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JR久留里線の末端区間は本当に無駄なのか?(その1)

2022年11月25日 20時31分02秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
11月23〜24日の休みに千葉県のJR久留里線に乗り、周遊観光して来たので、その事を記事にします。
そもそも久留里線とはどういう路線か?内房線の木更津と山間部の上総亀山を結ぶJR東日本の盲腸線です。単線・非電化のローカル線で、約32キロ全14駅の区間を1両ないし2両編成のディーゼルカーが走っています。途中の久留里までは一定の需要はありますが、そこから奥の末端区間(久留里・上総亀山間)はほとんど需要はなく、「100円稼ぐのに1万5千円もかかる」と言われ、廃止論議が浮上しています。(参照記事
でも本当にそうなのか?自分の目で確かめて来ました。長文の記録になるので3回に分けて書きます。まずは初日に上総亀山行き下り列車に乗った時のメモから。
 
 
11月23日(水・祝)13:01木更津発上総亀山行き2両編成に乗車。終点の上総亀山まで片道680円。天候は生憎本降りの雨。
 
既に1両目に15人、2両目に5人が乗っていた。地方ローカル線にしては意外と多いように感じる。ほとんど地元客だけで、私以外には鉄道ファンと思しき人は見当たらず。
 
JR久留里線ではICカードが使えないので、運転士以外に女性の車掌(アテンダント)も乗務、車内で切符販売と改札業務に従事。以下、各駅毎に乗降客数をレポートする。
 
祇園で5人下車。
 
上総清川で3人下車。
 
東清川から子ども2人乗車。アテンダントも手持ち無沙汰なようで、当駅発車後は運転室内で運転士と暫し連絡事項等のやり取り。ディーゼルエンジンが唸りを上げる。
 
横田で3人下車。当駅で上り列車と交換。久留里線は単線なので、行き違いの為に他駅よりも少し長めに停車。1両目車内の乗客も6人まで減少。
 
東横田で2人下車。
 
馬来田(まくた)で2人下車。当駅も昔は行き違い設備があったようで、反対側には使われていないホームが残されていた。
 
下郡(しもごおり)では乗降客ともに無し。
 
小櫃(おびつ)で1人下車。
 
俵田でも乗降客ともに無し。
 
 
久留里(くるり)は城下町の旧久留里町にある沿線の中核駅で、駅員が常駐しており、行き違い設備もある。当駅で3人下車。私以外の乗客は1両目に3人、2両目に2人だけとなる。ここでは運転調整の為か、上下列車とも約10分間と長めに停車。
 
久留里を出ると沿線の住宅も途切れ、線路は山の中に。山の中に民家や田畑が広がる典型的な農村風景に。
 
平山では乗降客ともに無し。
 
上総松丘で子ども2人下車。運転収受の際に、運転士と乗客の子どもとのやり取りに微笑ましさを感じる。
 
上総松丘・上総亀山間で小さなトンネルをくぐる。終点の上総亀山には14:11着。乗客全員下車。うち男性2人はまた折り返し列車に乗車。この男性も多分、鉄道ファンなのだろう。
 
上総亀山は無人駅なので、列車に乗るには乗車証明書が必要だ。改札入口の証明書発行機のボタンを押して証明書を入手し、下車駅で運賃と共に払う。
 
今は棒線ホーム1本だけの寂しい終着駅になってしまった上総亀山も、昔は賑わっていたのであろう、横に本線から切り離された側線が数本並んでいた。
 
終点の車止めも駅から少し離れた所にあった。小湊鉄道・いすみ鉄道連絡駅の上総中野とも連結する予定だったのだろう。
 
今日は終日本降りの雨なので、久留里線利用状況の調査だけに止め、周辺観光は明日に延ばす事にする。(その2に続く)
 

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