横浜市長選が８月２２日投票開票され、立憲民主党推薦の山中竹春氏が現職及び管総理が推薦した人達を破って初当選した。
これは自民党（与党）にとってはただ単に横浜市長が野党系になったということだけでは無く、次期衆院選では大幅に自民党議員の当選者が減ってしまう事が懸念される。
原因は勿論新型コロナウイルスに対する不手際にある。
２０２０年１月頃から感染者の増加が始まり、すでに1年8ヶ月を経過しているにもかかわらず、国民に自粛を要請し、飲食店の業務妨害を行ったのみで、ただ腕をこまぬいているだけで予防・撲滅の手段を講じてこなかった。それでも唯一おこなったのがワクチンの輸入だったがこれも思うように入ってこないので、ワクチンを接種したくても出来ない人達が多く、不満が噴き出している。
これは菅総理が新型コロナウイルスの軽減を図るにはどのようにしたら良いのかその方法を考えることが出来なかったのか、或いは他に理由があったのか解らないが、コロナウイルスの対策を怠ったために多くの国民が、病気にかかり、死んでいっている現状に対する国民の怒りが投票に影響したことは事実だろう。
菅総理は、安倍氏から引き継いだため来たる９月３０日で総裁の任期が切れるので、引き続き総裁に意欲を燃やしているが、次期総裁選には岸田前政調会長他が名乗りを上げている。だが自民党の重鎮、二階、安倍、麻生、の各氏は、菅氏を押すと明言している。しかし、このままでは来たる衆院選には菅総理では自民党として不利な戦いになる可能性があり、首相を変えるべきだとの声もあり、結果はコロナウイルスに対する姿勢が勝敗を分けると思う。私は自民党の総裁が誰になろうと、総理大臣が誰であろうと、一向に構わないが、どんな裏事情があるにせよ、ここまで新型コロナウイルスをまん延させ、多くのウイルス患者をだし、大勢の国民を死なせ、経済を停滞させ、国民の生活を苦しめている（自民党）菅総理の罪は大きい。
このままでは、次期衆院選において、前３者の派閥の領袖は多くの所属議員を失うばかりではなく、本人も落選の可能性がある。
ここまで新型コロナウイルスをまん延させたのは、最終的には国会議員の頂点に立つ菅総理大臣の責任ではあるが、自己の私利私欲を満たさんがために国政を放置した国会議員全員がよくよく反省して、自分たちに課せられた意義をかみしめて、国民の生活のために職務を全うしていただきたい。
パンデミックとなり世界が必死でコロナウイルスと戦っているときに、オリンピック・パラリンピックなど開催するべきではなかった。これを中止することによって国民の気持ちもぐんと引き締まったであろう。
オリンピック・パラリンピックをやって良かったと表現した方々は、一生懸命頑張ったアスリート等の人達に対してご苦労様の意を表しただけで大部分の人達が開催しない方が良かったと思っているに違いない。
オリンピックで好印象に残ったのは、途中でほんの少しだけテレビにゲスト出演した浜口京子さんの「わっはっは」だけだった。
