わが夫(英国人)の

実家はイングランドにありまして

故にわが背の君は

この年末年始の帰省の際

スコットランドとイングランドの

国境(くにざかい)を超えて

移動したのでございますが、

やはり今回もイングランドと

スコットランドでは

イングランドのほうが

コロナ対策に関しては

少々お気楽な

感じであったらしいです。

 

・・・オミクロンはイングランドでも

猛威を振るって

いるというかいたというか

日本の今(1月中旬)と

12月中旬から

1月初旬にかけてのの

イングランドを比べたら

イングランドのほうが

圧倒的に(中略

・・・それはさておき。

 

さて夫がイングランドから

スコットランドの自宅に戻る日、

つまり1月初旬、

夫はまずイングランド側の

パブ兼カフェで一度休憩を取り

その時に店員さんと

他のお客さんからじろじろと

眺められているのに

気づいたそうです。

 

その時夫が思ったのは

「・・・え?これは自分が

マスクを着けているせい・・・?」

 

イングランドでは

飲食店でのマスク着用は

義務ではないんでございます。

 

このお店の店員さんと

お客さんはその時

皆ノーマスクだったそうで・・・

 

スコットランドでは

飲食店での

マスク着用はルール)

 

軽い居心地の悪さを感じた夫は

そそくさと眠気覚ましの

炭酸飲料をグラス一杯飲んで

車に戻り一路スコットランドへ。

 

 

 

 

で、スコットランド側で

スーパーに入り

入口の『マスク着用・

手指消毒をお願いします』の

文字に従ってから

カゴを手に取り野菜売り場に行くと

陳列を直していた店員さん

(もちろんマスク姿)が

「・・・お客様、大丈夫ですか

(Are you OK)?」

 

僕が普段ここのスーパーに

来ない新顔だから

お店の勝手がわかるか

心配してくれているのかな?と

夫はマスクの下で微笑んで

「ええ、大丈夫ですよ」

 

しかしその後も夫は

店員さんの視線を感じたらしく、

何だろう、何が変なんだろう、

僕の車がイングランド方面から

来たのを見て警戒して

いるのだろうか、などと

悩みつつ夫は支払いを済ませ

(レジの店員さんも夫のことを

まじまじと見詰めていたらしい)

お店を出てそこから

一気に自宅を目指し、

家に帰って手を洗って

ふと洗面台の前の鏡を見たら。

 

実家で暴飲暴食が過ぎたのか

夫はこの年末年始

額にふきでものが出来てしまい

どうやら運転中にそれを

無意識に搔いてしまったらしく

「額が切れて血が流れて

結構な量が眉間と鼻に

付着しておりました」

 

「・・・どうして車を降りる前に

バックミラーか何かで

自分の顔を確認しないんだ」

 

 

 

 

「バックミラーは車の後方を

確認するためのもので

自分の顔をあそこに写す習慣は

僕にはそもそもないんです」

 

「・・・」

 

「僕はそろそろ君が必要ですよ」

 

いや本当・・・

 

パブの人もスーパーの人も

それは困ったと思いますよ、

マスクをしていなかったり

咳をしている人には

昨今は時勢柄堂々と

「お引き取りください」って

言えますけど

顔面から流血している人に

それはなかなか・・・

 

しかしそれは衛生的には

ある意味咳より始末に悪い・・・

 

 

 

 

英国の皆さんすみません。

 

私の責任じゃないと思うんですが

この場を借りて謝罪します。

 

 

ちなみに本日のトリビア:

『バックミラー』は和製英語

 

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