今回の一時帰省には

夫(英国人)と犬(大型)を

同伴しなかった私ですが、

彼らは彼らで年末年始を

夫の実家に帰省して

楽しい時間を過ごした模様です。

 

しかしわが夫曰く

我らの愛犬アーシーはその間

「名犬になり過ぎていました」。

 

屋内でも屋外でも

夫のそばを常に離れず

海岸線などを歩く時も

いつものように

そこらを走り回ったりせず

夫の足元から半径

5メートルくらいを

定位置にしていたそうで

「新しい環境だから

少し怯えていたんでしょうか」

 

「でも前回君の実家に

遊びに行った時は

犬はそれなりに

傍若無人だったろう」

 

「じゃあやっぱり君の姿が

見えなかったせいですかね」

 

あらまたそんな

嬉しいこと

言ってくれちゃって。

 

で、先日その一人と一匹は

スコットランドの自宅に

戻ったそうなのですが

「家に帰ったと気づくなり

アーシーは大きな声で

吠えだして、近所の犬に

自分の帰還を

知らせていました」

 

「我々は本当に

都会住まいじゃなくて

よかったなあ」

 

「で、アーシーは家中を

駆けまわって何かを探す様子で、

あれはもしかして君の姿を

探していたのかも

しれないですね」

 

「そうだな、君らが

旅行している間、私がそこで

留守番をしているものと

思っていたのかもしれないしな」

 

ところで我らがアーシーは

仔犬の頃から我々の寝室には

立ち入り禁止となっています。

 

寝室のドアを大きく開いていても

アーシーは絶対に中に入らない。

 

しかし夫とアーシーの

帰宅当日、夜になってふと

夫はアーシーの姿が

周囲にないことに気づいたそうで、

色々と家の中を見て回り、

そして最終的に

寝室のベッドの横、

いつも私が寝ている側の床

アーシーが伏せているのを

発見したそうでございます。

 

 

「悪いことなんですけど・・・

やっちゃ駄目な

ことなんですけど・・・

僕はアーシーを

𠮟れませんでした・・・」

 

・・・君、気持ちはわかるが

犬を過剰に

甘やかすのはやめてくれよ、

後々苦労するのは我々だぞ・・・!

 

でもたぶんそんな犬の

姿を目にしたら

私も叱責の声は

出せない気がする・・・!

 

そんなわけで夫と犬は

今日もスコットランドで

元気だそうです。

 

 

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