旅の断想

３月21日

　久し振りの書き込みだ。前回の書き込みは2015年3月だから丁度９年間のブランク。と言ってもその間ブログを書かなかったわけでは無い。別のブログを使っていただけです。

　このブログは自分のブログの中では一番のお気に入りで、過去を振り返るのに最高。自分の心が素直に表現されている。
時々、懐かしくブログを開いてみるが、やたら広告が酷く見るに堪えない。新しく投稿すると広告が表示されないようだ。
これからは時々投稿し広告の表示がされないよう心掛ける積もりです。



　2015年の最終投稿時は71歳。今は80歳を過ぎ、もはや押しも押されぬ完全な老人。

　家庭も顧みず好き放題、気儘に過ごしてきた毎日。そんな気ままな生活もコロナで一変。その上、一昨年は心臓の治療で２回入院したため、昨年はリハビリを兼ね穏やかに過ごさざるを得なかった。
医者は完治したと言ったが、経過観察は必要とも言っていた。自分としては死ぬまで様子を見続けるしかないと覚悟はできている。

　ここ２年は近場の温泉に一度出掛けただけだし、海外も４年前のチェンマイが最後だった。コロナのせいもあるが、遠くに出掛けたいと言う欲も気力も失せてきた。以前のように、海外国内旅行、山登り、スキー等・・・気力が失せたと言うより脳が拒否しているかのような感覚です。



　仕事を辞めてそろそろ20年。遊び疲れがここ2，3年で出て来たとも言える。
もう少し仕事を続けていたらと反省することもあるこの頃です。

　心臓の治療で入院していた頃は死に対する不安感に襲われたこともあった。人は簡単に死ねるものでは無いが心臓となれば避けられない突然死もある。
でも悪いことばかりでは無い。いつも私には無関心の奥さんがやたらと世話を焼たがる。脛に疵を持つ身なので戸惑いながらも嬉しかった。大きな病気は本人だけのものでは無いと理解した。

　今後は家族を大事にし、生活態度を変える決心をし今に至っている。「刺激を求めず穏やかな残りの人生を送れればなぁ～～。」とも漠然と考えている今日この頃です。