1本の電気引き込み柱(電気メーターポール)の物語 | ~緑の木陰で、幸せな時を~

~緑の木陰で、幸せな時を~

札幌・宮の森 アロマ・ヒーリングサロン Green Arch 

~ファンタジックな森のヒーリングハウスで、素の自分を取り戻す時間を~


北海道神宮の山にある愛と美と喜びの空間へ。

 

50歳で東京から札幌へ移り住み、目指すは生涯現役アロマセラピスト&ヒーラー。

 

自然からのセンス・オブ・ワンダーを大切に、日々の小さな喜びを綴っています。

 

【ハーブガーデン&アロマ・ヒーリングハウス グリーンアーチ】へようこそ。

 

 

いつもご覧いただいて、ありがとうございます。

 

突然ですが、上の写真と下の写真、どこが違うかすぐに気がつきますか?

 

小鳥さん、ハートとツリーのモビール、ニッセなどの他に。

 

 

ハイ、窓の中央に線が入りました。

 

それは先週の月曜日のこと。

 

 

クレーンでポールを立てたと思ったら、工事の人が、こちら側に来ては、真っ直ぐに立っているかどうかを確認し「大丈夫じゃないか」というように話しながら笑っていました。

 
あぁ、その間、私の心臓はドキドキ、ワナワナと高鳴り落ち着きなく、突然の出来事にショックを受け、心が潰れるようでした。
 
向かいの住宅工事の地中に、電線を通している作業は知っていましたが、その電気を引き込むのに境界線ぎりぎりの場所にポールを立てるとは予想していませんでした。
 
 

 

グリーンアーチのメインの窓。
 
この窓は、お客様が外を眺めた時に自然性が蘇る、安らぎを感じる大切な役目を果たしています。
 
 
四季折々の景色がまるで一枚の絵のように感じる窓です。
 
コテージの設計の時に、窓から電柱が見えない位置にして、大きさや上下2枚にすることなど細かくこだわった窓です。
 
その窓の真ん中に、にょっきりと一本の人工物が出現した驚き。
 
仮設トイレを同じ場所に置かれた時のストレス以上でした。
 
ポールは設置したら永遠ですから。
 
工事が始まったときに、仮設トイレが窓の正面に見える所に置かれたので、事情をお話しして移動をお願いしました。
 
理解して頂き移動して下さったのに、また同じところにポールを立てるという無神経さに心が折れました。
 
多分、トイレが見えることが嫌で他のものなら大丈夫と思ったのか、または、設計を考えている時はご自身のプランしかなく、向かいの窓からどう見えるかまでは考慮しないのでしょう。
 
一般の住宅でなら分かりますが、著名な建築家さんであれば、環境と建築、景観にも配慮すると思っていたので、余計私の気持ちは納得出来ないものでした。
 
 

 

どうしましょう・・・これからの行動、そのまま諦めるのか、いえ、何とかしたい。
 
その時、諦められるかどうかの行動は、取りあえず、窓に平行に置いてあったテーブルを移動しました。

 

 
視線にポールが入らないように色々位置を変えてみましたが、その都度、違和感を感じ絶望感が押し寄せました。

 

やはりこの窓に対して並行に置くのがベストなのですから。

 

そうしている間にも、メーターボックスを付けています。

 

しかも、メーターも正面に取りつけたので、とてもショックで傷つきました。

 

あぁ、あのポールが見えないように斜面に木を植えるか、メーターボックスが隠れるよう窓の外にに何か置くとか・・・

 

 

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春夏になれば、木々の緑で目立たなくなるのかも?、月日がたてば目が慣れてくるかも? 街の中ならこれ以上の例は沢山あるのだからなどど、自分を諦めと慰めと・・・。

 

工事の人が帰り、頭の中で色々なことがぐるぐる回って、私の分身A子、B子、C子たちがそれぞれ意見を言ったり打ち消したり、てんやわんや。

 

 

そうこうしている時に、責任者らしい人が来ました。

 

これはチャンス!その方に聞いてみよう。

 

中に入って頂き、グリーンアーチの窓からポールを見て頂きました。

 

すると「これは仮のメータ―柱なので、工事が終わったら取り外しますよ。でも確認しますね」と電話をかけてくれました。

 

一瞬、ほっとしたのですが、こんな立派なのが仮のものとは思えない・・・

 

確認したところ、仮の引き込みポールは、違う場所にあり、やはりこれは正式のポールだったのです。

 

位置をずらして頂けないでしょうかと、建築家の方にお言付けをお願いしたのでした。

 

 

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でも、人任せではなく、私の気持ちを直接お伝えしたほうがきっと分かって頂けると思ったのと、何か自分で行動しなくてはいられませんでした。

 

お電話して直接お会い出来ればよいのですが、きっとお忙しい方なので無理かなと、他にすぐに出来ることとして、メールでお願いしてみようと。

 

何も行動しなければ、窓からの景観の重要性も、私がこんなに傷ついたことも知らないままだと思います。

 

それを思うと居ても立ってもいられず、メールを打ち始めました。

 

 

どのように伝えたら良いか、メールというのは読む方の受け取り方、感受性でこちら側の想いとすれ違う場合や、趣旨と反対にとられることもあります。

 

一度しかお目にかかったことがないですし、自分の気持ちを正確に伝えるのは、本当に神経を使いました。

 

 

随分時間をかけて、何回も読み直しては訂正し、感情的にならないよう、お願いとしてこちらの事情とコテージハウスの想いなどを綴りました。

 

 

この熱量は、皆さまの心の別荘、グリーンアーチの管理人として景観を守るべき行動なのです。

 

 

 

1日経ち、3日経ち・・・なんのご返信もないまま・・・

 

 

届いていたら「受け取りました。少々お時間をください」とか、何らかの返信があると安心しますね。

 

 

このまま無視されるのかな・・・

 

 

 

 

6日目の今日、驚きの動きがありました。

 

 

 
グリーンアーチ名物 バースデー風船の準備中。
 
この時はまだポールがありました。

 

 

 

トリートメントが終了したら、なんと、なくなっていたのです!

 

メーターもポールも!

 

いや~、驚いたのなんの・・・ 胸が感謝で一杯になりました。

 

 

 

ほら、やっぱりないほうが良いですよね。

 

なくなったからこそ余計にこの眺めの有難さが身に沁みます。

 

建築家のN様、メールをご覧いただきすぐに検討して下さったのですね。

 

 

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本当に、本当に、有難く、嬉しく、感謝しかありません。

 

この喜びをなんと表現していいか分かりません。

 

感謝と喜びが交互に湧き出ました。

 

移動してほしいと思ったけれど、電気の配線なので現実的には難しいかもと思っていました。
 
只、何もせずに諦めるのは、ポールを見る度後悔しそうだし、自分なりにこちらの想いだけは全て伝えて、あとは相手側の方が決めることなので結果が希望通りでなくても諦めがつくと思いました。
 
でもさすがですね、景観のことを理解して頂きました。
 

 

 

長文ブログをご覧いただいて、ありがとうございました。

 

皆さまも、形は違えど、予期せぬことで、ショックなこと、落ち込むようなことが起きることもあると思います。

 

少しでも、気持ちを前向きに動く参考になれば嬉しくまとめました。

 

やはり行動すると道は拓けますね。

 

 

バースデー風船も喜んで頂いて、喜びは喜びを連れてきました♪~

 

 

 

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森のコテージ グリーンアーチ 

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