2022年11月21日

米ツイッター買収提案 イーロン・マスク氏が付き付けた「5兆円の価値」  その1

◎電気自動車テスラの最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は今月14日、米ツイッター社に
買収提案した。拒否された場合に「プランB(代替案)がある」と述べ、米メディアはツイッターが買収防衛策の
検討を始めており、協議は難航と予想した。

 ツイッター株の約9%を取得し、筆頭株主のマスク氏は「(ツイッターは)言論の自由の場たるべきだ」とした。
残りの同社株を買い付けるには400億ドル(約5兆円)規模の資金が必要とみられるが、「十分な資産があると」とした。


 ウォールストリート・ジャーナルは、ツイッターは防衛策「ポインズ・ピル(毒薬条項)」を講じることを検討していると報じた。既存の株主に新株予約権を割り当て、マスク氏の保有比率を低下させる。仕組み。

 マスク氏は2000年、宇宙開発企業スペースXを設立。ロケットや宇宙船の設計、製造などを手がけている。スペースXは15年5月には、民間で初めて国際宇宙ステーションへの有人飛行を実現させる快挙を達成した。

 この事業意欲の旺盛なマスク氏のSNS買収で思い出すのは、1996年にソフトバンク(当時)がニューズ・コーポレーションと組んで、旺文社からテレビ朝日の株式の株式21%を買い取り、翌年、朝日新聞社が買い戻した事案。

 また、05年にはライブドアがフジテレビを狙って、ニッポン放送株の買収を手掛けた事案。
いずれも報道・メディアの買収だった。





*月刊ゲンダイ(2022・11・11)


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Posted by 編集長 松尾 忠 at 06:48│Comments(0)
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