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下血のお話。 お灸と乾布摩擦 其の6

2021-10-16 22:14:55 | 東洋医学全般


一連の下血関連の記事の其の5で、治療の一環として、お灸と乾布摩擦と書きました。乾布摩擦については、其の5で書きましたので、本日はお灸についてお話したいと思います。

下血の治療でなぜ足三里のツボを選んだのでしょう。
実際、足三里はすべての人に対する健康増進のお灸として使われる、最もポピュラーなツボです。

昨日の記事でも、長寿、カゼの予防のお灸として書きました。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/abb994bd25acd38058dbef1b4aa5b978

私が下血の自己治療に使ったお灸はこれです。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/74bd711ed8c789d866332dfbe4a9a971

足三里というツボは、足の陽明胃経という経絡上にあります。この「陽明」を冠する経絡はこの足の陽明胃経と手の陽明大腸経の2種類があって、この2種類の経絡は密接な交流をしています。
この陽明胃経の足三里にお灸をすることによって、この経絡自身と、関連する大腸経が、下血の病変部位である、大腸、直腸、肛門を経由したり纏(まと)ったりしているということで、「足三里」に重点的にお灸をすると、これらの部位に特化した治療効果が期待できます。

じゃあなんで、大腸経と名がついている方の経絡を使わないの?という質問があるかもしれません。
それは、私の下血が、ストレスや疲労で上半身の心と肺にこもった熱が、各々の陰陽のペアである、小腸と大腸に降りて、病気を惹起していると診断したからです。
下半身にある、足三里のお灸で、その熱さの刺激で上半身から発汗させて熱を冷まし、うちにこもった熱を、下腿に位置している足三里で引き下げることによって、大腸を中心とする熱の往来を正常に戻そうと考えたわけです。

白頭翁(はくとうおうとう)と乾布摩擦と、足三里のお灸で、あれだけの量が出ていた下血を止めることができました。
これから10日間ぐらいは、この治療を続けるとともに、大量の下血での失血を補うケアを並行して行わなければいけません。身をもって知る、いい勉強になりました。恐怖と隣り合わせでしたね。。


普通に健康増進を考える場合は、一般の方は、このせんねん灸でじゅうぶんな効果が得られます。どうぞご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/af3003b113664917ac90820bf7e6cc8e



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