…ということで、森と湖の国フィンランドに出かけた時の思い出を蘇らせておりましたですが、

まあ、そんなことにも背中を押されて?、ちょいと森と湖ならぬ、森と泉の国へと出かけることに。

 

とはいっても、相も変わらず海外渡航は思うに任せぬ状況ですし、

国内でといっても各所の緊急事態やら蔓防やらが解除されて、まださほどに時の経たない中ですので、

どうしたもんだか…と思いはしましたですけれど、まあ、行先は山梨県の小淵沢ですのでね。

 

予て春先に引っ越しの手伝いで小淵沢へ出かけ、

いつでも使ってくれていいというアパートを確保(?)してあったわけですが、

その直後に緊急事態が宣せられ、その後にいっとき蔓防に移ったものの、再び緊急事態に突入するという、

これまでの経緯があったものですから、夏場に利用させてもらおうかなという目論見もふっとんでおりました。

 

ともあれ、小淵沢には多くの木立があり、八ヶ岳の裾野の伏流水が湧き出す場所。

いささかのロマンも籠めて、森と泉の国へ出かける、そんな言い方もしたくなった次第でありますよ。

 

ところで、「森と泉…」という言葉を繰り返し使っておりますが、

そんなときにどうしたって(ある一定以上の年代ならば)思い浮かべる曲がありましょうなあ。

言わずと知れたジャッキー吉川とブルー・コメッツのヒット曲、「ブルー・シャトウ」でありまして。

(「シャトー」ではなくして、「シャトウ」が正しいタイトルのようです)

 

しかも思い出すときにどうしても付いてきてしまうのは、

「とんかつ」、「にんにく」、「こんにゃく」、「てんぷら(一説にはてんどん)」などの食べものなのですが、

どうしてもこれらの言葉が付いて回る理由もまた、ある一定以上の年代の方には言うまでもないことかと。

 

それにしても、歌詞の短いまとまりごと、語尾にこれらの言葉を足すという歌い方は

どこでどんなふうに始まったのでありましょうかね。

♪森とんかつ、泉にんにく、かこんにゃく、まれてんぷら(てんどん)…とまあ、

実にリズムに乗りやすく、歌いやすいだけに、これ抜きの本当の歌詞で歌われる方が少ないのではと

思ってしまうところでもありますよ。

 

Wikipediaによれば、2002年7月のフジTV「FNS27時間テレビみんなのうた」の中で

「ブルー・シャトウの替え歌のルーツ」が調査されたと出ておりましたけれど、

四方晴美(TVドラマの子役・チャコちゃんでひと頃大人気でしたな)が思い付きで「もりとんかつ…」で歌ったのを

「ちびっこのど自慢」で改めて披露、これが広がった…というのが(確証の無い)結論であったようで。

まあ、「ちびっこのど自慢」が震源地なら、子供たちの間に急速に広まったのも分からなくはありませんですね。

 

と、それはともかく作曲者の井上忠夫はこの曲をカナダ・レイクルーズのホテルで作ったらしいので、

肖るにしてはレイクルーズと小淵沢を並べるのもなんですが、まあ、ともかく自然の懐に抱かれてくるということで。

それでは週明け(火曜日になりますかね)にまたお目にかかります。ではでは。