～ファンタジックな森のコテージハウスで、素の自分を取り戻す時間を～

50歳で東京から札幌へ移り住み、10数年・・・目指すは生涯現役セラピスト。

 

日々小さな幸せを見つけるアロマセラピストが綴るセンス・オブ・ワンダー。

 

木々に囲まれ、小鳥がさえずるアロマ・ヒーリングサロン　グリーンアーチです。

 

 

お早うございます。

 

引き続きご覧いただいて、ありがとうございます。

 

今日のブログは、母との面会と、40年ぶりの再会を綴りますね。

 

7月に介護施設に入居した母に会うのは、初めてでした。

 

昨年末、コロナ感染が少し収まった頃、今年から面会ができますというご連絡があり真っ先に申込みました。

 

でも、また感染が拡大しているので、いつ中止になるか分かりません。

 

北海道神宮で頂いた【健康御守り】と、小さなお菓子、ファーム富田さんのラベンダー色のハンカチ、それからサシェを作りました。

 

ローズやラベンダー、セージ、ホーリーバジルなどのハーブを合わせ、ラベンダー、トンカビーンズの精油も滴下して。

 

 

ラベンダーは北海道、トンカビーンズは桜、其々に思いを込めてブレンドしました。

 

差し入れには色々制約があるので、ささやかな贈り物です。

 

お花のアップリケは生地から切り抜き、一針一針に気持ちを込めて。

 

ハンカチやサシェは掌に包まれる大きさなので携帯できるし、母の手と私が繋がる気がするのです。

 

 

小さい私の手を引いている母の写真に、一番伝えたいメッセージを添えたカードを入れました。

 

面会のホールに現れた母は、昨年より元気そうで、一安心。

 

よくおしゃべりもして、感極まって涙目になりながらも笑い合う楽しい時間となりました。

 

規定の15分より、ゆっくりさせて頂けたのも有難かったです。

 

 

面会は良い形で終わり、次に向かったのは銀座です。

 

Kちゃんの職場近く・・・　銀座ウエストにしました。

 

地下鉄から銀座4丁目の地上に上がった時、タイムマシンが始動しました。

 

十数年前は、和光にも三越にも寄ったり、一度は行ってみたかった美食店巡りもしたけれど、今はそのきらびやかな世界とは無縁です。

 

自分の生活スタイルや趣向が変化したことを、むしろ喜ばしく思っています。

 

40代のフローリスト時代は、ハリーウインストンの活けこみを週に2回ほど部長と通っていたのも銀座の懐かしい思い出。

 

華やかなブランドのお店が立ち並ぶ通りを歩き、見たこともないような高級車に驚きながら、東京の、特に銀座に集約された経済の豊かさとエネルギーを感じました。

 

10，20代で映画を見に来たことも思い出し、まるで和光の時計が左回りに回転していくかのように時空は遡っていく。

 

 

泉麻人氏のエッセイで知ったお店です。

 

以前友人といったときに、「またここに来たいわね」と良い印象だったお店。

 

入口に並んだ白のシクラメンがお店の品の良さを象徴しています。

 

歴史があるけれど古びていない清潔感。

 

時代に媚びず、ウエスト流を貫いて多くの人に愛されているお店。

 

流れている音楽、壁にかかっている絵、真っ白なテーブルクロス、接客も静かで柔らかい。

 

各テーブルに生花が飾られているのも、空間を美しく彩り格調の高さを物語っています。

 

貴重なお店なので並んでいることも多いそうですが、夕方のせいか店内は6割くらいで埋まっていて、奥の席に座れて良かった。

 

 

レモングラス、レモンバーム、スペアミントのハーブティー。

 

刻々と待ち合わせ時間が迫っています。

 

ハーブティーで落ち着かせて。

 

いよいよタイムマシンは、現実に見える世界とは違う40年前の時空に到着したのです。

 

時間通りにKちゃんが登場。

 

あぁ、なんて嬉しく懐かしい再会でしょうか・・・。

 

もちろんお互い歳を重ねて、小学校、20代と同じではありませんが、やはり面影があります。

 

声の質や話し方、眼差し、ちょっとしたしぐさ、雰囲気というのはほとんど変わらないですね。

 

その人が持って生まれた資源や本質というのは、まさにその人なりの揺るがないアイディンティティなんだと思います。

 

 

長い間、冷凍庫で保存していた思い出が室温に戻して徐々に解凍していくように、ゆるやかにあれこれ思い出しながら笑い合う。

 

Kちゃんは色々なことをしっかり覚えていて、忘れていた記憶が蘇りました。

 

日曜学校へはKちゃんと一緒に行っていたこと。

 

小学生だったのに、案外遠くまで歩いて教会や教育センターの図書館などに行っていたこと。

 

自分のルーツを知る思いでした。

 

何よりこうしてお互い元気で再会できたことに、心から感謝したい。

 

40年という歳月を一気に飛び越えて、学生時代のようにお話しできたのが良かった。

 

Kちゃんにも母と同じサシェをプレゼント、この日の記念として。

 

 

 

小学校くらいまでが、素の自分とほぼ同じではないでしょうか。

 

お互いの家や両親も知っている、根っこの部分で同じ時を過ごしたKちゃんとこうして会えたことは、本当に幸せに思います。

 

人生山あり谷ありで、60年余り生きていると、本当に様々なことがありその度に感情が揺れ動かされましたが、今となってはそれがすべて魂を磨く経験だったと思うのです。

 

ここまで長い道のりを歩いてきた私たち、「これからも明るく、身体に気をつけて頑張りましょうね」と。

 

話したいことはまだまだ沢山あったと思うけれど、再会出来ただけで胸が一杯。

 

続きは、またお会いましょう。

 

 

お時間を作って下さって、本当に有難う。

 

 

 

皆さまも、今すぐには会えない人も、これから先会えるチャンスがくるでしょう。

 

どうぞ、その日を楽しみにしていてくださいね。

 

 

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森のコテージ　グリーンアーチ　

ハーブガーデン・アロマ・ヒーリングサロン

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