香りづくりの面白さは
一筋縄ではいかないところでもあります
今回は「Dramatic Rose」での創香話を書こうと思います
イメージは、深紅のバラ
肉厚でベルベットのような感触の花びら
新年早々、イメージも決まり
楽しく創香開始!
ところが、一度組んだ香りが
なぜか不協和音なのです・・・
選んだ香料同士のうち
どうしてもマッチしないものがあったのでした
話がそれますが
香料は絵でいうところの絵の具と同じで
それぞれの印象を知っていなければなりません
そのために「ディスクリプト(香調表現)」を
していきます
例えば、ゼラニウム
色でいえば、濃いピンク
華やかで女性らしい
ミンティーでバラに似たフローラルな香り とか
(人によって感じ方も違いますので、上記の表現が
全てではありません)
こうやって覚えた香料たちの中から、イメージに合った
ものを選び、組み合わせていくのですが
当然ながら個性が強すぎる香りもあるわけで・・・
しかしながら個性派の香料たちも
組み合わせることによって、アクセントになったり
香り全体を引き締めてくれたりなど
不思議と良い働きをしてくれたりします
しかしながら、今回はそうもいきませんでした
先生曰く
「ピンクのフリフリドレスを着たマッチョな男性」
のイメージ(笑)
いい得て妙で大笑いしました!
ネーミング通り、ドラマティックです
そんな訳で早速、組み直しをしています
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