葬儀社主婦なむ子です。
この週末は暖かいお天気のようですね
風はまだまだ冷たい北風ですが
ふと春の花が出始めているのに目をとめたり
コートがいらない日が続いたりすると
もうすぐそこまで、春が近づいてきているんだな、と感じます。
春は命の芽吹きが感じられる季節。
・・・冬は、命を大切に育む季節。
・・・夏は、命を全開に躍動させる季節。
・・・秋は、命と魂と心を磨く季節。
そんな一年の移り変わりを感じるなむ子さんなのです(*^_^*)
さて、それはそうと・・・。
業界(葬儀業界)におりますといろいろ腑に落ちないことや
理不尽だと思うこともいっぱいあるわけですが、
いつもいっつも、い~っつも、不思議に思うことがあります。
だいたいですね、
通常の事は"蛇(ジャ)の道は蛇(ヘビ)"と言いますか、
"あ、うん"の呼吸とでも言いますか、
お互い融通を効かせ合ってやっていっているところもあって
ある程度のことは"目をつぶっている"こともあるものです。
有り体(ありてい)に言いますと
口では「知らない、わからない」と言っていることでも
業界に携わる人間であれば、ま、知っていることもある、と。
でもあえてそれを口にしないことで丸く収まることもあるわけですね。
ところが、ですよ?
葬儀が終わったお宅の個人情報が
なんでこんなに迅速に、正確に、集中して
そちら方面の業者さんに漏れているのか!?
ってことは、いつまでたってもその裏事情がハッキリと分かりません。
いえね。
業者さん個別であればどういった情報収集をしているのか分かるんです。
でもね。
本当に半端じゃないほどの、お墓、後返し、仏壇、云々。
といった葬儀の後にかかわってくる商売の方の売り込みと
チラシ、カタログ、電話攻勢・・・。
さすがに自宅訪問まではなかろう、と思ってはいけません。
あたかも故人の知り合いを装ってお宅へあがりこみ
手を合わせるや否や、「実は・・・」と営業が始まるそうです。
心身ともに疲れ果てているご家族にとってみれば
これらの営業行為は『拷問』に等しいのでは、と思えてなりません。
そして一層不思議なのは、
この「●●さんとこはいつ、誰が、どういった状況で亡くなったのか」
という情報を、何十という各業者さんが知っていて
それが集中することなんです。
・・・ってことは、ですよ?
誰かがそうした情報を、正確にそして亡くなったと同時に入手して
ある地域ごとに一括してまとめて、集計して、それを即日、
何らかのかかわりを持っている業者各方面へ
メールなりFAXなりで送信している・・・、と
考えざるをえないわけですよ。
誰?
ことこの情報入手経路に関しては
どんなにお付き合いの深い業者さんも一様に口をつぐんでしまうため
「誰が?」という部分がつかめないのです。
なむ子さんの思うところ、
このシステムに一番近くてありがちだと思われるのは
「役所の人間」なのですが
推測の域を出ません。
役所ぐるみでことを行っているのか
それともある程度のポストの人間がお小遣い稼ぎで
いわゆる第三者へ委託する形で情報を提供しているのか・・・・?
言っておきますけど、流している情報は「故人情報」じゃありませんよ?
「個人情報」です。
どうなっちゃってるんでしょうね。