けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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でかした!息子がコロナに。。続きです。

2021-10-24 23:52:12 | 新型コロナウィルスじゃあ死にませんよ。


コロナに感染して、高熱とセキと喉の痛み、嗅覚喪失を起こしていた息子の治療のお話をさせていただきたいと思います。
これは、急性外感熱病で呼吸器感染症と診て、体内自身の力で熱を発散させる、呼吸器感染は気管支までで止まるように仕向けて、肺炎になることを回避することを眼目といたしました。

いわゆる流感、カゼの類のそれも、SARS、MARSそして新型コロナウィルスも同じコロナ型のウイルスのカテゴリーです。呼吸器感染症で、どれもこじらせてしまったばあいは肺炎となって死亡することもある疾患です。
しかし、その治療方法は、とても簡単で、どれも同じです。「肺炎を起こさせないこと」。これに尽きます。死にません。おたおたしないことです。

1.息子に脈診、腹診、舌診と問診を行って、どの経絡やツボや漢方薬を用いるかを確認。鍼灸治療も漢方薬治療もそのコンセプトは同じです。

2.寒気と頭痛と高熱と関節痛が起きていて、肩首が凝っていて、汗をそれほどかいていないということで、葛根湯を飲ませました。葛根湯は粒剤だったので、別に白湯にショウガの汁を数滴落として飲ませることによって、発汗を促しました。本来なら、寒気のごく初期から、その段階に応じて、麻黄湯、桂枝湯、葛根湯などを順番に使うのですが、すでに症状がいろいろ出てしまっていたので、葛根湯から使い始めました。
一般の方々は、脈診などのご経験がない場合がほとんどです。よって、いきなり葛根湯から始めてもまったく問題ありません。20分ほどすると、発汗をし始めて、寒気が取れたようです。頭痛と発熱と関節痛とセキは残っていました。2時間後に、もう一度葛根湯を服用させると、1時間後に発汗と寒気が止まり、少し気分がよろしいとのことでした。

3.ここで、両側の足三里と背中と首の付け根にある大椎(だいつい)というツボにお灸を10壮(10回)いたしました。直接灸はプロでないと難しいので、一般の方はせんねん灸でよろしいです。とても簡単です。30分後に関節痛がなくなり、急に眠気がして、爆睡し始めました。

6.翌朝はまだ発熱とセキと喉の痛みが残っていて、嗅覚と食欲はまだないとのこと。そこで、セキや喉の痛みによろしい小青竜湯を処方して、4時間おきに一日3回服用させました。お灸は足三里に10壮ずつです。

7.翌日三日目は発熱はとれたものの、嗅覚、食欲はなく、味覚も非常に弱くなっていました。
午前中は、小青竜湯を飲ませて、午後からは、小柴胡湯を飲ませました。
小柴胡湯は、呼吸器感染症の症状がよくなってきたものの、また熱っぽさやセキや喉の痛み等の熱がこもった状態を改善する漢方薬です

8.小柴胡湯を飲ませてからさらに2日たちますと、すべての症状が消失いたしました。嗅覚も味覚も戻ってまいりました。嗅覚や味覚がないのは、病後の熱が胃腸にこもっているからと判断して、黄連解毒湯を3回ほど飲ませました。黄連解毒湯は弱った体には強すぎる場合があるのですが、スポーツ大好きで24歳の元気な息子は熱気が強いので、敢えてこれを併用したことで、効果があったようです。黄連解毒湯の代りに麻子仁丸を使ってもよかったかもしれません。

9.やはり、発熱というのは体力を大幅に落としてしまう要素です。病後のケアということで、補中益気湯をしばらく(さらに4日間)飲ませることによって、本復いたしました。

葛根湯、小青竜湯、小柴胡湯、黄連解毒湯、補中益気湯をそれぞれの段階で使い分け、お灸は毎日行うことによって、全く問題なく完治いたしました。感染をしてしまう前から、玉屛風散をきちんと使っていたら、感染することすらなかったかもしれません。息子も大人ですので、放っておいたのがいけなかったかな。。
もちろん鍼治療も行って、気の流れをよくすることも功を奏しているのですが、一般の方々は、乾布摩擦をすれば十分に気の流れをよくして、いっそうの効果を得ることができます。

このように、普通に薬局で売っている漢方薬と、せんねん灸で治すことができるのが、新型コロナ感染症です。とにかく、感染して肺炎にならないようにすればよろしい。落ち着いて、安心して対応いたしましょう。そうすれば「獲得免疫」という最強最良の自然免疫力を構築することができるのです。バンバンザイです。
ワクチンは百害あって一利なし。

じゃあ、私や母(4か月前は94歳)などはどのようにして、息子と濃厚接触があっても何も起きなかったのでしょう。
詳しいことは後日お伝えいたします。


新型コロナウィルスでは死にません。
コロナは弱毒、バイオテロではなく、メディアテロです。
感染してもカゼとして自宅で治せます。
コロナは安全!ワクチンは危険!
どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。


漢方アメリカOnline 
http://www.kanpouamerica.com

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