MAROONED STADIUM

主にイングランドやプレミアリーグのサッカー中心に語ってくブログです。

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リーガ第35節: オサスナ vs レアル・マドリード

この試合の前に行われていたビジャレアルvsヘタフェで2-0でビジャレアルが勝ったためレアルが今日優勝決める条件は勝利のみということになってしまった ただ相手のオサスナは降格圏に沈んでいるて、ホームで死に物狂いで勝ち点を取りにくるはず 決して楽な相手ではない


オサスナ
  ポルティージョ  
ヴェラ アスピリクエタ
プラシル プニャル
  アストゥディージョ  
モンレアル J・フラーニョ
M・フラーニョ クルチャガ
  リカルド  

レアル・マドリード
  サビオラ  
ロッベン ラウール
スナイデル ディアラ
  ガゴ  
エインセ セルヒオ・ラモス
カンナバーロ ぺぺ
  カシージャス  

<前半>

立ち上がりは両チーム攻撃を仕掛ける

4分にはオサスナの攻撃で右からのハビエル・フラーニョのクロスにポルティージョがヘッド!!(外れる) そしてこの後は右サイドのアスピリクエタを中心とした崩しでオサスナが攻勢 対してレアルはしっかりした守備から縦パス一本でサビオラやロッベンを走らすカウンターで応戦した

24分にはレアルはマアマドゥ・ディアラが思い切ったミドル!!(GKリカルド好セーブ) 一方オサスナも26分にプラシルのパスを受けたポルティージョがエリア内左からシュート!!(GKカシージャスセーブ) 以降両者早いプレスで攻防戦が続いた
スナイデルvsハビエル・フラーニョ

32分にはオサスナの攻撃でポルティージョがミドル!!(外れる) そして前半残りはオサスナが優位にゲームを進める

だが結局前半はこのまま終了 0-0で折り返す


<後半>

後半開始数秒、カンナバーロが後ろからオサスナの選手にタックル これでイエローカードを貰い、前半にも既にイエローを貰っていたので退場してしまう!!(ただ1枚目のイエローは明らかにポルティージョのダイブだった)

DFリーダーを失って混乱状態のレアルにオサスナは直後の46分、左サイドからクロスボール これをカシージャスが弾ききれなく右サイドへ渡り、今度は右からのクロスにポルティージョがボレー!! これが決まり、オサスナ先制!! かと思いきや、クロスボールの前のプレーでヴェラにハンドがあったとして無効

52分にはレアルはDF陣再構築のためサビオラを下げてミゲル・トーレスを投入 そしてこの後も数的優位のオサスナの前に守備を強いられる戦いが続いた

だがただ守っているだけでなくレアルは56分にエリア手前でボールを持ったスナイデルがループシュート!!(バー直撃!!) さらに61分にも右からのFKでスナイデルが強烈なシュートで直接ゴールを狙う!!(GKリカルド好セーブ) 

62分には数的優位にも関わらずゴールが奪えず、むしろレアルに若干ペースを握られつつあるオサスナは選手交代 ハビエル・フラーニョに代えてソラ、ポルティージョに代えてパンディアーニを投入する 対してレアルも64分にラウールに代えてイグアインを投入した 

67分にはオサスナの攻撃でプラシルの左からの意表をついたグランダーのFKにゴール前でパンディアーニが合わせる!!(バーの上へ) 一方レアルも75分にロッベンの横パスを受けたスナイデルがミドル!!(外れる)

そして81分にはオサスナは右CK これがレアルエリア内で混戦となり、最後はエリア内からオサスナの選手がシュート!! だがなんと至近距離のシュートだったにも関わらずGKカシージャスはスーパーセーブで防ぐ!! 

しかし審判はPKのジャッジ そう、CKからの混戦のときにエインセが痛恨のハンドでクリアをしてしまい、これをとられてGKカシージャスの健闘空しくオサスナにPKが与えられた!! で、このPKをプニャルが冷静に決めてゴール!! オサスナが先制する
エインセ痛恨のハンドでPK献上

先制点を決められたレアルは84分にスナイデルを下げてジュリオ・バチスタを入れる すると86分、レアルはイグアインの左からのFK これをロッベンが頭で流してゴール!! 1-1で追いついた

さらに追い上げモードのレアルは88分、マアマドゥ・ディアラが中央を持ち込む そしてDFに囲まれてボールがこぼれたところをエリア手前中央でガゴが拾ってエリア内右のイグアインへ展開 で、フリーのイグアインは豪快にシュートしゴール!! 2-1!! レアル逆転に成功!!
イグアイン優勝へ導く逆転弾

降格回避のためにも勝ち点が必要なオサスナは同点を目指し終盤パワープレー しかしこれが実ることはなかった

結局試合はこのまま終了 2-1でレアルが華麗な逆転勝利を収めた そしてそれと同時に07-08シーズンのリーガ優勝が決定!! レアルは見事2連覇を果たした
レアル優勝決める


<総括>

カンナバーロのかわいそうな退場もあってレアルは引き分けでも良しとする戦い方だった オサスナの方も降格回避のため負けられないが、かと言って脅威ある攻撃はできなく(注目していたアーセナルからローンのヴェラもほとんど目立たず)、試合はあんまり面白くなかった

だが終盤のレアルの華麗な逆転劇は面白かった そしてその立役者はイグアイン ロッベンの2試合連続ゴールをアシストし(前節もイグアイン→ロッベンのホットラインだった)、さらに3試合連続ゴールとなる貴重な逆転弾をマークした 今イグアインは本当に絶好調だ


さて今週ミッドウィークにはレアルはクラシコを迎える 既に今日リーガ優勝を決めてしまったのでレアルにとっては消化試合 対してバレンシアを今日6-0で下したバルサにとってはCL出場ストレートイン権の2位を狙うため負けられない いつもより面白さを欠くことになるだろうが、「好調イグアイン率いるリラックスのレアルvsプライドや順位的にも勝たなければならないプレッシャーのバルサ」という構図でそれなりに楽しい戦いが見れそうだ またバルサがサンチャゴ・ベルナベウで屈辱の拍手でレアルを迎えるシーンも見物か

SerieA第36節: ミラン vs インテル

ライバル・ミランの前で優勝を決めたいインテル ミランとしては目の前でスクデットを掲げられるという屈辱だけは避けたいし、何よりフィオレンティーナ、サンプドリア、ウディネーゼとの過酷なCL出場権内争い(4位争い)に勝ち残るためにも負けられない 今回のミラノ・ダービーはスクデットを賭けあう戦いではないが、白熱は間違いない 

ミラン
  インザーギ  
セードルフ カカ
アンブロジーニ ガットゥーゾ
ピルロ
ファヴァッリ ボネーラ
カラーゼ ネスタ
カラチ

インテル
クレスポ クルス
サネッティ ヴィエラ
マニシェ カンビアッソ
キブ マイコン
マテラッツィ リバス
  J・セーザル  

<前半>

序盤は互角な戦いが続くが、ともに決定的なシーンはなかった しかしミランの方がピルロの直接FK、アンブロジーニのミドル、セードルフのミドルなどシュートの意識が高かった

そして時間が経つにつれて徐々にセードルフやカカらを中心にミランは攻勢に出る 19分には中央カカからのスルーパスに抜けたインザーギがGKジュリオ・セーザルと1vs1でシュート!!(しかしシュートはジュリオ・セーザルの正面!!)

この後もミランは攻勢 しかしインテルDF陣もしっかり対応した 逆にミランDFもインテルの数少ないボールを持つシーンでしっかり対応 チャンスを作らせなかった
カカvsヴィエラ

34分にはミランはボネーラの右からのクロスにインザーギ!!(わずかに合わず) 40分にはファヴァッリが怪我でヤンクロフスキと交代するが、この後もミランのペースは変わらず 45分には中央セードルフの右サイドへの絶妙浮き球パスをカカがダイレクトでクロス そしてこれにインザーギがダイビングヘッド!!(わずかに枠を外す!!)

で、結局前半はこのまま終了 0-0で折り返す


<後半>

後半もペースを掴んだのはミラン 49分には左CKにアンブロジーニ!!(外れる) そして50分にはカカの右深くからのクロスをニアでインザーギが頭で流してゴール!! とうとうミランが先制する
ピッポ先制ヘッド

先制後もミランの勢いは止まらなかった 54分には高い位置でカカがマイコンからボールを奪うと後方のセードルフへ戻して、セードルフのミドル!!(外れる) さらに55分にはエリア内左でフリーでボールを受けたカカが冷静にシュートを決めてゴール!! 2-0とする
カカ追加点

2点差をつけられてしまったインテルはここからやっと目が覚める 60分にはマニシェがミドル(GKカラチキャッチ) 61分には左サイドのヴィエラからの浮きパスに抜けたクレスポが完全に1vs1になってシュート!!(GKカラチナイス飛び出しで防ぐ) 63分にも右からのマイコンのクロスにファーでカンビアッソが飛び込む(先にガットゥーゾが触ってCKへ逃れる) さらに64分にはCKの流れからマイコンのミドル!!(GKカラチセーブ)

このように怒涛の攻撃を仕掛けたインテルだがゴールが生まれない そこで64分にはマニシェを下げてバロテッリを投入 対してミランは65分にガットゥーゾを下げてブロッキを投入した 

この後もインテルは攻めに出るがやはり上手くいかない 71分にはクレスポを下げてダビド・スアソを投入した すると75分、アンブロジーニがクルスをエリア手前中央やや左の位置で倒してしまいインテルが絶好のFKを得る そしてキッカーのクルスが蹴ったボールは鮮やかに決まりゴール!! 2-1!!

1点返されたミランは76分にインザーギに代えてパトを投入 だが試合は追い上げモードのインテルがやはり主導権を握る ミランとしては対抗してカカとパトらが速さを生かしてカウンターを仕掛けるが上手くいかなかった

80分にはインテルはリバスに代えてマクスウェルを投入 より一層攻撃意識を強めると、84分には左からのFKでキブが直接狙う!!(GKカラチ好セーブ) そしてこの後もエリア内、付近で激しい攻撃をみせるが、ミランDFは必死に耐えた

で、試合はロスタイムに突入 ロスタイムの4分間が経過し、ラストワンプレーという状況でインテルはエリア手前右のいい位置でFKを得る そしてキッカーはキブ!! が、これを外してしまう

そして試合はここで終了 ミランが2-1でインテルを下し、ミラノ・ダービーを制した


<総括>

前半は白熱さは感じられなかったが、後半はミランの攻撃が実り、インテルも意地を見せ、なかなかのゲームだった

そして宿敵インテル相手に頑張ったミランにはご褒美が なんとこの試合の裏で行われていたカリアリvsフィオレンティーナが2-1でカリアリの勝利 またサンプドリアvsローマも0-3でローマが勝利 この結果ミランがCL出場圏内の4位に浮上した もちろん4位ミランから7位サンプドリアまでの勝ち点差は5以内という超混戦で気が抜けないが、精神的には楽になったと思う

またインテルが敗れ、ローマが勝利したことにより両者の勝ち点差は3に縮まった トッティは白旗宣言をしていたが、再びスクデット争いにも火がついた


セリエAはラスト2試合 優勝争い、CL出場権争い、降格争い 全て団子状態で非常に見所ある展開となった

EPL第37節: フルハム vs バーミンガム

勝ち点30で19位のフルハムはクレイヴン・コテージに勝ち点32で18位のバーミンガムを迎え入れる ともに降格圏に沈んでいてこの直接対決は生死を賭けた戦いだ


フルハム
マクブライド D・カマラ
デンプシー サイモン・デイビス
バラード Dan・マーフィー
コンチェスキー スタルテリ
ハンゲラン A・ヒューズ
  ケラー  

バーミンガム
フォルセル マクファデン
カポ S・ラーション
ムアンバ D・ジョンソン
Dav・マーフィー ケリー
ジャイディ リッジウェル
  Mai・テイラー  

<前半>

立ち上がりからホームのフルハムが積極的に出る この試合の前に行われたユナイテッドvsハマーズを見終えたばかりだとそのテンションの違いにはすごいものがあった

そして5分には左からのクロスにマクブライドがダイビングヘッド!!(オフサイドの判定だったが、実際はない ただGKマイク・テイラーも好セーブ) さらに7分にはバラードの右からのFKで意表をついたグランダーのボールにエリア内左からサイモン・デイビス!!(GKマイク・テイラースーパーセーブ)

この後フルハムはややペースが落ちるが主導権を握り続ける しかし同じく負けられないバーミンガムもナイスなディフェンスから攻撃へつなぐ
D・カマラvsムアンバ

28分にはバーミンガムのカウンター攻撃で左からのクロスにフリーでゴール前でフォルセルが受ける!!(が、コントロールミス!!) 一方フルハムは35分にバラードの右からのFKにディオマンシー・カマラがヘッド!!(大きく外す)

40分にもバーミンガムはカポのロングパスにフォルセルがエリア内左に抜け出し2vs1という状況 そして横のマクファデンへパスを出すが、パスが弱くDF防ぐ!! そして45分には今度はフルハムの攻撃でサイモン・デイビスの右深くからのグランダーのクロスをニアで味方が合わせる これはジャイディのプレッシャーもあり合わなかったが、流れたところをディオマンシー・カマラ!!(GKマイク・テイラー好セーブ)

で、結局前半はこのまま終了 白熱した戦いは0-0で折り返す


<後半> バーミンガム: リッジウェルOUT キュードリューIN


後半バーミンガムは前半途中で負傷したリッジウェルがやっぱりダメでキュードリューを投入した

そして後半も依然激しい攻防戦が続く だが51分、フルハムは左からのFKを得ると、これをバラードが蹴る そして絶妙クロスボールにマクブライドがダイビングヘッド!! これが見事決まり、フルハムが先制する!!
マクブライド待望の先制ヘッド

先制点を決めた後もより勢いに乗ったフルハムがチャンスを作る 54分にはディオマンシー・カマラが左から中へ切れ込み、4人かわしてエリア内左深くからシュート!!(だが大きく外す)

一方追いつかなければならないバーミンガムは58分にカポに代えてとうとう救世主サラテを投入 そして攻勢を強める だが守りに入ったフルハムはよく防いでいた 

そのフルハムは66分にディオマンシー・カマラに代えてネブランドを投入 この交代で堅守カウンター(縦パス一本)という作戦を強化 すると73分にはカウンターの流れから右サイモン・デイビスのクロスにデンプシーがヘッド!!(外す)

対して効率いい攻撃をできていないバーミンガムは直後の73分にフォルセルに代えてジェロームを入れて最終攻撃に出た だがこの後試合は均衡し、バーミンガムには惜しい決定機はなかった

そして86分、フルハムは狙い通りのロングボール一本にDFのミスもあり抜け出したネブランドがGKマイク・テイラーとの1vs1を制してゴール!! 2-0とする
ネブランドダメ押しゴール

2点差をつけたフルハムは87分にバラードを下げてアンドレアセンを投入 この後もバーミンガムの攻撃をかわして逆にチャンスを作った

91分にはダニー・マーフィーの中央からのFK(GKマイク・テイラー好セーブ) さらに92分のデンプシーOUTヒーリーIN後の93分にもカウンターでサイモン・デイビスのラボーナパスに抜けたヒーリーがエリア内右からフリーでシュート!!(GKマイク・テイラーセーブ)

そして試合はこのまま終了 結局2-0でフルハムがバーミンガムを下した!!
ホジソンら喜ぶフルハム


<総括>

負けたら地獄行きという両者の対決は共に気持ちがこもっていたが、結果的にホームのフルハムが勝った バーミンガムはリッジウェルの負傷が痛かったが、彼がいてもフルハムの気迫ある攻撃を抑えられたかはわからない 個人的にもオフィシャルショップでトイレを借りたり、クレイヴン・コテージで犬に追いかけられたりと縁があるフルハムには残留して欲しかったのでこの結果は嬉しい

また同時刻キックオフでレディングvsトッテナム(0-1)もやっていて残留の熱戦はリアルタイムで順位が入れ替わる面白さがあった この結果下位チームの順位は以下の通り(※ボルトンはこの後の25:15 kick offなので1試合少ない)


16位 ボルトン 33pt -20

17位 フルハム 33pt -23     ↑残留圏

------------------------------↓降格圏

18位 レディング 33pt -29

19位 バーミンガム 32pt -19

------------------------------↓降格決定

20位 ダービー 11pt -65


フルハムは今回の勝利で降格圏から脱出した しかしまだまだ気は抜けない

ちなみに最終節の対戦カードは以下


・ポーツマス vs フルハム

・ダービー vs レディング

・チェルシー vs ボルトン

・バーミンガム vs ブラックバーン


最終節はキックオフ時間が全て同じなのでリアルタイムで降格チームが入れ替わる 優勝争い以上に今年の残留争いも面白い

EPL第37節: マンチェスターユナイテッド vs ウェストハム

2位チェルシーと同勝ち点なため負けられないユナイテッドはオールド・トラッフォードにハマーズを迎え入れる ユナイテッドはここ最近ハマーズに3連敗と少し苦手意識があるが、オールド・トラッフォードでのシーズンラストゲームでもあるし、華々しく勝利で飾りたい


マンチェスターユナイテッド
テベス ロナウド
パク ナニ
スコールズ キャリック
エブラ ハーグリーブス
ブラウン R・ファーディナンド
  ファンデルサール  

ユナイテッドはルーニーとヴィディッチが怪我の影響で未だベンチ入りもできず


ウェストハム
  アシュトン  
ボア・モルテ ザモラ
マリンズ ノーブル
  パーカー  
マッカートニー パントシル
ニール トムキンス
  グリーン  

<前半>

開始すぐにいきなり試合は動いた 2分、ロナウドが右サイドでボールを持つとドリブル そしてマッカートニーを軸抜きクライフターンでかわして中に入り、エリア内右からシュート!! これが決まり、ユナイテッドが幸先良く先制する
ロナウド先制弾

この後は6分にウェストハムの右CKでザモラがGKファンデルサールと交錯して、あわやゴールになりそうなシーンはあった(エブラがラインギリギリでクリア)ものの、ブラウン&リオがしっかり守り、攻撃面でもパスをつないで危なげなく試合を進めた

18分には流れるように自陣からパスをつないで最後は中央パクの絶妙パスを右サイドで受けたテベスがエリア内右深くからシュート!!(GKグリーン好セーブ) そして23分にはハーグリーブスが右サイドから左足クロス このクロスボールをトムキンスは被ってしまい、後ろにいたロナウドが詰めて(当たって)2-0!!
ロナウドの30ゴール目で追加点

さらに25分にはテベスが左から中に切り込んで中央から豪快なミドル!! これが見事決まって3-0!!
テベス、ミドル決める

一方30分経たないうちに3点差をつけられたウェストハムも反撃 27分にはザモラが右からクロス これはブラウンがヘッドでクリアしようとするがミス そしてこのボールをリオと競ったアシュトンがエリア内から巧みなオーバーヘッド!! このスーパーゴールが決まり3-1!!

このように試合はゴールラッシュが続く この後も両チーム危ない守備をみせるなど緊張感に欠けた試合になった 

そんななか36分、エリア内でオーバーヘッドを試みようとしたナニがニールと接触 そしてこの時ニールの挑発にナニが簡単に乗ってしまいニールに頭突き!! この愚かな行為でナニは一発レッド!! ユナイテッドは数的不利となってしまった
ナニ、ニールへの頭突きで一発レッド

だが10人になってもユナイテッドは試合を無難にコントロール

そして前半はこのまま終了 3-1でユナイテッドがリードして折り返す


<後半>

後半の立ち上がりはウェストハムが攻勢 そして51分にボア・モルテに代えてソラーノ、56分にアシュトンを下げてカールトン・コールを投入してさらに攻撃を活性化させようとした

だが58分、ユナイテッドの攻撃でロナウドのドリブル突破からのこぼれ球を中央で拾ったキャリックがミドル!! これがニールに当たってコースが変わりゴール!! 4-1とする!!
キャリック、ダメ押しミドル

4点奪ったユナイテッドはこの後60分にパクに代えてギグス、63分にロナウドに代えてフレッチャー投入と余裕の采配 そして無難に試合を進めた

70分にはユナイテッドは左エブラの絶妙パス→中央ギグス→エリア内右フレッチャーとつなぎ、フレッチャーはダイレクトでコースを狙ってシュート!!(しかしポスト直撃!!) さらに74分にはハーグリーブスが中央やや左から直接FK!!(わずかに外れる)

対してウェストハムは74分にマリンズに代えて18歳の有望FWシアーズを入れる だがこの采配も効果はなかった

そして結局試合はこのまま終了 4-1でユナイテッドがウェストハムを下した 

なお試合終了後にはオールド・トラッフォードでチーム全員が集まってサポーターたちに挨拶した


<総括>

今シーズンオールド・トラッフォード最終戦は快勝劇&ロナウドのリーグ戦30得点目マークという最高のものだった!!

快勝劇の理由のひとつはウェストハムDF陣の相次ぐ怪我 スペクター、アントン・ファーディナンド、アップソン、ガッビドンら主力級DF陣が揃って離脱して19歳のトムキンスをスタメン出場させなければいけない台所事情があった またウェストハムは既にUEFA杯出場の望みもなく中位は決定 ここらへんのモチベーションの違いもあったと思う 


まあ何(ナニ)はともあれ月曜にニューカッスルと試合を行うチェルシーにプレッシャーをかけられたのは大きい 


07-08 UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝 2ndレグ: チェルシー vs リバプール

1stレグを不運の1-1で折り返したリバプールはチェルシーが圧倒的強さを誇るスタンフォード・ブリッジに乗り込む リバプール不利という状況だが、ここまで数々の不利な状況をCLでは打開してきたリバプールの奮闘には期待


チェルシー


  ドログバ  
カルー J・コール
ランパード バラック
  マケレレ  
A・コール エッシェン
テリー R・カルバーリョ
  チェフ  



チェルシーは母を亡くしたランパードが戦列復帰

リバプール
  トーレス  
  ジェラード  
ベナユン カイト
アロンソ マスチェラーノ
リーセ アルベロア
シュクルテル キャラガー
  レイナ  


<前半>

立ち上がりからチェルシーはドログバ目掛けてのロングボール、そしてクリアされたセカンドボールを確実に拾い、リバプールにボールを渡さなかった そして5分には中央でボールが入ったドログバがうまくターンしてミドル!!(GKレイナ好セーブ)

一方リバプールも9分に反撃 カウンターでベナユンがボールを奪うと中央ジェラードへ展開して、ジェラードのスーパースルーパスをエリア内左でフリーで受けたトーレスがシュート!!(GKチェフ好セーブ)
トーレスのシュートは止められる

だがチェルシーは12分に中盤から出たパスにドログバがフリーでエリア内へ走り込むシーン(GKレイナナイス飛び出し)や、18分には中盤でつないで最後はランパードのスルーパスに抜けたドログバがエリア内右からシュート!!(外す) そして21分にはエッシェンがミドル!!(GKレイナセーブ) このようにチェルシーがチャンスを相次いで作る

さらに21分には劣勢のリバプールはドログバとの接触プレーでシュクルテルが負傷 これでヒーピアを投入するというアクシデントが発生した だが22分にはリーセの鋭いクロスにベナユンが合わせたりとリバプールも反撃の可能性をみせた

しかし流れはやっぱりチェルシー 25分にはバラックがミドルを放つ!!(GKレイナ弾く) そして32分には自陣ランパードから出た絶妙スルーパスにカルーが左サイドを抜けて、中に入ってヒーピアをかわしてシュート!! これはGKレイナの好セーブで弾くが、そこをドログバがきっちり詰めてゴール!! チェルシーが先制する
ドログバ先制弾

この後リバプールは先制されたこともあり早く同点弾をあげなければいけない だが効果的な攻撃はできなく、逆にチェルシーは40分にリバプールのパスミスをついてカルーが左サイドをドリブル これはアロンソがイエローと引き換えに止めるが、これで得たFKをバラックが蹴る!!(惜しくもボール1個分外れる)

この後もチェルシーは無難にゲームを進め前半終了 1-0でチェルシーがリードして折り返す


<後半>

後半先にチャンスを作ったのはゴールを挙げなければならないリバプール 47分には中央マスチェラーノの絶妙ロングボールをエリア内左ジェラードが頭で折り返してそこをカイト!!(GKチェフ好セーブ) さらに48分にはこのプレーで得たCKでジェラードの蹴ったボールにトーレスがヘッド そしてこのボールがカイトに渡り、カイトの折り返しにトーレス!!(DFつめてシュート阻止)

対してチェルシーも52分にドログバの左からのクロスをバラックがダイレクトで落としてランパードがエリア手前中央からシュート!!(GKレイナセーブ) チャンスを作った

で、この後もリバプールは反撃を目指すが全くいい攻撃はなかった しかし63分、ベナユンが右サイドから中へ入り込み、エリア内中央のトーレスへスルーパス そしてトーレスはこれをしっかり決めて1-1!! リバプール追いついた!!
トーレスのゴールで追いつく

同点となったことでこの後試合は盛り上がる 勝負を決めるであろう次の1点をめぐって白熱した攻防戦を繰り広げた

そしてそんななか先に動いたのはチェルシー 69分にカルーに代えてマルダを投入する すると試合のペースはチェルシーが握り、75分にはエッシェンが右サイドをドリブル突破し、2人かわしてエリア内右深くからシュート!!(サイドネット)

対してリバプールは77分にベナユンに代えてペナントを投入 だがこの後は互いに決定機を作り出せず またジェラードが足をつるシーンもあった

そして後半はこのまま終了 結局1-1で終わり、2試合合計2-2とイーブンになり、延長戦へと駒を進める


<延長前半> チェルシー: ジョー・コールOUT アネルカIN


延長前半はまずはリバプール 91分にアロンソの大きな展開からエリア内左でフリーでボールを受けたリーセがクロス(DFクリア) さらに92分には右からのCKにヒーピアがヘッド!!(惜しくも外れる)

しかしチェルシーも94分、ドログバがうまく前を向き、ヒーピア&キャラガーをかわしてエリア内左へ!!(キャラガーが戻って追いつきタックルでシュート阻止) さらに直後の94分には右CKをアネルカがシュート!! これはDFにブロックされるが、そのこぼれ球をエッシェンがエリア手前からシュート!! これが決まり2-1!! チェルシー勝ち越し!! ………と思いきや、謎の判定でゴール取り消し(エッシェンのシュートの際チェルシーの選手がオフサイドポジションにいたから? ただシュートには彼らは関与していない)

この不可解な判定に救われたリバプールだが96分にはヒーピアがバラックをエリア内で倒してしまい、チェルシーにPKが与えられる!! このPKを蹴るのは先日母パット・ランパードさんを亡くしたランパード そして見事これを決めて今度こそ勝ち越し!!
ランパード母に捧げるPKゴールで勝ち越し

勝ち越されたリバプールだが1ゴール返せばアウェイゴール差で勝ち抜けが決まる そして98分にはトーレスを下げてバベルを投入 すると直後の98分にはこのバベルがエリア内でエッシェンに倒されるがノーファール しかしリバプールは反撃の可能性をみせた

だが104分、チェルシーは右サイドでエッシェン→マルダ→アネルカとつないで崩し、アネルカが右サイド深くからグランダーのマイナスのクロス そしてこれをドログバが決めて3-1!!
ドログバ、ダメ押し弾

で、結局延長前半はこのまま終了 3-1でチェルシーがリードして延長後半に臨む


<延長後半>

延長後半は当たり前だがリバプールは猛攻 イスタンブール並みの奇跡の再現を狙った しかしチェルシーもボールを回してリバプールを自由にさせない

そんななか116分、アロンソのパスを受けたバベルが中央から豪快なミドル!! このスーパーゴールが決まり3-2!! リバプール1点返した!!

これで「イスタンブールの奇跡」ならぬ「スタンフォード・ブリッジの奇跡」も現実味を帯びる だが118分にはチェルシーはランパードを下げてシェフチェンコを投入し時間をうまく稼ぐ

そして試合はこのまま終了 激闘の準決勝は2試合合計4-3というスコアでチェルシーが勝利 クラブ史上初の決勝戦へと駒を進め、昨日一足早く決勝進出を決めたユナイテッドとモスクワで戦うことが決まった
勝利を祝うグラントとテリー


<総括>

壮絶な試合だった 

だがやはりリーグのユナイテッド戦同様スタンフォード・ブリッジで本気をみせたチェルシーが結果・内容ともなう勝利を収めた 特に母を亡くして辛いはずのランパードは奮闘 精神的な強さもみせたし、天国にいる母に捧げたPKゴールは感動的だった またバラックとの共存問題にも終止符を打つことができている さらにドログバは本調子を取り戻しているし、ユナイテッドからしたら今のチェルシーは嫌だ しかも決勝の会場であるロシアはアブラモビッチの母国だし、アウェイ感があるかもしれない


一方リバプールは予想外のアクシデントに泣いた 1stレグではアウレリオの故障で入ったリーセが失点 2ndレグでもシュクルテルの故障で入ったヒーピアが失点の原因だ こればかりは知将ベニテスもどうすることもできない 予想外のアクシデントがなければ勝負はわからなかったと思うし、敗退したとはいえチェルシーとの差は紙一重だ
失望するジェラードとベニテス

07-08 UEFA CL準決勝 2ndレグ: マンチェスターユナイテッド vs バルセロナ

1stレグを0-0で終えたユナイテッド 決勝を目指し、オールド・トラッフォードにバルセロナを迎える


マンチェスターユナイテッド
ロナウド テベス
パク ナニ
スコールズ キャリック
エブラ ハーグリーブス
ブラウン R・ファーディナンド
  ファンデルサール  

やっぱりルーニーとヴィディッチは怪我でベンチ入りもしなかった


バルセロナ
  エトー  
イニエスタ メッシ
シャビ デコ
  トゥーレ・Y  
アビダル ザンブロッタ
G・ミリート プジョール
  バルデス  

<前半>

開始数秒からメッシが右サイドを仕掛ける(スコールズが倒し危険な位置でFK)などバルサが攻勢 さらにバルサはユナイテッドボールになったときには積極的に前線から激しいプレスをかけてユナイテッドに攻撃をさせなかった そして自分たちは後方からビルドアップし試合のペースを握っていく

だが13分、ユナイテッドの攻撃でロナウドが左サイドをドリブルで仕掛ける これはザンブロッタが対応しクリアするが、中途半端なクリアになってしまいそこをスコールズが拾う そしてエリア手前からミドルシュート!! この見事なスーパーゴールが決まり、ユナイテッドが先制する!!
スコールズ、スーパーミドルで先制

先制後は動揺してミスパスの多いバルサ相手にユナイテッドはペースを握る 18分にはバルサの攻撃でメッシが左サイドでスコールズ、ブラウンの2人をかわして中へ入ってミドル(GKファンデルサールセーブ)というものがあったが、20分にはユナイテッドは左サイド深くでボールを受けたロナウドがマイナスのパスをし、これを受けたパクがコースを狙ったシュートを放った(惜しくも外す)

この後もテベスを中心にチャンスを作るユナイテッド バルサの攻撃もDF陣が奮闘し防いだ だが33分、イニエスタが左から中へ切り込み、エリア内エトーへ そしてエトーが後方に落としてデコ!!(外す) するとこのプレーを皮切りにバルサが怒涛のチャンスを作り出す

36分には中盤からデコ→エトー→メッシ→デコと流れるようにつなぎ、デコのエリア手前からのシュート!!(わずかに外れる) さらに37分には左からのメッシのクロスをGKファンデルサールがポロリ!!(なんとかエブラがクリア)
イニエスタvsハーグリーブス

しかし40分にはユナイテッドも左からのパクの鋭いクロスにナニがヘッド!!(わずかに外れる)

そして前半はこのまま終了 1-0でユナイテッドがリードして折り返す


<後半>

後半も立ち上がりは1点のビハインドを負うバルサが同点目指して攻勢 しかしユナイテッドも徐々にパク&エブラ&ロナウドを中心に左サイドから攻めた 52分にはその左サイドで貰ったファールでスコールズのFKにエリア内右でリオが頭で落としてエリア内左ロナウドへ そしてロナウドのグランダーのクロスにナニ!!(DFブロック) また56分には左パクのパスを受けた中央テベスがロナウドとのワンツーからエリア内中央へ侵入しシュート!!(GKバルデス好セーブ)
パクvsザンブロッタの左サイド攻防戦

一方バルサは58分には右イニエスタのスルーパスにエリア内からデコがシュート!!(だがブラウンがギリギリで体を張ってシュートをナイスブロック!!) そして攻め込むバルサ相手に59分にはカウンターでナニが持ち込み、ロナウドとのワンツーからエリア内右に入ってシュート!!(外す)

このようにあまりチャンスらしいチャンスが作れなかったバルサは59分にイニエスタを下げてアンリを投入 しかしこのアンリ投入後もバルサはパスを回すが、リオやキャリックらのユナイテッドの堅いDFを破れなかった そこで72分にはエトーに代えてボージャンを投入する

対してユナイテッドは75分にナニに代えてギグス、スコールズに代えてフレッチャーを投入し試合を落ち着かせに入る

77分にはバルサの攻撃で左からのCKにアンリがヘッド!!(GKファンデルサール正面) しかしユナイテッドも82分にロナウドが右から中へ切れ込みシュート(外れる)など一瞬の隙をついてチャンスを作った

そして刻々と時間は過ぎる 焦るバルサは87分にトゥーレ・ヤヤに代えてグジョンセンを投入する超攻撃体制 そして88分にはロングパスをエリア内右でボージャンがフリーで受けるシーン!!(だがブラウンが対応し阻止) このように終盤はバルサは華麗なパスサッカーではなく形振り構わないパワープレーに出た

ユナイテッドファンとしては非常に手に汗握る展開 一つのミスは敗退を意味する さらに92分にはデコとの接触プレーでエブラが怪我してシルベストルと交代するアクシデントも
エブラ負傷

だがGKビクトール・バルデスまでもが上がったFKなどのバルサの猛攻もユナイテッドは完璧にクリア 

そして結局試合はこのまま終了 1-0でユナイテッドがバルサを下し、2試合合計1-0でユナイテッドが決勝へ進出した!!
1-0でバルサを下す


<総括>

スコールズの久しぶりにみせたスーパーミドル、そしてディフェンス陣の頑張りとすごいいい試合だった 今日のユナイテッドは全員がナイス!! 今日ほどオールド・トラッフォードに行きたい日はなかった!! ルーニーとヴィディッチ抜きで正直心配だったが、大一番でしっかり勝つことができた 大事な試合で勝てるようになったチームの成長は嬉しい
決勝進出!!


さてこれで今シーズンのCL決勝はイングランド勢同士の戦い もう一つの山のチェルシーvsリバプールは明日キックオフ 個人的にはチェルシーよりリバプールの方が勝てる気がするのでリバプールに来てほしいが、もうどっちとやっても優勝するはず そんぐらいユナイテッドは強い!! 21日はすごくモスクワに行きたくなった、お金と時間さえあれば…

07-08 UEFAチャンピオンズリーグ準決勝 2ndレグ 予想

恒例のチャンピオンズリーグ予想


4/29 27:45 kick off


・マンチェスターユナイテッド vs バルセロナ (1stレグ: バルセロナ 0-0 マンチェスターユナイテッド)


週末の試合はチェルシー、デポルティボそれぞれに敗戦を喫した両者 しかしバルサは大半の主力を休ませ、ユナイテッドもテベスとロナウドを温存させるなどこの試合に照準を合わせている

ただユナイテッドはルーニーとヴィディッチが召集リストには入っているものの負傷でコンディションは悪い 特にルーニー抜きの場合ユナイテッドの攻撃力が半減するのは今シーズンのリーグ戦を見ていれば明らかだ 一方バルサはマルケスが累積で出場停止だがそれ以外の主力組は健在という状況

1stレグはユナイテッドはアウェイの戦い方を徹底し守備固めで試合に臨んだが、2ndレグはゴールを奪わなければ始まらない というわけで1stレグよりは前に出てくるはず しかしそうするとバルセロナにもスペースが生まれるわけだし見ている方としては面白い展開になりそうだ 少なくとも0-0にはならないだろう

ただ打ち合いになった場合はアウェイゴール方式でバルサが優位 引き分けは敗退を意味するし、ユナイテッドは勝利が絶対に必要だ そうなると今シーズン数々の大事なゴールを奪ってきたテベス、またバルサでは個人技で打破できるメッシ この「マラドーナの後継者候補」の2人のアルゼンチン人がキーマンになりそうだ


予想: 1-1な気もするが、テベスの劇的なゴールで2-1で、合計スコア2-1でマンチェスターユナイテッドが決勝へ進出


4/30 27:45 kick off


・チェルシー vs リバプール (1stレグ: リバプール 1-1 チェルシー)


1stレグ、リバプールは最後の最後でリーセのオウンゴールにより勝利を逃しただけでなく、痛いアウェイゴールも与えてしまった というわけで2ndレグでは絶対にゴールをあげなければいけなくなった

だが舞台はスタンフォード・ブリッジ しかもチェルシーはユナイテッド戦でここまでの低調さを振り払う強さをみせた そう簡単には事は運ばなさそうだ しかも1stレグではいなかったエッシェンが戻ってくるのもリバプールにとっては嫌なところ

ただリバプールがチェルシーより優位なのはコンディション 週末はチェルシーと違って主力を休ませているし、キレのあるリバプールがチェルシーを倒す可能性も全然ありえる


予想: 2-1でチェルシーが勝ち、合計スコア3-2でチェルシーが決勝へ進出

バギーズ、昇格決定!!

ダービーが既に降格決定し、フルハムやバーミンガム、レディング、ボルトンら残留争いが激しさを増すプレミアリーグ その一方でチャンピオンシップでは来季プレミア昇格チームがまず一つ決定した


それはかつて稲本も所属していたウェストブロム 昨シーズンもプレーオフ決勝まで進んだし(決勝でダービーに0-1で敗れてあと一歩で昇格を逃した)、その強さはチャンピオンシップでは格別だ

今シーズンもFA杯でポーツマスの前に散ったがベスト4進出 その快進撃の最大の要因は圧倒的な攻撃力だった 得点数は45節終了段階でチャンピオンシップトップの86ゴール!!(ちなみに2位がストーク・シティの69ゴール) そしてエースは現在得点王争い首位でかつてサンダーランドやサウサンプトンで活躍したケヴィン・フィリップスだ
エースはケヴィン・フィリップス

余談だが22ゴールでビーティー(シェフィールド・U)とイーバンクス・ブレイク(プリマス/ウルヴス)も得点ランクトップに並んでいる ちなみにこのイーバンクス・ブレイクはかつてユナイテッド所属の22歳のストライカーでエバートンが獲得を目論んでいるなんて噂も


さてバギーズの昇格が決定したチャンピオンシップだが残る自動昇格枠1つとプレーオフ枠4つを巡っては大混戦 順位は以下の通りになっている


1位 ウェストブロム 78pt +31

2位 ストーク・シティ 78pt +14

------------------------------

3位 ハル・シティ 75pt +19

4位 ブリストル・シティ 71pt -2

5位 ワトフォード 69pt +6

6位 クリスタル・パレス 68pt +11

-------------------------------

7位  ウルヴス 67pt +4

8位 イプスウィッチ 66pt +8

9位 シェフィールド・U 66pt +6


残り1試合なので自動昇格枠の2位はストーク・シティとハル・シティに絞られた また3位~6位に与えられるプレーオフ出場権も45節終了時で9位のシェフィールド・ユナイテッドにまで可能性があり大混戦だ いずれにしろこのなかでウェストブロムを含めた3チームが来季プレミアで見られる


一方リーグ1(実質3部)への降格はコルチェスター・ユナイテッドとスカンソープが決定 そして45節終了時点ではあのサウサンプトンも降格圏に沈んでいる ただ22位サウサンプトンから18位ブラックプールまでは勝ち点51~53と団子状態 最終節での残留滑り込みも可能だ(てかそうなってほしい)

EPL第36節: ダービー vs アーセナル

既に降格が決定しているダービーはこちらも既に優勝争いはなく3位がほぼ確定しているアーセナルをプライド・パークに迎え入れる いわゆる消化試合だが、ダービーとしては05-06シーズンにサンダーランドが作った1シーズン勝ち点15というプレミア最低記録を更新しないためにも頑張りたい


ダービー
ステリョフスキ E・ビジャ
ルイス メアーズ
サヴェージ ガリ
マッケベリー トッド
スタッブス ムーア
  キャロル  

アーセナル
ベントナー ファン・ペルシ
ウォルコット エブエ
セスク デニウソン
クリシー トゥーレ
ギャラス A・ソング
  ファビアンスキ  

<前半>

立ち上がりアーセナルは圧倒的なパス回しをみせるかと思いきや、控え中心のメンバー構成ということもありあまりつながらず 逆にホームで気迫のダービーにボールを回されるシーンの方が多かった

このようにダービーは意外な健闘をみせるのだが24分、最終ラインでムーアの不丁寧な横パスをベントナーがカット そしてファン・ペルシとのワンツーでエリア内右に侵入し、1vs1を楽々制してゴール!! アーセナルが先制する
ベントナー先制点

折角の健闘を自滅で無駄にしたダービーはこの後もアーセナルにチャンスを作られる 27分にはウォルコットが右から中へ切れ込み、エリア内右でフリーのファン・ペルシへ そしてファン・ペルシは1vs1でシュートする絶好機を迎えるが外してしまう

するとこのピンチで失点を回避したダービーは30分、左からのFKを得るとサヴェージの蹴ったボールにマッケベリーがヘッド!! これはうまくミートしきれなかったが、なんとか押し込んでゴール!! 1-1とする!!
マッケベリー同点弾

まさかの同点弾を許したアーセナルはこの後は反撃 34分にはセスクがミドルを放った(GKキャロル好セーブ) さらに39分にはトゥーレがラインの裏へ浮き球のパス これにファン・ペルシが上手く抜け出して胸トラップからシュート!! そして今度はちゃんと1vs1を決めて2-1!!
ファン・ペルシ勝ち越し

勝ち越した後もウォルコットのスピードを生かした攻撃でアーセナルはゲームをコントロール で、結局前半はこのまま終了 2-1でアーセナルリードで折り返す


<後半> アーセナル: ファン・ペルシOUT アデバヨールIN


後半アーセナルはファン・ペルシが怪我のため下がり、アデバヨールを投入する

そしてアーセナルは無難にゲームを作っていく しかし52分、右トゥーレ→中央セスクとパスが通り、セスクがエリア内右深くまで侵入し、ヒールで後方トゥーレにパスし、トゥーレのシュート!!(外す) これを機にアーセナルはダービーを圧倒する攻撃をみせる

53分にはムーアの中途半端なクリアからベントナーがミドル!!(外す) 57分にはアデバヨールがエリア内左でフリーでシュート!!(GKキャロル好セーブ) そして58分にはデニウソンのスルーパスをエリア内右深くで受けたウォルコットがマイナスのパス これをエブエが合わせて、最後はアデバヨールが詰めてゴール!! 3-1とする

2点差をつけられたダービーは60分にガリに代えてファイルハーバーを投入し攻撃の意識を高める だが63分にはその前掛りになったところをアーセナルにつかれセスクのスルーパスにウォルコットが抜けてGKキャロルと1vs1!!(外してしまう)

63分にはアーセナルは選手交代 デニウソンに代えてジウベルト・シウバを投入 対してダービーは68分にステリョフスキに代えてアーンショウを投入 この間もアーセナルはダービーの攻撃的采配を抑えて無難に試合をコントロールした

しかし72分にダービーのファイルハーバーがミドルを放つ(GKファビアンスキ好セーブ)と一転ダービーがいい流れをつかみ出す そして76分にはトッドの中盤からのスルーパスにアーンショウが抜け出してGKファビアンスキと1vs1!! で、これを冷静に決めてゴール!! 3-2とする

1点返したことで勢いに乗りたいダービーだったが直後の78分にアーセナルの攻撃 ジウベルト・シウバのロングパスを左サイドで受けたウォルコットが中へ切れ込みシュート!! これが決まって4-2とすぐさま取り返す!!

さらに80分にはアーセナルは左サイドをクリシーがベントナーとのワンツーで崩し、グランダーのクロス そしてこれをエリア内でアデバヨールが合わせてゴール!! 5-2!!

5点奪ったアーセナルは意気消沈のダービー相手に試合を優位に進める アデバヨール中心に追加点のチャンスを作るシーンもあった(そこはダービーDFが意地で阻止) 

ロスタイムの91分にはアーセナルは自陣からセスクがスルーパス これに抜け出したアデバヨールがGKキャロルまでもかわして無人のゴールにシュート!! これが決まり6-2!! それと同時にアデバヨールはハットトリック達成!!

そして試合はこのまま終了 アーセナルが敵地でダービーを6-2の大差で下した


<総括>

両者の今シーズンはほぼ終わっている状況なのでそれほど面白い試合ではなかった(まあ後半はゴールラッシュで少し面白かったが) 

そんななかアーセナルは今シーズンの課題と強みの両方をみせた気がする まず課題は「主力以外の選手の質の低さ」 前半はあの華麗なスタイルはなかったし、これが結局無冠の原因だったとも言える 一方強みはアデバヨールのエースへの成長 45分間だけでハットトリック達成、さらにはセスクも生きたし、これは今シーズンのアーセナル快進撃の原動力だった 

またこの試合で4点目を決めたウォルコットはスーパーサブからレギュラーへと来シーズンはステップアップする予感がした


一方ダービーはこれで9月17日にニューカッスルに勝利して以来リーグ戦30試合勝ち星なし 残り2試合で勝ち点4をとってやっと05-06のサンダーランドに並べる状況だ もはやプレミア最低記録更新は間違いないが、一応残り2試合(ブラックバーン、レディング)でなんとか達成できそうな望みもあった 自滅して先制点を与えるまではいい流れを掴んでいたし、ベストパフォーマンスではないアーセナルDFとはいえ2点も奪えた UEFA杯圏内に入り込むことがなくなったブラックバーンあたりには上手くいけば… 残留争い真っ只中で死に物狂いレディング相手にも… イギリスに行ったときにダービーとは多少縁があったのでなんとか頑張ってほしい

リーガ第34節: レアル・マドリード vs アスレチック・ビルバオ

昨日バルセロナがデポルティボに0-2で敗れ、今節での優勝の可能性が高まったレアル だがこの試合の2時間前にキックオフしたベティスvsビジャレアルの試合で2位ビジャレアルが1-0の勝利を収めたため今節での優勝の目は消えた しかしできるだけ早く優勝を確定させるためにもサンチャゴ・ベルナベウで、前節バレンシアを5-1で下すなど好調なビルバオを倒したい


レアル・マドリード
  サビオラ  
ロビーニョ ラウール
スナイデル グティ
  ガゴ  
マルセロ セルヒオ・ラモス
エインセ ぺぺ
  カシージャス  

アスレチック・ビルバオ
エチェべリア ジョレンテ
ガビロンド スサエタ
J・マルティネス ガルメンディア
コイキリ イラオラ
アモレビエタ グルペギ
  アルマンド  

<前半>

まずは開始50秒、いきなりホームのレアルは気合十分の攻撃 中央をロビーニョがドリブル突破してシュートを放つ(外れる) そしてこの後もレアルがボールを回してペースを掴んだ

対してビルバオもただ押されていただけでなくボールを持ったら積極的にミドルを狙った(ほとんどカシージャスに簡単に阻まれたが) 

そして12分、レアルは中盤からのスルーパスにラウールが抜け出してシュート!! これはGKアルマンドの好セーブの前に阻まれたが、こぼれ球を再び拾ってつなぎ、最後はエリア内左からロビーニョがシュート!! だがこれまたGKアルマンドが好セーブで弾く!! が、今度はその弾いたボールをサビオラがきっちり詰めてゴール!! レアルが先制する
サビオラ先制ゴール

先制点を決めた後も試合のペースは依然レアル 26分にはサビオラが左サイドで2人かわしてマイナスのパスをロビーニョへ そしてエリア左角付近からロビーニョがシュート!!(GKアルマンドセーブ) さらに27分にはこのプレーで得たCKからセルヒオ・ラモスがヘッド!!(外す)

一方1点を追うビルバオも29分、右からのガルメンディアのFKをエチェベリアがヘッド!!(GKカシージャス好セーブ) するとここからビルバオの攻撃の時間が続き、31分には左からのグランダーのFKを中央でスサエタが後方に落としてガルメンディアがミドル!!(GKカシージャス好セーブ)

そして35分にはエリア内でエインセがジョレンテとの競り合いの際にジョレンテを倒したとしてビルバオにPKが与えられる!!(実際はエインセはジョレンテに触れてもいない) 

で、このPKを蹴るのはガルメンディア だがガルメンディアの蹴ったボールをなんとカシージャスが止めた!!
カシージャスPK止める

カシージャスのおかげで失点を免れたレアルは目が覚めたのか再び攻勢 39分にはサビオラが中央からミドル!!(GKアルマンド好セーブ)

そして結局前半はこのまま終了 1-0でレアルがリードして折り返す


<後半>

後半も先に攻勢に出たのはレアル 45分にはスナイデルのエリア手前からの狙い済ましたシュート!!(GKアルマンド好セーブ) 46分には左サイドをロビーニョ→スナイデルと崩し、スナイデルのスルーパスにサビオラがエリア内中央やや左からシュート!!(GKアルマンド好セーブ)

一方ビルバオも52分に右からのFKがファーに流れたところをグルペギが反転シュート!!(至近距離だったが外す) さらに55分にはハビエル・マルティネスのパスを受けたスサエタが左からシュート!!(外す) このように追いつくべく反撃をみせた

だがレアルは前掛りになってきたビルバオを逆手にとり効率良く攻撃 59分には右セルヒオ・ラモスの浮きパスを深くで受けたサビオラがマイナスのパス そしてこれを受けたラウールが後方に落として、そこをセルヒオ・ラモス!!(外す) また60分にはビルバオCKからのカウンターでグティが中央をドリブルで持ち込み、左スナイデルへ展開 そしてスナイデルのコントロールシュート!!(外す)
スナイデルのシュートは外れる

62分にはゴールが遠いビルバオはエチェベリアを下げてダビド・ロペスを投入 そして67分にはイラオラがミドルを放ち(GKカシージャス好セーブ)、そのこぼれ球をスサエタがシュートする(外す) このようにチャンスはあったが、やはり逆にレアルに上手く攻められるシーンもあった

71分にはそのレアルはラウールを下げてイグアイン、ロビーニョに代えてロッベンを投入 するとこの采配が見事的中し、73分にはカウンター気味の後方からのロングボールを右サイドで受けたイグアインがグランダーのクロス これをロッベンが合わせてゴール!! 2-0とする
ロッベンが決めて2-0

さらに2点差をつけたレアルの勢いは止まることなく76分には反撃に出るビルバオの高いDFラインを逆手にとってパスに抜けたイグアインがエリア内左からフリーでシュート!! これが決まり3-0!!
イグアインのゴールで3点目

3点差をつけられたビルバオは78分にガビロンドに代えてアドゥリス、79分にスサエタに代えてムリージョを投入し反撃を試みる だがレアルはこのビルバオの攻撃にしっかり対応した

86分にはレアルはスナイデルを下げてドレンテを投入する余裕の采配 そして91分にはセルヒオ・ラモスがミドルを放つなど最後までビルバオをゴールを脅かした(GKアルマンド好セーブ)

で、結局試合はこのまま終了 3-0でレアルがビルバオを下した


<総括>

なかなか面白い試合だった

レアルは優勝へ前進するために気合十分 対してビルバオも負けずにレアルのゴールを脅かすシーンを作った そんななかで輝いたのは両GK カシージャスはPKを止めるなどの活躍で試合を優位に運ぶのに貢献したし、ビルバオのGKアルマンドも3失点したものの数々の好セーブを披露した
GKアルマンド数々のナイスセーブ

あと個人的にサビオラを久しぶりに見た 重要な先制点をマークするなどまだまだ腐ってはいない印象を受けたし、サビオラが割りと好きな自分としてはこれは嬉しい レアルは途中出場で結果を出したイグアインとともに控え選手も一定のパフォーマンスを披露できている ライバルは不安定なだけに改めて優勝はレアルだと思った

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