土曜日の午後3時半、建築士会研修部主催の酒田市消防署見学会が行われた。
エントランスにはお祝いの花が並んでいる。
3時半からなんて、通常では考えられない時間だが、本日落成式を終えたばかりだと言う。
白鳥が田んぼでお食事中。
白鳥が田んぼでお食事中。
ホールは吹き抜けで階段がゆったりしている。
以前の消防署の階段は暗かったが。
事務室。エントランスを覗く窓が効果的だ。
各自の制服や防護服を収納するロッカーは、回転式の特別の物らしい。
奥に車庫が見える。
ここで竣工式を行ったようだ。片付けに追われている。
酒田市内に散らばっている消防の機能を、ある程度纏めてここを拠点にするようだ。
水難用のボート。酒田港には海上保安庁もあるので、消防にはこれだけ。
鶴岡の方が多いそうだ。
ボートは海だけでなく、河川にも必要だ。
ボートは海だけでなく、河川にも必要だ。
ホールの階段から下を観る。
廊下:モノトーンに赤が生きる。
ここは西側を向いた廊下。ギャラリーにもなっていた。
飾ってるのは酒田大火と酒田大地震。
吹き抜けから鳥海山が綺麗だ。
カーテンウォールの柱は、斎場にも使われた鉄の中身の入った柱。角パイプだとサイズが大きくなりすぎて使い物にならない。
2階の事務室
1階にも2階にも、個別の3畳ほどの仮眠室が並んでいた。
以前のように2段ベッドで、2階から1階の車庫へポールを伝って降りる形式ではない。
広さは畳3畳と、踏み込みにロッカー有り。
男子仮眠室と女子仮眠室があった。
浴室。
洗面脱衣室。ここから左側にシャワー室と右側に浴室が有った。
司令室。完璧に引っ越し作業が終わった訳ではないが、24時間緊急態勢なので休むことはない。
冷暖房や温水などの機械室。
こちらは別部屋にある自家発電の機械。ヤンマーらしい。
a重油で、3日間発電出来る。
全ての照明やコンセントに供給はせず、赤い色のコンセントだけ自家発電から電気が流れる。
ギャラリーの酒田大火の写真。
明治の酒田地震のパネルは、西日が強くて撮せなかった。
酒田地震のパネルには、浄福寺の本堂が崩れた写真があった。それを撮る事が出来なかった。
絵に描かれた物は、光丘文庫の見学会の時に、資料室で見せて貰っていたので、知っていた。酒田大震浄福寺倒壊の図・光丘文庫
絵に描かれた物は、光丘文庫の見学会の時に、資料室で見せて貰っていたので、知っていた。酒田大震浄福寺倒壊の図・光丘文庫
訓練棟
こちらも訓練棟
鳥海山の雲が切れた。
太陽は沈んでいる。
酒田市の消防署は、消防や緊急の目的に特化した施設だった。
山形市の消防署防災センターに見られるような、小学生や一般に開放された体験スペースは無く、今までの消防署よりは開かれた感じもしたが、予算があればなと思った。
暗闇が押し寄せる。
灯りが漏れる。
こいつ達はまだ寝蔵に帰らない。