「健康はいっさいの外部的な財宝にまさる

こと万々であるから、

健康な乞食は病める国王よりも幸福である」


(『幸福について』ショーペンハウエル、橋本文夫訳、新潮社)

 

以前から何度も書いている通り

幸福の最大のリスクは健康である
 

私は六十歳を過ぎてから

何度も大病を患ったので

このことは身に染みて分かる
 

まあ大抵の人は実感として共感してくれる

と思うので、わざわざ

ショーペンハウエル大先生に

お出ましいただかなくてもいいのだが
 

そんなこと当たり前じゃないか

と思う人もいるかもしれないが

それならば十分に自分の健康リスクを把握して

病気の予防に努めているか振り返ってほしい


意外にリスクを甘く見ていたり

自分の身の健康状態を見るのが怖いので

検診などから逃避していることはないだろうか。


「わかっちゃいるけどやめられない」

「わかっちゃいるけどできない」

それが人間だ。

 

誠に後悔先に立たずである。
 

幸い人間はどんな状況に至っても

たとえ病気になっても

自ら幸福を見いだす克己心やレジリエンス(回復力)を

持ってはいるけれど

予防に努め健康を害することがないような

事前の備えが出来ればそれに勝ることはない。

 

今日の海散歩 太陽がだいぶ北上し今日はダイヤモンド箱根 

花粉光環が見えますね ダイヤモンド富士も近い