新しい生活様式について……
厚生労働省から発表された「新しい生活様式」
新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえた
感染予防のための注意喚起なんだけれど、まぁ、コロナが完全に
終息するまでは厳守すべき事として私も同意している。
だけどさ、この期間で今現在の対策としてのデジタル会議とか
テレビ通話とかが急速に普及している現在、もしかしたら終息後も
継続または拡大するのではないかと思っている。
仕事ならばデジタル化して効率化を計ることはメリットがあると思うし
業種によってはこれを機会に推進すべき事なのかもしれない。
でもね、やっぱり直接会って目をみて話すのと画面越しでは違うと
思う。
人と人が関わるとき、言葉だけではなく無意識にボディーランゲージも
みて相手を判断している部分大きいと思うんだよね。
これがビジネスならまだ割り切れるかもしれないけれど、直接会わず
コミュニケーションをとることがあたり前の世の中って寂しくない?
ネットや携帯が普及してきた時点ですでにその傾向はあったけど、
それでもやっぱり直接会って顔をみて話す。そういう欲求があるのは
当たり前のことだと思う。
卵で生まれて基本的に生涯ずっとひとりで過ごす生物ではなく、
我々はいつもぬくもりを近くに感じて育ってきた。
例え幼い頃、親に愛されなかったと思っている人であっても、どこかで
人と関わること、触れ合うことで安心感を得ているし、そういった直接的な
コミュニケーションの中でしか得られない成長も多分にあると思う。
(プチヒキコの私が言うのもなんだけど……。( 苦笑) )
何故こんな事を書いたかというと、実は東京にあるぐんまちゃんの家で
毎日お客様と触れ合ってきたマスコットキャラクターの<ぐんまちゃん>
が新型コロナウィルス終息後もいままでのように直接お客様と触れ合う
ことが難しいと公式Twitterで発表していたから……。
ウィルスの危険が蔓延している期間はもちろん三密を避けるべき。
だけど、落ち着いた後もお客様と触れ合うことをやめてしまうの?
<ぐんまちゃん>が広告塔としてお客様と直接触れ合ってきたからこその
信頼や信用もあるのではないかな?と思った。
これは特例なのかもしれないけれど、今後このような傾向が企業に
広がり、そして個人にも影響して本当に我々の生活スタイルの根本が
変わってきてしまうのではないかと不安に感じてならない。
便利で効率的な世の中になる事に反対する理由はない。
でも、人間関係まで効率化することのメリットとデメリットを考えるべき。
必要な情報を素早くキャッチできればそれでいい。自分にとって必要と
思える人以外のことは無関心。そんな人の皮を被った人間もどきが
世の中を動かす近未来の世界を想像してしまいゾッとした。
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こんな風な話を相方さんにすると「えるの。はいつも考えが偏りすぎ
なんだよ。」と言われるんだけど、これが100%妄想で済めばいいん
だけどね。
でも、少なくとも世の中のデジタル化が進んでいるのは事実だし、
現実をみて現状を踏まえて想像できる範囲の未来予想の範疇は
超えてないと思う。