プロセスエコノミーという本を読みました。
おもしろかったです。
冒頭にこんな話がありました。
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どの分野でも、まずは役に立つものが世の中に作られるけど、それが一巡すると意味があるものが作られる。
今の世の中は役に立つものはほぼ作り終わり、意味があるものにこそ価値が生まれている。
コンビニにハサミやホチキスは一種類しかないけど。(役に立つオンリー)
タバコは200種も置いてある。(意味があるものは需要がある)
プリウス(役に立つ)より、フェラーリ(意味がある)には何倍もの価値がつく。
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読んでて、役に立つ飲食店ってある意味、もういらないな、と思いました。
ファストフード🍔
ファミレス🍽
役に立つ飲食店はチェーン店として安価で便利、を提供してくださっています。
元々は飲食店は食べれればいいんです。
それだけでよかったのでしょうが
より美味しいものを食べることが追求され、多様化し、エンタメへと、非日常化していきました。
本来はお腹を満たすための飲食店ですが。
美味しさの差より、あの人がいる、などの意味がある飲食店の方が価値がある。
そしてその価値は今後ますます上がっていくだろうと。
新鳥栖『道の市場』は
役に立つではなく、意味がある、に全振りです。
もちろん「役に立つ=美味しい」は大前提です。リーシング会社などは通さず、「美味しい」の実績がある会社様ばかりにテナントとして入っていただきました。
それはそれで大前提としてやっぱり
意味がある場所にしたいんです。
行けば活気があって元気がもらえる
非日常の空間である
専門店の味が一度に楽しめる
スーパーに並ばない専門店の商品が持ち帰れる
さらに全員で一つの施設を作り上げるという共通の目的を持って運営する、という飲食業界にとっても意味がある。
そんな場所にしたいな、と思いながらやってる想いや、意味や、価値を、もっともっと発信しないとな、と思いました。
各店舗様も意味ある業態作りにチャレンジしているんです。