2021年10月13日水曜日

フィレオダブチの喜び


「マックなんて食べるんですか」とある人に言われた。もちろん私はビッグマックもフィレオフィッシュも大好きである。マックを食べそうな人、食べなさそうな人とは何を境にイメージされるのだろう。

 

もちろん、オジイチャン、オバアチャンは「食べなさそうな人」ではある。それを除外すればその基準は微妙である。

 

「月曜から夜更かし」で街頭インタビューを受けるような下町のオッサン達はマックを食べそうにない、その一方でマックのCMに起用されているキムタクだってマック愛好家には見えない。堺雅人は食べそうな印象がある。

 

勝手に決めつけてごめんなさい。。

 


 

マックを食べないタイプだと誤解された私はどちら側のイメージでそう思われたのだろう。キムタク側であって欲しいと切に願う。

 

ちなみに「キムタク持ち」という言葉もあるらしい。バーガーの持ち方を指す。私の場合、普段はパンの部分を半分以上捨てながら食べることが多いので、とっ散らかないように必死だ。あんなにスマートには持てない。キムタク恐るべしである。

 

子供の頃に夢中になったジャンクフードを大人になってから悪者扱いするのは一種の裏切りである。私は義理堅いから今もマックの根強いファンである。

 

どんなに食通ぶろうと、子供の頃はマックで満腹になることが至上の喜びだった男の子の成れの果てである。

 

中学生の頃、死ぬほどマックを食べたくなり、母親に頼んでドカ食いさせてもらったことがある。ビッグマック2つを含む合計9個を一人で黙々と食べた。幸せだった。

 

マックの日本上陸は私が小学生になるぐらいの頃だ。マックシェイクに感動し、フィレオフィッシュのタルタルソースに悶絶した。

 

その後、本場のハンバーガーがマックのそれとは大違いの“ヘビー級の凄いヤツ”だと知る日が来る。しかし、既にマック中毒になっていたから「それはそれ、これはこれ」でマックは別格扱いで崇拝して今に至る。

 

そんなマック愛をパワーアップさせるアレンジに挑戦してみた。ふとしたことで知った変態的組み合わせである。

 



フィレオフィッシュの下側のパンとダブルチーズバーガーの上側のパンを外して両者を合体させる“邪道マック”である。

 

「フィレオダブチ」いや「ダブチフィッシュ」とでも呼べばいいのだろうか。恐る恐る食べてみたら意外にウマい。

 

タルタル、魚、肉、チーズが渾然一体となって口の中がマック一色になる。ジャンク一色と表現した方が的確かも知れない。

 

厚みが良い。マックのバーガーはビッグマックは別にするといちいち小型だ。空腹の男子からみれば頼りないサイズだ。その点、邪道マックだと満足感に浸れる。

 

肝心の味のほうは、タルタルソースの味がやや負け気味だが、脳を必死に味に集中させれば一応タルタル味も感じる。肉と魚が混ざっていてもちっとも違和感はない。

 

いろんな種類のカップヌードルを半分ずつ混ぜて食べるマニアがいると聞いたことがあるが、マックでもそういう食べ方をするコアな?ファンが一部にいるらしい。

 

長く生きてきたのにマックの商品をそんな感じで異種格闘技的に組み合わせることに今まで気付かなかったのは痛恨の極みである。

 

斬新な発想が苦手な自分の凡人さをそんなことで思い知らされた感じである。今後はミックスマック精神であれこれ試してみようと思う。

 

 

 

 

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