2024年5月13日月曜日

野菜はコーラか?


テレビを見ていたら野菜だらけのマズそうな中華丼を食っていたオヤジが「野菜不足を感じたから今日はこれです」と得意げに語っていた。はて、野菜不足を感じるとは一体どういうことなのだろうか?

 

来年還暦を迎えるぐらい長く生きてきた私である。物心ついてからは野菜を天敵とみなして毛嫌いしてきた。いくつかの野菜は年齢とともに食べられるようになったが基本的に野菜は嫌いだ。実際に食べない。でも野菜不足を感じたことなどない。

 

トンカツに付属してくるキャベツや鍋に入っているネギなんかは一応食べることもあるが、ハンバーグやステーキに添えられた人参やインゲンなんかに手を出したことはない。

 

添え物野菜は手を付けなければ次のお客さんにも使えるだろうから綺麗なまま触れずに残している。気遣いバッチリである。かろうじて蕎麦に欠かせないネギみたいな薬味や生姜焼きに付属する玉ねぎや大根おろしなどは苦手ではない。むしろ好きだ。でもいわゆる緑黄色野菜と呼ばれる連中はすべて嫌いだ。

 

自慢気に書くことではないが、あと10年ぐらいこんな食生活のままでいられたら「野菜なんか気にしなくても大丈夫ですよ」という実体験を全世界に発信しようと考えている。

 

これまで半世紀以上も野菜無しで健康で過ごしてきた。大病もしていない。膵臓がんのリスクのせいで昨年は細かくチェックしてもらったが、あれも食生活は関係ないと専門医に言われた。

 

持病といえば時々、扁桃腺が暴れるぐらいであれも野菜うんぬんの症状ではない。高血圧、高コレステロールは野菜不足も原因かもしれないが、そんなものはクスリでコントロールしているから問題はない。野菜をちゃんと食べていたって中高年にもなれば血圧やコレステロールが高くなるのは珍しくない。

 

一応、青汁やサプリは結構真面目に接種している。10年以上そんなものに頼っているが、普通に元気でいられる原因がそれだとしたら苦手な野菜を吐きそうになりながら食べる必要はないという理屈になる。

 

ツラく苦しい思いをして苦手な食べ物にトライするのは相当な忍耐が必要だ。そんなことを繰り返していたらきっとストレスで癌になってしまうと真面目に感じる。

 



ネットで見つけた「野菜を食べないとどうなる?」というページでは野菜不足によって起こる8つの症状が羅列されていた。画像の通りだが、私にはほぼ当てはまらない。

 

便秘もしない、肌も荒れない、肩はこらない、貧血にもならない、イライラもしない。強いていえば生活習慣病になりやすい点が一応合致するぐらいである。このサイトを見たことで逆に何も心配はないみたいだと変に納得してしまった。

 

「コーラを飲みすぎると骨が溶ける」。まことしやかにそう言われて育った世代だが、周りを見渡しても骨が溶けたやつは皆無である。「野菜を食べないとウンヌン」という話もそれに近い迷信みたいな話じゃないかと思い始めている。

 

もちろん、青汁様やサプリ様あっての私の健康状態だとしたら、さすがに「野菜全否定」は出来ない。一応はサプリなどの助っ人を真面目に頼ることを前提にすることで成り立つ考え方かもしれない。

 





最近の自作ライナップである。相変わらず野菜は無い。冷やし中華は沖縄そばバージョンである。ふるさと納税で取り寄せた「東江そば」という人気店の逸品だ。

 

コシの強い太めの沖縄そばの麺がバツグンで付属の豚バラ肉も沖縄感を盛り上げてくれる。麺の完成度が高いから彩りのためだろうと決してキュウリなんか入れてはダメだと思った。

 

ドライカレーは市販の素を使って味を微調整しただけ。具材として追加したのは鶏肉とマッシュルーム、玉ねぎだ。玉ねぎもみじん切りになっている冷凍モノを使っているから簡単調理の極みだ。ウスターソースを隠し味として追加すると味が広がる。

 

パスタの具材はツナとエリンギとしめじだ。もちろん野菜は出番なし。これも「まぐろのガーリック醤油」というレトルトパスタソースにツナ缶ときのこ類を追加投入して仕上げに粉末のバジルなどで味を微調整しただけ。

 

家で作るのもこんなラインナップである。外食に行けばウナギか寿司屋、トンカツ屋あたりが中心だ。野菜とはまるで無縁である。大好きな洋食屋さんに出かけてもクリームコロッケやオムライスみたいなメニューを選ぶし、シチューを頼んでも人参や芋は残す。

 

大衆酒場に行っても焼きとんや焼鳥あたりが基本で冷奴やマカロニサラダ、もっといえば赤いウインナーを嬉々として食べる。野菜とは縁がないまま今の今まで来てしまった感じである。

 

結論。青汁やサプリってエラい、そして凄い。それしか言いようがない。




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