今日は傘の日 | ザスタジオ 熊谷直夫と仲間達(日本アドスペースStaff BLOG)

ザスタジオ 熊谷直夫と仲間達(日本アドスペースStaff BLOG)

あらゆる芸術、特に写真、デザインが大好きなクマこと熊谷と仲間達の作品、お仕事、日常生活の一コマまでもが気軽に日々更新されてます。

人気ブログランキング参加中です、クリックお願いします。


人気ブログランキングへ



傘を置いてきてしまった経験ある?


▼本日限定!ブログスタンプ


あなたもスタンプをGETしよう




今日は傘の日。

1989年(平成元年)に日本洋傘振興協議会(JUPA)が制定。

日付はこの日が暦の上で「梅雨入り」を意味する雑節の一つ「入梅」になることが多いことから。この季節の必需品である傘の販売促進と傘の使い方などモラルの向上が目的。

折角の傘の日なので、本日は芸術的な日本人の感性、蛇の目傘と名画の更新です。

日本画の美人画と言いますと、蛇の目傘が重要な小道具として描かれてます。

1昨年秋、国立近代美術館鏑木清方「築地明石町」展に行った。  

「築地明石町」左右に思い出の地の名を冠した明治美人姉妹作として
「浜町河岸」「新富町」が展示されていたのだが、

「新富町」の和傘の橙色が印象に的で、背景は明治の人なら誰でも知っていた新富座。
つぶし島田の髪型の女性は秋雨の中を急ぐ新富芸者だと、すぐに分かる構成になってます。

そして、新富座の絵看板は「仮名手本忠臣蔵」。





次は伊東深水、1911年に14歳で鏑木清方に師事し、夜間学校での勉強と並行して日本画
を学び、15歳で巽画会展入選という快挙を果たすなど、早くから絵画の才能を発揮します。

浮世絵の正統派、歌川派を継ぐ人気絵師として多くの美人画を残したことで知られ、
女優・朝丘雪路の父親でもあります。

新聞の挿絵画家としても活躍したほか、伊東深水の美人画は非常に人気が高く、
複製版画としても出回りました。


「吹雪」1947年

深水は「傘美人」と呼ばれる美人画シリーズを複数描いており、
「吹雪」はその代表的な作品です。




「春雪」色違いが切手になりました。




美人画の巨匠、上村松園が描いた女性たち。美しいきものや蛇の目傘を見るだけでもドキッ1

「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵」
「真・善・美の極致に達した本格的な美人画」

伊藤深水は本作を見て大きな影響を受け、上の作品。
上半身をクローズアップした「傘美人」を描いたと言われています。


上村松園の『雪』



画業を支えてくれた母・仲子への追慕作品


「青眉(せいび)」




降りしきる真っ白な雪の中を行く女性



「牡丹雪」



上村松園(うえむらしょうえん)。明治後期から昭和初期にかけて、次々と美人画の傑作を世に送り出し、女性で初めて文化勲章を受章しました。

松園が描くきもの姿の女性は高貴でしとやか。

その秘密は、美しい日本女性の風俗をきちんと描き残しておきたい、
という松園の強い意志にありました。

来年の記念日は日傘洋傘名画を探してみます。

文 熊谷

ビックリマーク初夏キャンペーン
1H ¥3600よりスタジオレンタル中!


こちらの方も要チェック!!宜しくです。
https://whitehus.pop.tc/st/index.html


今日は、おかげさまの2位からのスタート!!
ランキングの順位、毎日の励みになっています。 
ほんとうにありがとうございます。
良かったら、下のランキングをクリックお願いします。

人気ブログランキングへ