Uくんが入院する前くらいだったかな…


私はUくんの側に…


どうしてもいたくて…


Uくんを…


手に入れたくて…


少しおかしくなっていたのかもしれない…


愛されてもいないのに…


一方的に愛しすぎて…


Uくんを縛りつけようとした…











妊娠したい…











そんなバカな事を考えた…










私が…


私がUくんの赤ちゃんを妊娠したら…


付き合うを通り越して…


結婚できるんじゃないかと…











恐ろしく歪んだ想い…











いやね…


今の自分ならね…


ありえないよ!?あんた!!って…


当時の私に言うよ…











けどね…


その時の私にはね…


それしかなくて…


付き合えない現実に向き合えなくて…


それでもUくんといたくて仕方なかった…











そして私は言ったんだ…


「中に出して」って…











だけど…











私のもとに…











Uくんの赤ちゃんは…











きてくれなかった…











それで良かった…


うん…


今となってはね…


そう思うけど…











その時の私は…


もう残された道はないんだって…


どん底の気持ちだった…


だって…


本当に…


本当に…


大好きで…


愛してたから…


歪んだ愛情だなんて…


気づかないくらい…





************

次回へ続きます