滑らんごと気をつけろよ
玄関。
雨の日は気をつけないとツルッと滑ってしまう場所がある。
今更そんなこと、母ももちろん知っていて、
ゴミ出しの時にも滑らない靴を履き、なおかつ気をつけている。
そんな今更な話を父が母にしていた。
父は具合がかなり悪いようで、この日も機嫌がかなり悪い。
恐い恐い恐い恐い恐い。
父「滑らんごと気をつけろよ」
母「うん」
父「逝くときは一発で逝けよ!」
母「・・・・・。」
父「よ!」
母「うん」
何も言えないし”うん”しか言えない。
いつもいつも次から次へとひどい言葉がどんどん出てくるが、
これはもう最高に最低な言葉だと思った。
手のかからないよう、死ぬときは死ね、それ以外はダメ、そういうことだろう。
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