【勘流雑感】
 昨日の日本株は暴落。546円安に直結するようなマイナス材料は見当たらなかったが、原油価格上昇に伴うインフレ懸念、衆議院選での野党暗躍による日本の景気後退懸念、中国恒大集団の債務問題の深刻化懸念などへの警戒心、29,000円割れ後の先物への見切り売りなどが複合的に指数を押し下げた。夜間取引中に28,420円まで下落した先物が28,800円台を回復するなら灰汁抜け感が高まるが、本日中は困難か。もっとも、米株はSP500が7日続伸の絶好調ゆえ再び27,000円台に突入するリスクは低く、昨日「攻めるなら今週から来週序盤、または11月3週目以降」と述べた経緯も鑑みれば、本日の調整は売却要件を徹底する節度を持ちながら果敢に買い向かうが善かろう。

 さすれば、昨日撤収を余儀なくされた先物は28,350円までを買い下がりながら80-120円幅の即回転を目す。個別に関しては持ち株の救済と躍進を目指し、昨日終値水準までは胆力を持って接されたい。

【勘流銘柄】
□ 7379 サーキュレーション
8月提唱時は短期22%高を達成。今月上旬は地合いの悪化により2,800円台まで売られたが、その後の騰勢が示すように新興内での自力上位は明白。IPO物色の持続、本業のプロシェアリング事業や副業・フリーランス契約のオンライン管理サービス事業の高い将来性もフォロー。先週後半の参陣後は動意を欠いているが、一瞬の足があるゆえ本日も現値近辺は買い乗せ好機として処す。

■ 4544 HUグループ
年末にかけて世界中で本格始動が目されるワクチン接種証明書関連銘柄。7月から当社の健康確認用アプリ「ウィズウエルネス」に新型コロナワクチン接種履歴が確認できる機能を追加。岸田政権にとって消費活動の正常化も含めたコロナ対策強化は生命線ゆえ、目先の下げ一巡後の巻き返しピッチは他を凌駕するものとなろう。本日も2,800円台は粛々と。

(その他)
◎ 2489 アドウェイズ
GS君の方で先月下旬から提唱中。昨日の下落分を早期に回復するなら年末に向けた材料株の柱の一角となりえる。

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