人生最悪の刻 -あとがき-

他からみて,一見どこも悪くなさそうに見える症状ってこともあって,むずかしいものだなぁ,と思う事がいくつか.中でもげんなりするのが,「別にどこも悪くなさそうだよ.ただの疲れだよ,疲れ!」というやつ.疲れの一言で片付けられてもなぁ...会社勤めで上司にこういう風に見られると,本人はキツいのに,さぼろうとしてるように見られそうで,なんか大変そうだ.


ストレス溜まったんでは?という話もあります.これは確かに.何らかのストレスはあったと思うけど,でも日本にいる時よりも気楽だし,ボストンでは研究がんばるぞー,とやる気出てたしで,汲々としてたとは全然思えないんですよねぇ.というか,今の生活でストレス溜まり過ぎだとすると,多分僕は博士課程の時にとっくに死んでると思います.


ブログではいろんなコメント頂いて感謝感謝です.それにまさかお医者さんにまでアドバイスもらえるとは(ちなみに,お仕事の話をきくとリバポサポは涎をたらすと思う).皆さんありがとうございましたー.

人生最悪の刻 -その6-

そういうわけで,だるさは依然としてあって,作業をしているとつらいんですが,気長にやっていこうと思います.各先生に言われたとおり,姿勢に気をつけつつ,適度に休みをとって,軽い運動をしながら,徐々にやっていこうかと.ただ,精神的には,ものすごく楽になったのは確かです.


さて,原因はよく分からないけど,倦怠感だなんだ,というと自律神経失調症を思い浮かべるわけで(そういうコメントもいただきましたー),それじゃあないのか?という向きもありそうですが,少なくとも僕の場合,自律神経失調症 -> 倦怠感などなど,ではなさそう.前からここを見てくださってる方はご存知ですが,去年の10月あたりに肩や背中とかがおかしくって,カイロに行ってます.少なくともその頃から身体的な不調があるので,やっぱり始まりは,姿勢の不良(か何か)が原因による激しい凝りと張りなんではないかと.で,今思えば,ボストンから帰国する頃は,自律神経の乱れからくる不安などがあったのかなぁ,とは思います.分かりませんが.まぁ,とりあえず,悩んだりするのは(飽きたし)やめて,気楽にぼちぼちやっていこうかと思います.


そうそう,今まで全然馴染みがなかったのもあって,自律神経失調症ってもろに精神病のようなものだと思ってたんですが,全然違うんですな.常識ですか?そうですか...

人生最悪の刻 -その5-

病院の後,カイロプラクティックへ.そうだ,カイロと言えば,前にかいたボストンでのカイロは,首や腰をボキボキボキ!とやるし,3,4分で終わるしで,すぐにやめました.

僕が名古屋で行くカイロは,そういうんじゃなくて,アジャスターでちょっとずつゆがみを矯正,整復するので,ソフト.あと以前つらかっと時に楽になったのと,(全身だからだけど)2時間くらいやって説明もちゃんとしてくれるので,良いかなぁ,と思っております.病院で扱うような病気じゃないので,まぁ,こういう所で,緩やかにやってもらうくらいしか,現時点では手はないかと.


さて,そのカイロでさっそくみてもらうと...


「あー,右足が短いですね」


失礼な!足が短いのは生まれつきですよ!


「左足よりも右足が短くなってます」


とのこと.まぁ,体歪んでますってことらしい.これ以上足が短くなったら人面ダックスフントになってしまう....

いろいろやってもらいましたが,

  • 頭の真上から見たとして,背骨が反時計回りに少し回ってます(背骨の左側が前に出て,右側が後ろに下がってる,という感じらしい)
  • 首の付け根の右側が驚くほど固いです

ということらしです.実際前にも言われたけれど,姿勢が悪いっていうのも,腕の倦怠感や痺れの一因ですよ,ということで,概ね鍼灸院で言われた事と同じ感じ.やっぱりそういうことなんでしょうか.
姿勢に気をつけて,ストレッチをするとか,軽い運動をするとか,そういう事につきるという感じ.「軽い運動として,ラジオ体操最高です」とか.うぅ.一応,中高は部活でキャプまでやってた僕が,ラジオ体操ごときを運動としてやる事になるとは.とほほほ.

人生最悪の刻 -その4-

予約を変更してまずは名大病院の整形外科へ.持ってきたMRIの画像をしばし眺め...


「パーフェクトですねぇ.椎間板きれいに並んでますよ」


というわけで,MRIの結果でも異常はなし.可能性として,次に考えるのは,"血管の詰まり(だからだるくなる)"とからしいんだけど,それが両腕や足に同時に現れるのは可能性としては限りなくゼロとのこと.重大な病気である可能性も,現時点では九分九厘なし,とのことで,整形外科医の見地からはこれ以外の診断は出ないですねぇ,という事でした.地元の整形外科の先生と同じ見解.そうですかぁ.とりあえず前回と同様に,アリナミンF(ビタミン剤)と軟膏を出してもらいました.


次に精神内科へ.なんと前に診察してもらった先生はこの春に退職しちゃってたので新しい先生に診察してもらう.筋電図の結果は全く異常なし.MRIの結果を見ても,特にあやしいところは見当たらず,ということで,こちらも確たる病気とは診断できず〜.


hatto8107:体がだるいって事で,内蔵に悪いところがある,とかそういうことはないでしょうかね?
先生:う〜ん.血液検査の結果をみるとー(カチカチカチ),肝臓,腎臓,その他も正常ですからね
hatto8107:そ,そうですか〜
先生:外国に戻られる予定のようですし,一応,特殊な病気についても血液検査してみます?
hatto8107:はぁ,この際だから一応やっときます


ということで,また血を抜いてきました.甲状腺関係とか,膠原病やらについて検査するらしい.でも,何もでなそう.膠原病を患っている伯母がいるんだけど,それからすると,少なくとも膠原病じゃないねぇ.うん,出ないだろうな.


ということで,病院での診察では特定の病気とは診断はでない,という結果でした.つまり,まぁ,病気じゃないってことですね.(血液検査の結果は来週の月曜日)


良いような,悪いような.

人生最悪の刻 -その3-

名古屋大学で筋電図検査を受けました.筋電図検査で,神経を刺激した時の筋肉の反応が分かるらしいです.脳の命令に対してちゃんと筋肉が動くかどうかチェックする,ということですね(きっと).
最初は,手や足がポンポンうごくような電気を流すくらいだったんですが...途中で先生が何か針のようなものを取り出します.僕は左の腕が特にだるい,ということで,左腕の肘と手首の間(の手の平側)のあの柔らかいところ二カ所にぶすぅ!!と刺す.一つは手首近く,もう一つは肘の近く.普通の注射のようなやさしい刺しかたじゃないし(垂直に近い.近かったと思う),針ぶっといし.それをぐさぁ!と刺した状態で筋肉に力入れたりするんです.痛い.これは痛い.ほんとに痛かった.ただ,この時先生がぽつりと「ハッキリしたのは出てないですねぇ」と.そうなのか...



次に,何日かおいて地元の整形外科でMRI検査(名大でも予約したけどだいぶ先になってしまうので)を受けました.これもつらい.機械の中にぐぃーんと入るんだけれども,ほんとに,ほんとうに目の前に機械の何の変哲もない外壁(?)が.頭は固定されているし,50分動いてはいけない.道理で検査前に閉所恐怖症について聞かれるはずだ.花粉症で鼻むずむずだったので,もうダメだと思っていたら寝てました(そして「ハイ終わりましたよー」の声でビクゥ!と起きた).


MRIをとった整形外科では,「うーん,頸椎もきれいに並んで写っているし,問題はないですねぇ...」との診断.「気休めだけど消炎の湿布でも出しましょうか?」とかなんとか...でも,この症状はなんなんでしょうか...


次は,これらの検査結果を引っさげて,名古屋大学病院へ.またその間,鍼灸院でマッサージ,鍼などしてもらってました.


(つづく)