先日、エネゴリ君の店でランチした時のこと。
その日はメインを肉料理にしたため、私はオーナーに赤ワインをお任せで所望。
出してくれたワインは、2018年のカベルネ。(↓)
「さすがはオーナー。 ちゃんとボクの好み知ってるネ~。」
と私が満足げに話しかけると、こんな言葉が返ってきました。
「でも渡辺さん、これ、店に置いてある最後のフランス・ワインですから、じっくり味わってくださいネ。」
「えっ、それってどういうこと?」
驚いた私が訪ねると、オーナーの答えはこうでした。
「何でもかんでも値上がりしていますけど、ワインもご多分に漏れずここ1年程の間に値上がりしてまして。
もちろんイタリアやアメリカのワインも値上がりしているんですが、特にフランスワインの価格高騰は酷いんですョ。
最近電気料金の大幅値上げがニュースになってましたけど、そんなのはカワイイと思えるくらい。」
ということで、とてもお客さんが納得できる価格では提供できないと判断し、仕入れるのを諦めたのだとか。😨
まぁお店自体はイタメシ屋さんですから、フランスワインがなくても困らないでしょうけどネ・・・。
「だから今後はちょっと発想を変えて、南米産や東欧産など広く試飲して美味しいワインがあればそれを仕入れようと思ってます。」
最後の1本と聞いていつもよりチビチビと舐めるようにカベルネを口にしていた私としても、今まで味わったことのないワインを楽しめるなら、異論はありません。
もともとワインの銘柄はそんなに詳しくないし、〝美味しければそれで良し〟派ですから。😅
にしても、おフランスの唯我独尊というか強気ぶり、相変わらずというか何というか・・・。