さて現在我が家で

一時預かり中の仔犬

(盲導犬候補生、

月齢6か月ちゃん)は

割とこう・・・

 

とりとめがなく

時に落ち着きもなく

反応が薄いすなわち

人の言うことを

あまり聞かない子で・・・

 

でもまあ我が家での

滞在日数が伸びるにつれて

そこはどんどん

『賢い仔犬』っぽくなって

きてはいるんですけど。

 

 

ただそんな仔犬ですが

歩行訓練に関しては

もう初日から

文句の付け所がなく。

 

リードを嫌がらない。

 

歩く時はリードを

引っ張らない。

 

リードに興奮して

その場で

連続跳躍とかしない。

 

その勢いでリードを持つ

こちらの手を

齧ったりしない。

 

突然立ち止まって

梃子でも動かなく

なったりしない。

 

本当にリードを

引っ張らない。

 

こちらの肩が抜ける勢いで

リードに全体重をかけて

わき道にそれようとしない。

 

歩行訓練の後

リードを持ってい

た私の左手に

痛みが出たりしない。

 

つまりリードを

引っ張らない。

 

ねえ、待って、もしかして

我が家の大犬アーシー

(元盲導犬候補生)って

本当に相当に『難しい仔犬』

だったのと違います?

 

いやだって・・・

 

正直、本当に辛かったもの、

アーシーとの歩行訓練って、

時々・・・かなり・・・結構・・・

 

当時はそういうことを

口にしちゃいけないと

思っていたのではありますが!

 

でも仔犬時代あれだけの

問題行動を重ねたアーシーが

今は散歩中本当に

『いい態度』しか

示さない犬になっていて、

まあ時々引っ張り癖を

冗談で出してくる

ことはあるんですけど・・・

 

(でもよく考えたら

アーシーは相当幼い頃も

リードを持つ相手が

私じゃなくて

どこかのお子様だったりすると

絶対にそんなことは

しなかったんですよね、

あやつは私のことを

何だと思っていたんだ)

 

そう考えるとこの犬は

無事成犬に育ちあがった暁には

どこまで見事な歩行技術を

身に着けてしまうのでしょうか。

 

6か月ちゃん・・・!

末恐ろしい子・・・!

なのであります。

 

 

幼い頃のアーシーの

あの引っ張り癖は

なんのかんので

育成者である私に

問題があったのではないかと

長いこと反省していたのですが

今回仔犬を2匹

一時預かりしたことで

「これは持って生まれた

個性の一つだな」と

やっと納得できました

 

当時から盲導犬協会の

指導員の方には

そう言われていたんですけど

ほら・・・あの人たちも

プロだから、直接的に

パピーレイザー

(旧称:パピーウォーカー)を

非難したりはしないから・・・

 

でも6か月ちゃんと

外を歩くのは

お世辞抜きで楽で

ある意味純粋に

『歩いていて、楽しい』

 

そういう点ではこの子は

盲導犬としての資質を

これ以上なく備えて

いるのかもしれないですよね

 

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