”せんべろ”

寒い、夜中に目が覚める。
ベッドの上掛布団をはねのけている。本棚の中断においてある「室温計」を見る、眠る時は27℃だったのが24℃に落ちている、寒い訳だ。朝、夜の寒暖差が大きく体調管理に苦労する。
ここ数年来春と秋が短く(季節的感覚として)、冬は長く極寒が続き、夏は長くこれまた極暑が続く。
それに毎年豪雨が続き、台風まがいの天気に襲われる。過去の教訓など役に立たないほど毎年大きな被害がでる。我が国ばかりでは無い、世界的に大きな被害に見舞われている。
災難を茶化すつもりは無いが、天の川が決壊したような錯覚にとらわれる、もしかしたら天篷元帥が管理をサボって女官でも追いかけ回しているのだろうか?

まあそんな事はどうでもいいが、こう急に朝晩冷え込んでくると、どうしても欲しくなるのが、身体を温めてくれる飲み物、そう、酒が恋しくなってくる。ちなみにおでんは10月が一番売れるのだそうです。夜仕事で疲れて急に寒くなってきた時間帯にはどうしてもきゅっといっぱいやりたくなってくるのが人情というものでしょう。
「せんべろ」とは、千円でべろんべろんに酔えるほどのめる、との意味があるらしい、
この語源は、「中島らも」「小堀純」両氏の著書、せんべろ探偵が行く、が始まりと言われている。

いわゆる安い居酒屋(立飲みを含む)の事だと思います。高級な飲食店が増加している反面、このせんべろ店も彼方此方に出来ている。懐の寂しい者にとっては有り難いことだ、
酔えるお酒の量は、個人差があるから、必ずしも千円でべろんべろんになれるとは言えないし、千円を超えてもかまわない、一つの目安と言うところか、要は安くて満足すればそれでいいと思う。
又、酒の飲み方だが、酒は大勢で飲んでわいわい盛り上がるのが楽しい、という人といや酒は気のあった人と少人数で飲むのがいいと言う人もいるし、一人で静かに飲むのが楽しいと言う人もいる、更に酒は居酒屋で飲むに限ると言う人、いや酒は家飲みで外では飲みたくないという人もいる。
酒を飲むのに特にルールは無い、唯他人に迷惑を掛けなければそれでいい、どうせ飲むなら自分好みでやれば良い。
コロナの感染に伴いヘビースモーカーの方々が、肺癌や肺炎でお亡くなりになったのが目立っていた様に思う。
今年の暮れから来春にかけて、コロナの第8波とインフルエンザとが重なり、かなり多くの死亡者が出ると予想されている。
もうコロナの感染が始まってから3年になろうとしているのに、未だ治療薬すら出来ていない。何という情けない国だろう、酒でも飲まないと遣り切れない。

円安、物価高、元統一教会の被害の件、オリンピックにまつわる贈収賄、未だに放置されている森友・加計問題、ロシア・ウクライナ戦争に関連した経済の破綻、防衛費の増額と何時何処から飛んで来るか解らない核弾頭搭載の弾道ミサイルの恐怖、これに前述の自然の驚異、これらは一人でどんなに努力をしてもどうにもならない。おそらく国(政府)
もどうしていいのか解らないのが現状だと思う。
せめて、せんべろ(私は家飲み派だから5百べろ)で、毎晩嫌なこと、出来ないことは忘れて刹那、刹那を楽しく生きましょう。

白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒はしずかにのむべかりけり   若山牧水

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