ロスト・メモリーズ(2002年) | 勝手に映画紹介!?

ロスト・メモリーズ(2002年)

ロスト・メモリーズ

 

先週、WOWOWで韓国のSFアクション「ロスト・メモリーズ」をエアチェック…旧作で、初放送でもなかったが、けっこう久しぶりの登場なのではないか?オイラが加入して以降で、放送があったのかは定かじゃないのだが…もしあったとしても、DVDを持ってるからと、今まで録画しなかったのかも?手元にエアチェックディスクはなかった。っていうか、20年以上も前の作品であることが驚きである…ついこの間のような気もしてたけど、もうそんな前の作品なのか?現段階でブルーレイ化はされていないみたいだが、アマプラでも有料配信での扱いはあったよ。

 

1909年、ハルビンで韓国統監だった伊藤博文の暗殺未遂事件が発生…その後、日本は第二次世界大戦に参戦、戦争に勝利して東アジアを統合。それ以来、朝鮮半島は日本に支配されることに。時が経ち…2009年、京城は東京、大阪に次ぐ日本第三の大都市になっていた。その日、伊藤会館で井上財団の遺物展示会場に、民族独立を唱える武装した不令鮮人が現れた。事態に対処するため捜査機関JBIの捜査官、坂本正行と西郷将二郎はチームを率いて突入…制圧に成功するが、その後の捜査で財団と対抗し、大きな陰謀に巻き込まれていく!

 

もし伊藤博文がハルビンで暗殺されていなかったら…というifの世界、戦争の結果も変わり、朝鮮半島を日本が支配するようになっていたという…パラレルワールドを舞台にしたお話。当時の人気韓流スターのチャン・ドンゴンが主演を務め、セリフの多くがカタコトの日本語であるほか…仲村トオル、光石研といった日本人俳優も多数出演。なぜか映画監督の今村昌平まで出てくる…なかなかとんでもな珍作だった。ネタバレになるので詳細は避けるが、後半はさらにSF色が強くなり、よりツッコミどころも多くなる…ドンパチアクションは今見ても充分に及第点だ。

 

ソウルが京城と呼ばれ、新宿そっくりになってる(実際に新宿の街並みなどを撮影したもの)…もちろん公用語も日本語のようで、朝鮮系日本人と呼ばれる人たちも日本語を喋る。ただし、そういう文化に反発する連中が、不令鮮人と呼ばれ、テロリスト化しており…捜査機関に所属しているチャン・ドンゴンや仲村トオルが事件に対処したり、戦ったりする。気がつけば…すっかり悪者になっている日本人が、組織ぐるみ、国ぐるみで隠しているでっかい秘密、不正がありまして…真実に近づくことで陰謀に巻き込まれたチャン・ドンゴンが、テロリスト側につくことに。

 

物語が始まった時点ではコンビを組んでいたチャン・ドンゴンと仲村トオルが…最終的には銃を突き付けあうような関係になっていく。国を裏切れない仲村トオル、しかしかつての相棒に銃を向けるのはつらい…そこに、己が信じていたものを覆すような大きな真実も直面し、さらに苦悩。日本人が見ると…なかなか酷い映画だなと思ったりもするんだけど、トオルくんのおかげで不快感はけっこう緩和。中盤のアクション、まだ一緒に任務をこなしていた2人が、不令鮮人と銃撃戦をぶちかましていて、相手にロケランぶっぱなされ、爆風を背に吹き飛ぶシーンが好き。

 

当時、劇場では見てないんだけど…日本公開前から一部の専門店などで“日本語字幕入り、リージョンフリーの韓国盤DVD”が出回ってまして、オイラも秋葉原のラジオ会館にあった、今はつぶれてしまった“It’s(イッツ)”という輸入ソフト専門店で発売直後に購入したんだよね。韓国盤DVDの発売は2002年11月…日本での劇場公開は2004年3月…1年以上前に日本公開前の映画が、自宅で見れたので、優越感にひたったもんだ。まだその韓国盤のDVDが手元に残っていたのでジャケの写真を載せておきますね。購入金額は4200円だったのか…。

 

 

監督:イ・シミョン

出演:チャン・ドンゴン 仲村トオル ソ・ジノ シン・グ 大門正明 光石研 吉村美紀 今村昌平

 

 

【DVDソフトの購入】

DVD ロスト・メモリーズ

ロスト・メモリーズ




 

当時買った韓国盤DVDまだ持ってる…

 
ロスト・メモリーズ
 
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