2022/5/4 参拝
子返しの図(間引き絵馬)が見たくて参拝しました。
参道入口。
説明ば~ん♪
山門。
境内の案内が貼ってありました。
案内によると右は客殿で奥に見える地蔵堂が御本堂のようです。
客殿の彫刻。
鳳凰が三羽もいるなんて珍しいと思いました。
水引虹梁の彫刻。
何という彫り方かは知りませんが、この彫り方けっこう好きです😊
お目当ての絵馬が説明がありました。
そして客殿の扉に「絵馬を見たい方は右側の庫裏の玄関よりお入りください。」と貼り紙がしてありました。チャイムを押すと奥様が出て来てとても快く客殿内に上がらせて下さいました。有難いことです😊
こちらが見たかった子返しの図(間引き絵馬)です。
当初あまり保存状態が良くなかったようでちょっと残念!
赤子を殺すことを間引きと呼ぶことには抵抗を感じてしまう私です😅
子を殺める母親は障子には鬼の姿で映っています。
消えてしまっていて残念ですが、、、
赤子の魂を救おうと地蔵菩薩さまが現れているようです。
参考までに。こちらは秩父の菊水寺の子返しの図です。
渋川市の角谷戸薬師堂の天井絵。
扉の穴からでは鬼の顔が隠れてしまって撮れなかったので、
説明板にあった画像を撮影したものです😅
子を殺める母親の心は鬼であると表現されていますが、本当にそうだったのででしょうか?子返しの悪習を戒めるためのものだったらしいので、きっと恐ろしさ・醜さを強調しているのでしょうね。
ところで子返しといえば、二十四孝の郭巨を思い出します。
子を埋めるために穴を掘っていたら黄金の釜が出てきたため殺めずに済みましたが、
やはり二十四孝には相応しくないのではと改めて思いました。
客殿。
実は正面から撮るのを忘れました😅
こちらは御本堂(地蔵堂)。
御本堂内部。
境内の様子。とても雰囲気のいいところでした😊
上の写真を撮った場所の左側にあった十九夜塔。
説明によると日本最古のものらしいです。
子返しについてはいろいろと考えさせられますね😢
そんな厳しく悲しい時代に生まれなくて本当によかったと思います。
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