ている感じですよね。2020年に“のむコレ2020”という単館系の特集上映で一応劇場公開されてるようで…その後、2021年4月にDVDもリリース済みのようですね。

 

過激な動画で人気を博し、世界中にフォロワーがいる配信者のコール…彼と4人の仲間、ダッシュ、トーマス、サム、エリンはモスクワへ向かっていた。現地にいるコールのファンだという大富豪の息子アレクセイから正体を受け、刺激的な“リアル脱出ゲーム”に挑戦するのが目的だ。モスクワ到着後、アレクセイに出迎えられ…豪勢な歓待を受ける面々。コールとエリンは付き合い始めたばかりだが恋人同士でもあり、2人で観光も楽しむ。そして、いよいよ“リアル脱出ゲーム”が行われる会場に連れていかれ、中継が始まったのだが、何か様子がおかしく…。

 

馬鹿なアメリカ人たち(=動画配信者というのが今風の設定)が、異国の地で大変な目に遭う…そこに至るまでの“観光地巡り感”も合わせて、イーライ・ロスの「ホステル」みたいだなと思いつつ…いざ、メインの脱出ゲームになってからは、「SAW」シリーズのような要素も入ってくる。トラップの仕掛けを解除する方法なんかでは「ダイ・ハード3」ネタなども入っていて…そうするとダクトを這いずり回って逃げる描写は「ダイ・ハード」オマージュなのかななんて深読みしたくなる。悪党の1人に「ダイ・ハード/ラスト・デイ」にも出てるロシア系の役者さんも出ていた。

 

トラップを解除する方法として、死体の解体をしなければならないなどエログロな描写もある…その後も拷問系とか、それなりにスリラー、ホラーを見たなという気分にはさせるかな。オイラみたいなロートルなオッサンの感覚からすると、こんな如何わしい誘いにのってロシアくんだりまで出かけていくという行為自体に、既に危うさがあり…自殺行為だろうと。ネットでチヤホヤされてる動画配信者が、調子に乗って失敗する姿を見て、自業自得だなとしか思えないんだけど…スタッフの中にもやたらチャラいヤツがいて、そいつの言動が主人公以上に腹立たしい。

 

前述で“オマージュ”という言葉を使ったが、身もふたもない言い方をすると、いいとこ取りな二番煎じ、パクリも多く、ここまできたら某有名監督の某映画みたいな“どんでん返し”があってもいいのになって思ったら、まんまそういうオチになって笑ってしまった。ただ、ここで動画配信者という設定が、一番活かされることになり…途中で感じていた“調子ぶっこいてるから、自業自得だよな”の後押しになるのよ。そろそろ自重しないと、そのうちに痛いしっぺ返しを食らうぞ!迷惑を顧みないお馬鹿配信者への皮肉であり警鐘だよ。動画配信者設定に意味があった!

 

 

監督:ウィル・ワーニック

出演:キーガン・アレン ホランド・ローデン デンゼル・ウィテカー ローネン・ルービンシュタイン シーヤ

 

 

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DVD #フォロー・ミー






 

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