先日の大嵐の爪痕は
まだ至る所に残っておりまして
私が愛犬アーシー(黄色大犬)と
いつも散歩に行く『森』でも
多くの木々がいまだに
倒れっぱなしになっています。
車道や建物の入り口を
ふさぐような形に倒れた木は
嵐の翌日にさっさと
チェーンソーで刻まれ
隅に寄せられているのですが
森の奥の散歩道、
みたいなところは
後回しになっています。
まあここら一帯だけでも
倒木数は何百本という
規模かとは思うので、
優先順位を考えたら
それは仕方ないかと。
そんなわけで私も
普段の散策路が
木でふさがれていると
その横の(普段なら絶対に
足を踏み入れない)崖や
(冷静に考えたら間違いなく
その下をくぐってはいけない
倒木5本が組体操をして
できあがった)トンネルなどを
迂回路として使用しています。
どう考えても正気の
沙汰ではない気もするんですが
でもこういう冒険を
犬は喜ぶんですよ。
犬飼いは愚かなものです・・・
そうやって
主語を大きくして
逃げるんじゃない、と
お思いでしょ?
森を行くとですね、
こんな危ない真似を
しているのは
私だけじゃなくてですね、
奥様、アナタそれ絶対に
お医者に叱られますよね?
みたいな人が崖を
ズルズル滑り降りていたり
杖を突いてヨタヨタしていて
そんなに腰を屈めて
大丈夫ですか?みたいな
ご老人が木の下に
潜り込んだりしているんです、
げに恐るべしは犬の魅力。
ともあれ今日はそんな散歩に
わが夫(英国人)も
つきあってくれまして。
引っくり返った木の根っこが
あちこちに放置されていて、
根元が埋まっていた部分が
穴になっている、怖いですね、
そんな様子を見てわが背の君は
「今ここに死体を埋めて
木を元通りに植え直したら
たぶん完全犯罪になりますよね」
・・・怖いですね!
「君は何を言っているんだ」
「だってこれ、あらためて
穴を掘る必要もないし、
ここに死体を置いて
よいしょって木を戻せば・・・」
「だから何を言っているんだ、
君、誰か埋めたい人でもいるのか」
「あいにくそれが今は
そういう人がいなくて・・・
君は誰かいませんか?」
「本当に何を言っているんだ!」
倒木のある道での散歩は怖い、
という話でございました。
私は正直倒木より
腹痛のほうが怖いんですが
あ、お腹痛いの
なんとかなりました
ちょっとずつ運動量を
あげていく作戦です
森の奥の散歩が怖いアナタも
体調不良が恐ろしいあなたも
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