Mission21 (おそらく)ミュージアムカフェ界一高額なコーヒーを注文せよ! | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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2022年春のリニューアルオープンに向けて、

絶賛準備中の泉屋博古館分館・・・改め、泉屋博古館東京。

 

 

 

その開館に先立ちまして、

先日10月1日、併設されたカフェがオープンしました。

 

 

 

その名も、HARIO CAFE。

今年創業100年を迎える耐熱ガラスメーカー、HARIOが直営するカフェです。

当たり前といえば当たり前ですが、カウンターには、

世界が認めたHARIOのコーヒー器具がズラリと並んでいました。

 

 

 

さらに、奥に進むと、見覚えのある壁が↓

 

 

 

そう。こちらはリニューアル工事する前、かつての泉屋博古館分館の外壁。

その外側に拡張する形で、カフェスペースが新たに誕生したというわけです。

 

 

ちなみに。

泉屋博古館分館時代、この壁の向こうは学芸員やスタッフの仕事場。

窓ガラスだった部分は、さすがに塞がれていました。

 

 

 

なお、店内ではコーヒーや紅茶が味わえるだけでなく、

コーヒー&ティー器具やコーヒー豆なども販売されています。

それらの中には、泉屋博古館東京ブレンドコーヒーや、

泉屋博古館東京オリジナルタンブラーなど、ここでしか買えない限定品も。

 

 

 

さらに、HARIOが手掛けるアクセサリーブランド、

HARIO Lampwork Factoryのアイテムも販売されています。

こちらにも泉屋博古館東京オリジナルアイテムがあるので要チェックですよ。

 

 

 

さてさて、今回の訪問のお目当ては、

こちらのHARIO CAFEで提供されているコーヒーです。

 

 

 

メニュー表の上から2番目に、ご注目くださいませ。

 

 

 

ドリップコーヒー ワールドチャンピオンレシピ  ¥2000

(テイクアウトの場合は、1500円)

 

 

に、に、に、2000円?!!

 

 

その金額に思わず声が裏返りそうになりました。

てか、裏返りました。

ホテルで飲むコーヒーよりも高額です。

2000円あれば、ランチなら特上寿司くらい食べれますよ。

2000円あれば、まぁまぁな日本酒の4合瓶が買えちゃいますよ。

日本全国のミュージアムを訪れるとともに、

日本全国のミュージアムカフェも訪れてきた僕の記憶が確かなら、

1000円越えのコーヒーが提供されているのは、見たことがありません。

ましてや、その倍の2000円だなんて!

 

どんな味がめちゃめちゃ気になります!!

 

 

というわけで。

ランチを食べるのを我慢して、

ワールドチャンピオンのを頼んでみることにしました。

・・・・・あ、いや、その前に。

ちゃんと味の違いを知るために、

「ドリップコーヒー Specialty coffee 800円」 を頼んでみました。

 

 

 

2000円という価格のせいで、

800円がだいぶ安く感じられましたが。

冷静に考えてみたら、こちらもまぁ、お高めです。

とはいえ、ポットで運ばれてきたので、量はたっぷり。

2杯分強はあったので、実質的にはそんなに高くない気がします。

 

 

 

もちろん味や香りは、申し分なし!

庭からの眺めとともに、ゆったりとしたコーヒータイムを過ごしました。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

800円のコーヒーで十分すぎるほど美味しかったし、

2杯分強の量を飲んで、お腹タプタプだし、2000円のほうはもうよくね?

 

そう思いかけましたが。

あきらめたらそこで記事終了ですよ。

意を決して、ドリップコーヒー ワールドチャンピオンレシピをオーダーしました。

 

 

 

見た目こそ、800円のものと大差はないですが、

豆は、バリスタ世界チャンピオンの粕谷哲氏が焙煎したスペシャルティが使用されているそう。

しかも、HARIO製のドリッパーを用いたチャンピオン直伝の方法淹れられているそう。

 

まずは香りを楽しんでみることにしました。

 

 

・・・・・・・ハッ!!

 

香りからして、格が全然違います。

素人の僕でも、一発で違いがわかるほど。

華やかで上品。

出来ることなら、飲まずにずっと嗅いでいたい。

そう思わされる香りでした。

 

 

それでは、いよいよ一口飲んでみます。

おそらく一口あたり100円くらいはするでしょうか。

あ、いや、そんな雑念は消し去らなくては。

気持ちを落ち着かせ、無の境地で口に運んでみました。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん??

 

 

美味しいは当然なのですが。

何かの味に似ているような。

悩みながら、もう一口飲んでみることにしました。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え、担々麺??

 

 

 

味覚が貧乏であるのは、重々自覚しております。

自分でも何をバカなことを言っているんだ、ということも重々承知しています。

ただ、何度飲んでも、担々麺を感じたのです。

いや、担々麵のスープそのものの味ではないですよ。

それはもちろん、、コーヒーの味なのです。

酸味と併せて、強い旨味があるのと、

焙煎の香りがゴマをどこか彷彿とさせるのと、

その他何やらが化学反応を起こすことで(←適当)、うっすらと担々麵が醸し出されるのかと。

 

 

というわけで、自分でも意外過ぎる結論が導き出されました。

 

『高級なコーヒーは、どこか担々麵を連想させる味がする』

 

 

もしかしたら、ランチ食べなくて、

お腹が空ききっていたからなのかも。

 

 



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